シェロカルテ役・加藤英美里さんが『GBVS』を体験!

 2020年2月6日にプレイステーション4で発売された、サイゲームスの対戦アクションRPG『グランブルーファンタジー ヴァーサス』(以下、『GBVS』)。『グランブルーファンタジー』(以下、『グラブル』)でおなじみのキャラクターが多数登場し、新たな物語、新たな戦いをくり広げていく。充実した育成要素も盛り込まれたアクションRPGをプレイできる“RPGモード”のほか、1対1の対戦アクションが展開する“VSモード”、“シングルモード”、オンラインで対人戦が楽しめる“オンライン”などが特徴だ。

Amazon『グランブルーファンタジー ヴァーサス』販売ページ 『グランブルーファンタジー ヴァーサス』ファミ通.com特設サイト

 今回は、ファミ通チャンネル(ニコニコ生放送)&ファミ通TUBE(YouTube)で配信中の生放送番組“英美里・美佑といっしょにグラブル!”でもおなじみ、生粋の『グラブル』プレイヤーにしてゲーム好きで知られる声優の加藤英美里さん、高木美佑さんが『GBVS』に挑戦! 加藤さんにはRPGモード、高木さんにはVSモードをプレイしてもらい、その感想を語っていただいた。

 『グラブル』ガチ勢ではあるものの、対戦格闘ゲームはまったくの初心者であるふたり。果たして、どんな感想が飛び出すのか? まずはRPGモードをプレイした加藤英美里さんのインタビューをお届けする。

 なお、週刊ファミ通2020年2月20日号(2020年2月6日発売)では、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』を24ページにわたって大特集! 同特集内には、撮り下ろし写真満載の加藤英美里さんインタビューに加え、加藤英美里さんサイン入りチェキのプレゼント企画もあるので、そちらもぜひチェックしてほしい。

加藤英美里(かとう えみり)

11月26日生まれ。東京都出身。ゲーム好きで知られ、『グラブル』のやり込み度も相当なモノ。出演者らからは“先生”、“師匠”、“神”と呼ばれるほど。同作ではシェロカルテやハールート・マールートなどを演じる。文中は加藤。

初心者にも安心のコマンド入力システムと新作ストーリーに注目!

――RPGモードはどうでしたか?

加藤『グラブル』のメインクエストとはまた違ったストーリーが展開されていることが新鮮でした。「これは『グラブル』ではどの時系列の話なんだろう?」と、ファンならではの興味も湧いてきましたね。

――『GBVS』ならではの要素がきちんと盛り込まれているんですよね。

加藤味方どうしで戦うという、『グラブル』にはなかった展開のクエストがおもしろかったです。ゲームとしても、私はふだん格闘ゲームはあまりやらないので苦手だったのですが、チュートリアルがしっかりしていて戦いかたを丁寧に教えてくれるし、初めのうちは敵も弱いので、何度か戦っているうちにアビリティを出すタイミングも覚えられました。

 私はついガチャプレイをしてしまうので、最初はボタン連打をしすぎて技の連携が出せなかったりしていたのですが、自然と慣れることができたと思います。

――まずはRPGモードで練習して、みたいな遊びかたになりそうですね。

加藤そうですね。いきなりVSモードだとハードルが高そうなので、『グラブル』を知っている人も知らない人も、まずはストーリーを楽しみつつバトルでの戦いかたを覚えていくのがいいんじゃないかと思います。

 あとは、テクニカル入力を使わなければ、基本的に全員が同じコマンドでアビリティを発動できるので、キャラクターごとにひとつひとつコマンドを覚えていく必要がないのもいいところだと思います。

――ボス戦はいかがでしたか?

加藤プロトバハムート戦がとくに印象に残っています……って、言っていいんですかね?(笑)。『グラブル』を遊んだことがある人にはおなじみのボスがたくさん出てきます。だから「この技はアレじゃない?」と想像できたりするんですよね。

 たとえば、コロッサス戦だったら「これはつぎに次元断が来る!!」とか。『グラブル』とは違う対処方法を模索するのは楽しかったです。

――今回はオンラインにはつながずに、オフラインでふたりプレイなども行いましたが、オンラインでは救援などの要素もあります。

加藤ひとりで遊ぶのも楽しいですが、『グラブル』で同じ騎空団の人とオンラインで協力プレイをしたらもっと楽しいんじゃないかと思います。「次元断来るよ!」とか、「ジャンプして避けて!」みたいにPCやスマホのボイスチャットでワイワイやりながらプレイするのもありですよね。

 それとは別に個人的にテンションが上がってしまったのは、リザルト画面で見知った武器がドロップしてくれたときです(笑)。やっぱり武器がドロップする瞬間は楽しい!

――『グラブル』ヘビーユーザーならではの感想ですね(笑)。

加藤ドロップにもランダム性があると聞いたので、やり込んで自分のほしいものを揃える甲斐もありますし、武器編成も『GBVS』ならではの“理想の編成”が出てくると思うので、それを探すという楽しさもあると思うんです。

『グラブル』ガチ勢・声優の加藤英美里さんが『グラブルVS』RPGモードをプレイ!_01

――武器編成に関しては、格闘ゲームをあまりやらない人向けの救済措置的な意味合いも含まれているようです。

加藤攻刃と守護のバランスだとか、武器編成が全部埋まったときにどのくらいの影響を受けるのかはまだわかりませんが、被ダメが多い人は守護をたくさん盛ってみたり、タイムアタック的なものを調整したい人は攻刃を盛ってみたりとか。……ちなみに、このスキルブーストっていう効果は初めて見るんですが。

――それは“メイン武器特性”っていう原作の召喚石の加護みたいなものですね。メイン武器として装備したときに通常の攻刃に加護がつくとか、方陣攻刃に加護がつくといったものです。

加藤なるほど。そうなるとメイン武器のスキルも大事になってきますね。『グラブル』のディレクターである福原(哲也)さんの“ディレクターレター”に書かれていたのですが、『グラブル』には“武器を育てるゲーム”という一面があるんです。『GBVS』にもそういったコンセプトが継承されているのではないでしょうか。

 ゲームが発売されたら、皆さんが新たな理想編成を生み出していく過程を眺めつつ、攻略を進めていきたいなと思います。

――やはりそのあたりは、『グラブル』ユーザーにはすごく刺さる要素なのですね。一方で、格闘ゲームとしての部分では『GBVS』への印象はどうでしょうか?

加藤コマンド入力が簡単になっているので、技の出しかたさえ覚えてしまえばふつうに戦えますし、キャラクターの特徴がアクションにも反映されているので、それを覚えて攻略法を考えていくとか、考える余地がたくさんあると思いました。

 使うキャラクターも、ひとりに特化して練習していくのか、相手との相性を考えてどのキャラクターでも勝てるようにみんな練習するのか、悩みどころですよね。

――これまでの格闘ゲームにはいなかったような個性のキャラクターもいますしね。

加藤そうなんですねー。私は、フェリの引き寄せ技(※アビリティ“こっちに来い”)や、シャルロッテのフェイントのようなアビリティ(※アビリティ“ノーブル・ストラテジー”からの派生)などは、何度もやられてしまいましたね……。

――ほかにも、たとえばバザラガなどは“痛覚がない”という設定があるので、攻撃を受けてもひるまない……という設定があったり、キャラクターの個性がしっかり出ていますよね。

加藤バサラガは使っていて楽しかったです。俊敏な動きをするキャラクターも快適だと思うんですが、私の場合格闘ゲームに慣れていないので、バザラガみたいにどっしりして動きがゆっくりなキャラクターだと操作しやすいというか、つぎの動作を考える間がほかのキャラクターより持てるのかなという印象でした。

 じつはまだバザラガでRPGモードのボス戦をやっていないんです。だから製品版では、コロッサスみたいな重量級のボスを相手に重い動きのキャラクターどうし、どう戦うのかを楽しみにしています。ボス戦になると、大きな技を放ってくる瞬間を先読みしないといけないのでまた新しい駆け引きが生まれてきそうですね。

――最後に、『GBVS』を期待している人にメッセージをお願いします。

加藤『グラブル』でおなじみのキャラクターが、思った通りに動いてくれるのは魅力のひとつだと思います。『グラブル』は武器を育てるなど、時間を掛ける必要があるゲームだったので、後発だとなかなか手を出しづらかったかもしれませんが、そんな人でも『GBVS』はすぐに楽しめるものになっています。

 これをきっかけに、『グラブル』も好きになってもらって、アニメなどさまざまな『グラブル』作品に触れてもらえたらうれしいです。皆さんのプレイ動画なども見せてもらいたいですね!

『グラブル』ガチ勢・声優の加藤英美里さんが『グラブルVS』RPGモードをプレイ!_02

 短時間のプレイながら、すぐに対戦格闘の遊びかたに慣れていった加藤さん。随所に『グラブル』らしい要素も発見され、ガチ勢としてのハートも揺さぶられていたようだ。『GBVS』発売後の加藤さんの動向にも要注目!?

『グランブルーファンタジー ヴァーサス』をプレイ! 英美里・美佑といっしょに『グラブル』! 第85回【ファミ通】

グランブルーファンタジー ヴァーサス

機種:PS4
メーカー:サイゲームス
発売日:2020年2月6日発売予定
価格:6980円[税抜](7678円[税込])、ダウンロード版は6980円[税抜](7678円[税込])、プレミアムエディションは11860円[税抜](13046円[税込])、キャラクターパスセット(ダウンロード版)は9860円[税抜](10846円[税込])、デジタルデラックス(ダウンロード版)は11860円[税抜](13046円[税込])
企画・制作:サイゲームス、開発:アークシステムワークス