毎年新作をお披露目し、今年のE3 2014でも特別な輝きを放っている世界的大ヒットシリーズの最新作『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』。E3 2014のアクティビジョンブースも多くの人でごった返しており大盛況だった。

今回は、アクティビジョンブースで『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』の開発側のクリエイティブ・ディレクターAaron Halon氏に短時間ではあるが話を訊くことができたので、そのインタビューをお届けしよう。

▲E3 2014に参加したメディアからさまざまな賞が！　今作もかなり期待できそうですな。

――『コール オブ デューティ』シリーズは『モダン・ウォーフェア』、『ブラックオプス』、そして『ゴースト』と3つの柱があります。とくに昨年発売された『ゴースト』も本作同様に舞台は近未来でした。本作の特徴、とくに直近の『ゴースト』とどんな差別化をしているのかお聞かせいただけますか？

Aaron：次の作品を制作するにあたって、どんな舞台にするか、どんな要素を入れるかというリサーチした結果、近い未来設定だと、いままでの『コール オブ デューティ』シリーズの要素や新しいフィーチャーも入れられるので、近未来というのはゲームをおもしろくするためには魅力的な設定なんです。

――ストーリーはどんな内容に？　敵はどんな存在になるのでしょうか？

Aaron：今回は、民間軍事会社（PMC）が悪者になります。いかにエモーショナルな物語にするかというはがんばっているところです。また、ひとりのキャラクターの視点から物語を語るという点も本作の焦点となっています。

――『ゴースト』もひとりの視点から描かれていませんでしたっけ？

Aaron：『ゴースト』は宇宙飛行士の視点で操作するパートもありましたが、今回は終始ひとりのキャラクターの視点だけで描かれます。

――最新PVでは、バトル中に登場人物がパワードスーツのようなものに身を包み、高くジャンプしたり左右に素早く移動したり、超人的な動きを見せます。敵味方、そうした者どうしのバトルが本作の特徴のひとつだと感じたのですが。

Aaron：フィールド中での移動はストレートなアクションやジャンプ、左右にスライドしたり、そうした新しい移動のフィーチャーも本作の魅力だと思います。

――本作で、「これは見てほしい」という武器や乗り物などがあれば教えてください。

Aaron：特徴的な未来的な装備は、パワードスーツのような能力をブーストできる外骨格のような装備です。それに加え、ホバーバイク、ホバータンクのようなさまざまな乗り物も登場します。武器では実弾ではなくエネルギー弾のようなものも登場します。

――今回、ゲームエンジンの大部分を新しくしたとのことだが、それで実現できたことは？

Aaron：『コール オブ デューティ』シリーズは3つの開発会社で持ち回りで作っているので、Sledgehammerとしては、本作を新世代機にフォーカスして開発を進めることができました。エンジンも新世代向けに改良し、具体的にはグラフィック、ライティング、新しいゲームプレイ、すごく複雑な音の鳴りかたも実現することができました

――最後に短い質問です。ケビン・スペイシーを起用した経緯は？

Aaron：じつは、今回の悪役のキャラクターはケビン・スペイシーをイメージして作っていたんですけど、幸運なのことに本人にご登場いただけることになりました。本作の悪役はいろいろな特徴があるのですが、名優のケビンにはピッタリの役柄だと思います。

※『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』公式サイト
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