2011年(平成23年)11月28日は、ソーシャルゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』のサービスが開始した日。
『アイドルマスター シンデレラガールズ』は、バンダイナムコエンターテインメントとサイゲームスが開発・運営するアイドル育成シミュレーションゲーム。『アイドルマスター』(『アイマス』)シリーズの中で、最多となる190人以上の個性豊かなアイドルが登場することが特徴のひとつ。彼女たちの魅力によって、数多くのプロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)を獲得することに成功した。
そんな本作は、2015年にアニメ放送がスタート。芸能事務所346(ミシロ)プロダクションと、同プロダクションが“女の子の輝く夢を叶えるためのプロジェクト”として立ち上げた“シンデレラ プロジェクト”のアイドルたちによる活動を描いた物語に心惹かれたプロデューサーたちも多いはず。
筆者が『シンデレラガールズ』を知ったのは、このアニメ放送がきっかけ。当時高校生だった筆者は、同じ年代の女の子たちが自分の夢を叶えるために奮闘する姿を見て強く感銘を受けたのを覚えている。ゲームやアニメなどのサブカルチャーコンテンツに対してあまりいい印象を持っていない家族にバレないよう、夜中にこっそりと息を殺しながら毎週視聴していたのは、いまとなってはいい思い出だ。
余談だが、アニメに登場するプロデューサーの声がとても渋くイイ声だったので、どんな声優さんが演じているのだろうと調べてみると、当時は高校生だった同世代の武内駿輔さんが演じられているのを知ってとても驚いた記憶がある。配信イベントなどでご本人の姿を見て、「同じ高校生なのに、こんなにしっかりしている人がいるんだ……」と関心したのは言うまでもない。
アニメが放送された同年9月には、スマートフォン用アプリ『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(『デレステ』)もリリース。3Dで表現されたアイドルたちが、画面の中で歌って踊る姿をリズムゲームといっしょに楽しめるということで、これまでアイドルたちを応援してきたプロデューサーたちにとっては感慨深いタイトルになったことだろう。そんな本作も今年で6周年を迎え、7年目に突入している。
『シンデレラガールズ』は、ほかの『アイマス』シリーズと同じくリアルイベントも勢力的に行われている。2014年に舞浜アンフィシアターからスタートした単独ライブは回を重ねるごとに規模も増していき、2018年には初の単独ドームツアーを成功させている。
個人的に思い出深いのは2019年11月9日、10日の2日間、愛知県・ナゴヤドームにて開催された“7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing!”。筆者は取材で現地を訪れていたのだが、DJ KOOさんがサプライズ出演したときの爆発するように盛り上がる会場の光景はいまも脳裏に焼き付いている。
『シンデレラガールズ』は2021年に10周年を迎え、ますます勢いを増しており、現在は10周年を記念したライブツアーを開催し、プロデューサーたちを楽しませている。
なお、2021年10月14日に発売されたプレイステーション4、PC(Steam)用ソフト『アイドルマスター スターリットシーズン』では、安部菜々、神崎蘭子、城ヶ崎美嘉、双葉杏、諸星きらりの5人(※)が、ほかの『アイマス』シリーズ(ブランド)のアイドルたちとともに活躍している。彼女らの勇姿をまだ見ていないプロデューサーは、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。
※11月22日には、高垣楓がDLC追加アイドルとして登場することが発表された。