リマスターで美麗に蘇る『FFVIII』

 プレイステーション版の発売(1999年2月11日)から20年の時を経て、2019年9月3日(PC版は9月4日)、ついに配信が開始された『ファイナルファンタジーVIII リマスタード』。対応機種は、Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)、プレイステーション4、Xbox One、PC(Steam)、それぞれダウンロード専売。本稿では、その『ファイナルファンタジーVIII リマスタード』発売を記念して、プレイレビューをお届け。
※プレイと掲載している写真はプレイステーション4版のものです。

 『ファイナルファンタジーVIII』が発売されてから20年。その当時、自分はまだ新米編集者で、『FF』シリーズなどは中堅以上の編集者を中心に記事を作っていました。当時の記事を見てみると……まだ写植時代。

 原稿や画面写真はプリントしたものを印刷所に入稿します。手間もかかるし、時間もかかるし、修正も容易ではないし、場合によってはレイアウトに写真が入っていない状態で、テキストの校正だけで校了することも(写真はレイアウトに合番を振って、あとは印刷所にお任せ。テキストと写真が入ったものは見本誌で初めて見ることに)。いま考えると恐ろしい……。

当時の週刊ファミ通の攻略記事。レイアウトに時代を感じる……。

 そんな20年前に発売された『FFVIII』は、世界的に大ヒットした『FFVII』の後、リアルな等身になってより映画的に、主題歌『Eyes On Me』も音楽チャートを賑わすなど、ゲームファン以外からも大いに注目された作品でした。もちろん、自分も発売日に購入してクリアー。ジャンクションシステムの斬新さに驚き、青春の香りがするファンタジーの物語に酔いしれつつ、壮大な物語のエンディングに感動のため息をついたのでした。

 その後、ハードも移り変わり、雑誌はDTPになり……『FFVIII』に触れることもなかったのですが、今年、リマスター版が満を持して発売! というわけで今回、『FFVIII リマスタード』をプレイする機会を得ましたので、前置きが長くなりましたが、そのプレイレビューをお届けします。

学園モノっぽい恋愛模様も。

 まず、注目すべきはキレイになったグラフィック。一部キャラクターのCGが一新され、スコールやサイファーなど男性キャラクターはよりイケメンに、リノアやセルフィーなど女性キャラクターはよりカワイらしく。スコールやリノアなど一部のキャラクターは『ディシディア ファイナルファンタジー』など、スクウェア・エニックスの他作品にも登場しているので、見慣れている感はあるのですが、個人的にはキスティスのクールビューティっぷりはたまりません。

召喚獣も美しく!

 『FFVIII リマスタード』には、3倍速やバトル強化、エンカウントなしのブースト設定が搭載されているんですが、これが超絶便利。『FFVIII』は魔法を装備のようにジャンクションし、ステータス強化が図れるのですが、魔法は敵からドローするのが、おもな入手手段となります。ジャンクションする魔法は数が多いほどステータス強化の効果が高くなるため(各魔法100個がMAX)、魔法は最大値までドローして、後のバトルを有利にしたい、というのが人情というもの。ですが、1回のドローでは数個しか入手できないため、何回もドローすることになります。

 そこで、3倍速を使うとテンポよくドローができるため、時間も手間もかなり半減。ちなみに、カットシーンも3倍速になるので(ムービーシーンと一部シーンは通常再生)、ゲーム全体をテンポアップすることができます。HPやATBがつねに最大になり、特殊技もつねに出し放題になるバトル強化機能やエンカウントなし機能(イベントバトル以外)もあり、これらのブースト機能を使うと、ゲーム自体をサクサク進められます。ボリュームがある作品なだけにプレイ時間を気にしている人にもオススメ。

こちらは1920×1080のフル画面。ブースト機能をオンにした際は、画面左下にアイコンが。
何の魔法をドローできるのかドキドキの瞬間。
カットシーンも3倍速可能。でも音楽は通常速度なので、違和感なし!

 『FFVIII』には、魔法やG.F.収集、キスティスの青魔法ラーニング、さらにはトリプルトライアドというカードゲームでカード収集要素、隠しボスなども用意されており、必ずしも本編クリアーに必要ではない要素もたっぷり。よりキレイにより手軽になった『FFVIII リマスタード』で、隅々まで遊び尽くしてみてはいかがでしょうか。

『ファイナルファンタジー』シリーズ、リマスター版記事リンク集