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トレイアークのシニアPや声優陣も駆けつけた! 『CoD BOII』発売直前パーティの模様をリポート
公開日時:2012-11-19 00:00:00
スクウェア・エニックスは、2012年11月19日、プレイステーション3、Xbox 360、およびPC用ソフトとして2012年11月22日発売予定の『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の発売直前パーティを都内品川のインターシティホールにて開催した。
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まず、発売直前パーティの最初に登壇したのは、小林大介プロデューサー。先週の11月13日に海外でひと足早く発売された本作が、かなり盛り上がっていることを紹介し、「今回は、ゲームの要素が非常に多くて制作が間に合うのかと心配でした。無事発売できることになり、国内の予約も好調で期待をヒシヒシと感じています」と挨拶した。
続いて、来日したトレイアーク シニアプロデューサー パット・ドゥワイアー氏が登壇。
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スクウェア・エニックス プロデューサー小林大介氏 |
トレイアーク シニアプロデューサー パット・ドゥワイアー氏 |
パット氏は「開発者視点から、本作のポイントをお話させていただきます」と前置きしたうえで、まずはキャンペーンモードについて紹介。本作は2025年と1980年代というふたつの時代が舞台となるが、2025年での注目は、「本作の2025年の舞台では、現実でも起こり得る、未来で開発できそうな(リアルな)技術を投入しています」と述べ、そのひとつの例として“MMスキャナー”を紹介。これは、スキャンすると遮蔽物の向こうを見ることができる見える技術で、本作では照準に実装されている。MMスキャナーを実装した照準を覗くと、遮蔽物に隠れている敵が発見できるのだ。遮蔽物を透かして見る技術は、空港などの不審物発見などの装置にすでに現実でも採用されている。
また、パット氏は、映画『ダークナイト』や『ダークナイト ライジング』などの共同脚本に名を連ねるデヴィッド・S・ゴイヤー氏が参加しているストーリーにも注目してほしいとアピール。デヴィッド氏が脚本に参加したことにより、「メネンデスという人間性を持った悪役を登場させることができました。ただの悪者ではなく、最後にメネンデスにシンパシーを感じられる深い物語になっていると思います」(パット)。
もうひとつ物語で注目してほしい点としてパット氏が挙げたのは、プレイヤーの行動でその後の展開が変化するという点。「殺すか、逃がすかなど、プレイヤーの行動によって、その後のストーリーが変化していきます」(パット)。さらにキャンペーンには、“ストライクフォース”という従来のキャンペーンとはまったく違うストラテジー風なステージがあり、この“ストライクフォース”自体は、すべてをクリアーするかどうかはプレイヤーの選択しだいだが、クリアーするとこでストーリーが変化するという。本作のキャンペーンには、一度クリアーしただけでは、その全貌が見えない、くり返し遊べる内容となっているのだ。
■キャンペーンモード†
そんなキャンペーンモードのデモプレイが行われる前に、ゲストとして、デイビッド・メイソン役の藤真秀さん、ラウル・メネンデス役の白熊寛嗣さん、アンダーソン役の竹達彩奈さんら吹き替え版の声優陣3人がステージに招き入れられた。
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デイビッド・メイソン役 藤真秀さん |
ラウル・メネンデス(ゾンビモードではストュリンガー役)白熊寛嗣さん |
アンダーソン役 竹達彩奈さん |
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本作の吹き替え収録時には、映像がなかったということで「英語版のセリフを聞き、状況を想像しながら演じました」(藤)と述べると、井上和則宣伝プロデューサー(右写真)も「海外版とほぼ同時進行だったので、セリフが変わることもあり、収録し直すことも数回ありました」と制作秘話を述べ、収録時には苦労もあったようだが、『コール オブ デューティ』シリーズという大作に関われたことに、声優陣それぞれが喜びとやり甲斐を感じて収録していたことが言葉の端々から感じられた。今回の悪役メネンデスを演じた白熊寛嗣さんは、「比較的、黒幕や悪役を演じさせていただく機会は多いのですが、今回も気持ちよくやらせていただきました」と手応えを感じている様子。主人公のメイソンを無線でサポートするキャラクター、アンダーソンを演じた竹達彩奈さんは「ふだん言えないような「クソだ!」といった汚い言葉セリフもたくさんあって……楽しめました(笑)」と、新しい自分の一面を発見したとのこと。
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▲キャンペーンのステージのひとつ、2025年のロサンゼルスのステージが紹介。ここでは、メネンデスの企てによって、ドローン兵器の制御が効かなくなり、ロサンゼルスが大混乱に陥っているというシチュエーションのステージ。崩壊寸前のハイウェイを敵兵士とドローン兵器の攻撃をかいくぐりながら進むことになる。 |
■ゾンビモード†
続いて、ゾンビモード。再び登壇したパット氏はゾンビモードについて、「今回は前作よりさらにボリュームを増しています」と述べ、前作同様の1~4人のCo-opプレイが可能な“サバイバル”のほか、新たに4人1チームの2チームで争い、共通のゾンビと戦う。相手チームを邪魔することもできる“グリーフ”と、オープンワールドの世界を探索し、なぜこの世界にいて何をすべきかといったストーリーがある“トランジット”が新たに加わったことを紹介。
ここでは、“トランジット”に登場するキャラクターたちを演じたラスマン役の高橋研二さん、ミスティ役の植田佳奈さん、マールトン役 の岡林史泰さん、そしてストュリンガー役を演じた白熊寛嗣さんが再び登場。
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ラスマン役 高橋研二さん |
クロエ・リンチ、ミスティ役 植田佳奈さん |
ファリド、マールトン役 岡林史泰さん |
本モードの収録では、英語版にアドリブが多く、“カオス”状態だったというが、日本語でどうおもしろく演じられるかがポイントだっという。白熊さんは「メネンデスで押さえ付けられていた感情を開放できて、チョー気持ちよかったです。“ほじくられる”というセリフもあって、これを流行らせたい(笑)」、「ゲップの吹き替え(音真似)とかもあるんですよ(笑)」(植田)などなど、さまざまなエピソードが次から次へと披露され、収録時はかなり盛り上がったことが感じられた。
そして、声優4人による“トランジット”のデモプレイが行われた。フィールドには、いろいろなアイテムが落ちており、それらを使ってゾンビをおびき寄せる装置を作ったり、シールドを生成したりと、つぎつぎにアイテムを作って戦いを有利にできる要素がおもしろそう! バスに乗って移動する際も、ゾンビが高速で走ってくるなど、息も吐かせぬ展開に見ているこちらもハラハラさせられる。実際にプレイしたら、かなり盛り上がれそうモードだ。
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■マルチプレイモード†
最後にデモプレイが披露されたのはマルチプレイ。パット氏は、今回のマルチプレイモードについて「ものすごく多くの改良を加えました。まずひとつは、“Pick 10”という、ポイントの使用=スロットの作成となるクラス作成システム。全20スロットが用意されており、この中から10スロットを選んで自分好みのクラス作成ができるのだ。
・以下は本作で採用されるPick10システム。下記全20スロットから10スロットを選択可能。自分のプレイスタイルに合わせて、個性的なクラス作成が可能になる。
用意されるスロット数
●プライマリ武器×1
●プライマリ武器アタッチメント×3
●セカンダリ武器×1
●セカンダリ武器アタッチメント×2
●パーク1×2
●パーク2×2
●パーク3×2
●リーサルグレネード×2
●タクティカルグレネード×2
●ワイルドカード×3(※ワイルドカードとは、本作から新たに追加されたスロットで、最大3つまで装備可能。この新システムは、“プライマリ武器をふたつ装備可能”や、“パーク1をふたつ装備可能”など、おもに装備スロット数を増やす効果を持っている。個性的なクラス作成は、このワイルドカードをどう使うかが鍵となる)
続いて、本作ではマルチプレイ初心者用に“コンバットトレーニング”というもモードも用意。みんなでマルチプレイを練習しながら、経験値も入手できる。マルチプレイのルールでは、“ハードポイント”という、制圧する場所が時間で移動するルールも紹介。デモプレイでは、この“ハードポイント”というルールが採用された。対戦メンバーは、当日会場に招待されたスクウェア・エニックス メンバーズ対ゲスト声優陣(パット氏も仲間入り)。スクウェア・エニックス メンバーズの面々は、対戦に名乗りを挙げただけあって強者揃い。結果は圧倒的大差でスクウェア・エニックス メンバーズ側が勝利した。
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キャンペーン、ゾンビモード、マルチプレイ、それぞれデモプレイが行われ『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の概要がひと通り紹介されたが、パット氏は時間が許せばまだまだ紹介したい内容がたくさんある、と残念そうな表情。だが、日本での発売は今週11月22日。その全貌はぜひ、プレイヤーの皆さんの目で確かめていただきたい! 最後にパット氏は日本語で「ファンの皆さん、開発スタッフは心を込めて本作を作ってきました。ぜひエンジョイしてほしいと思います!」を述べ、発売直前パーティを締めくくった。
■キャンペーン情報も公開†
・“ニコニコゲームマスター”×『コール オブ デューティ ブラックオプスII』
動画サービス“niconico”にて、新しいユーザー参加型のゲームイベント“ニコニコゲームマスター”の第二回が、2012年11月22日(木)~2013年2月16日(土)の期間に開催されることが決定。その第二回は、『コール オブ デューティ ブラックオプスII』とコラボレーション。シリーズ作品の実況番組や、『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の発売を記念した特別番組、ユーザー参加によるゲーム大会など、さまざまな企画が実施される。
[関連記事]“ニコニコゲームマスター”第二回開催決定 『コール オブ デューティ ブラックオプスII』との各種コラボ企画を実施
・【Amazon.co.jp限定】Turtle Beach EARFORCE TANGO Call Of Duty BLACK OPS II スペシャルエディション ゲーミングヘッドセット
商品概要(Amazonより)
・CALL OF DUTYR: BLACK OPS II専用にカスタマイズされたオーディオプリセット
・CALL OF DUTYR: BLACK OPS IIオリジナルキャストによる音声ガイド
・アンプ内蔵 DOLBYRサラウンド サウンド
・2.4/5GHzの2つの帯域を併用し、安定したワイヤレス通信
・BLUETOOTH対応機器を同時に2台まで接続可能
・XBOXとPS3の両方に対応したワイヤレスチャット
・可変可能なサラウンドアングル
・充電式バッテリー搭載
・チャット中の声質を変化させる『ボイス モーフィング』
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・賞金総額100万円 全国大学対抗戦開催決定
これまで6大学での対抗戦は行われていたが、『コール オブ デューティ ブラックオプスII』では全国の大学を対象とするという規模を広げた対抗戦がついに実現。詳細は公式サイトで順次公開される。
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・早期購入キャンペーン
字幕版早期購入キャンペーンとしてソニーのヘッドマウントディスプレイや上記Amazon.co.jp限定のゲーミングヘッドセットが当たるキャンペーンが実施される。
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▲プレイステーション Vita版『コール オブ デューティ ブラックオプス ディクラシファイド』のプレイアブルに会場に設置。 |
▲プレイステーション3、Xbox 360版の試遊台が設置。 |
▲お土産として来場者には『コール オブ デューティ ブラックオプスII』字幕版の製品版が配られた。メーカー公認“フラゲ”だ! |
※『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の公式サイトはこちら
(C)2012 Activision Publishing, Inc. Activision and Call of Duty are registered trademarks and Black Ops is a trademark of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.
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