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優勝者直撃取材珍道中

更新日時:2017-10-11 15:33:45

町内会グランプリ取材記事バナー

投稿界のツール・ド・フランス、あるいはミス温室トマト(ボリビア地区予選)的一大イベントとして、年に1度開催されている町内会グランプリ。今年も優勝者を直撃、あるいは両差しするべく、あの男が立ち上がった。そして座った。どういう原理かはわからないが、座った姿勢のまま4コマGP優勝者きときとくんが住む富山県へと向かった。

※あの男とは、町内会イメージキャラクターにして“反アザラシの赤ちゃんにヘッドロックをかける会”の会員番号ひと桁を持つ男、ナッツのことです。


町内会グランプリ2013の結果はコチラ!

4コマGP編 マンガの神が住む街でえぐられた最年長GP覇者のトラウマ

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富山県高岡市。そこは4コママンガGP2013を制したきときとくん、そして巨匠藤子・F・不二雄先生を育んだ街。駅前では、さっそくドラえもん像がナッツを出迎えてくれた。大山のぶ代的エナジーが全身に漲ったナッツは、いまなら『アルカノイド』の3面もクリアーできるという確信を持った。そして勢いに任せ、ハクいスケをナンパした。平成一のスピード結納の予感が、日本全土を包んだ。

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きときとくんとの待ち合わせ場所に到着すると、『グリーン・ホーネット』のカトーに扮した男が運転するクルマが、駅前のロータリーをぐるぐる回っていた。ナッツは直感的に「こいつと関わってはいけない」と思い、白目をむくなどして20分ほどやりすごした。しかし、そのカトーこそきときとくんだったのだ。彼はドンキでコスチュームを買い込み、あわよくばナッツをサプライズ死させようという計画を企てていた。幸いナッツは一命を取りとめた。

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4コマGP優勝を祈願して、『まんが道』で有名なふたつ山でお祈りをしたというきときとくん。それならばと、ナッツはマンガの神様へのあいさつがてら、ふたつ山でガバスを授与することを決意。しかし、いざ到着してみると、そこはただの相撲場。『まんが道』未読のナッツには、そのありがたみがわからなかったため、絵力のある高岡大仏の前で10000ガバスを授与した。

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富山名物、ブラックラーメンをすすりながらインタビューを開始すると、きときとくんは懐からおもむろに名刺を取り出した。なんでも今回の取材に備えて、はがき職人としての名刺を作成したそうだ。現時点でこの名刺を持っているのは、世界できときとくんとナッツだけ。希少価値が高いので、今度エラーコインとかを高く買ってくれる店に持っていこうと、ナッツはほくそ笑んだ。

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きときとくんは過去に採用されたネタの一部をタブレットに保存し、管理していた。それらを見せてもらっていると、突然出てきたタンバリンを持つ小学生の写真。それは幼き日のきときとくんが、運動会の応援練習を盛り上げようと思って体育の授業にタンバリンを持ち込み、担任の先生に張り倒される寸前の写真だという。なぜ、そんな写真がタブレットに入っていたのか? そもそも、誰が撮った写真なのか? 詳しいことは何も覚えていないそうだが、この事件が心の傷となって、以後きときとくんが笑顔を失ったことだけは確かだという。

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こちらは新聞の4コママンガコンテストで佳作を取ったことがきっかけで、ミニコミ誌に連載していた作品。この作品のタイトルが現在のペンネームとなっている。過去と現在、投稿とマンガ、タンバリンと『星降る街角』。点と点が線でつながり、すべての謎は解けた。

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最後は国宝にも指定されている瑞龍寺で記念撮影。44歳とは思えない跳躍を見せたきときとくんの顔には、うっすらと笑みが浮かんでいた。4コマGP優勝の栄誉や10000ガバスとともに、失われた笑顔をも取り戻したきときとくん。彼のブラックラーメンのスープのような明るい未来に思いを馳せつつ、ナッツは富山を後にした。

報告書GP編 南の島の熱中できない男が落花生御殿の頂に立った!

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富山での取材を終えたナッツは報告書GP優勝者、椅子が壊れた君に会うため、沖縄へと飛んだ。余分な衣服をそぎ落として軽量化し、パイナップルの持つ推進力を最大限に活かすことによって予定時間よりも早く着いたので、ビーチに遺書をしたためるなどして贅沢な時間を過ごした。

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沖縄ではおなじみのファーストフードチェーン、A&W。その由緒正しき1号店で取材は行われた。沖縄の人は陽気であるというナッツの勝手な思い込みに反し、椅子が壊れた君は決して口数の多くない職人気質の男であった。「沖縄の人とはノリが合わないというか……自分には明るすぎますね」、「昔から熱中している自分を客観的に見ると、ちょっと引いてしまうんです」という彼の言葉を聞いて、ナッツの内なるシーサーが目を覚ます。彼に笑顔を取り戻さなければならない。

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そこでナッツは彼を落花生御殿に招待することにした。落花生の先物取引で得た収入を元手に建設が開始されたものの、岩城滉一宇宙旅行延期の煽りを受けて放置されることとなった落花生御殿。本来ならば沖縄のランドマーク的な、あるいはサンドベージュ的な存在になるはずだったオーパーツだ。

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落花生御殿内部は、思っていた以上に荒廃していた。平成のトキワ荘的感覚で夜な夜なアーティストが忍び込んで描いたと思われる壁画の数々は、ナッツ一行を不安にさせた。しかし、この恐怖に打ち勝って天守閣的な部分にたどり着いたとき、きっと椅子が壊れた君に笑顔が戻るはず。ナッツはハブを蹴散らしながら頂上へと歩を進めた。

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落花生御殿の天守閣で10000ガバスを授与。北半球を一望できるロケーションは、落花生業界の栄枯盛衰を象徴している。ここまでの道のりが険しかったためか、椅子が壊れた君に笑顔が戻ることはなかったが、彼が高校生のときにハンドボール部のマネージャーを務め、半年でギックリ腰になって辞めた話などを聞きだすことには成功した。もはやふたりはマブだちだ。ナッツは落花生御殿リフォームを彼に一任して別れを告げた。

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往路と同様にパイナップルの推進力を利用しての帰京を計画していたナッツ。しかし、持参したパイナップルはすでにエンプティー状態。しかたなく現地調達を試みることにした。非常にパインに近い果実を発見したナッツは、その内部を舌先で舐ることによって推進力の有無を確認しようとした。しかし、それが悲劇の始まりだった。

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落花生御殿の天守閣に向かう道中で、たいそうハブに噛まれていたナッツ。ナッツは体内で片栗粉を合成し、血清と同じ成分を分泌する技を身につけていたので、それ自体は致命傷とはならなかった。しかし、謎のパイン似果実のクエン酸的な何かと片栗粉成分が化学反応を起こし、テレビ版『寅さん』と似たような結末を迎えてしまったのだ。だが、ナッツのことだ。必ずや彼はパインとシーサーの思し召しで復活し、また投稿者の元を訪れることだろう。いつかはアナタの住む町に行くかもしれません。

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