何でも『World of Tanks』風の写真にするフレーム

公開日時:2017-10-13 17:55:00

 ちょっとした工作を“World of Tanks 模型部”というイベント会場に持っていったというお話です。
 

07a_IMGP3293
07b_IMGP3294

みんなで模型を作るイベント“World of Tanks 模型部”の様子。黙々と作ってもいいし、周りの人と雑談してもいい。

 前回の記事ではミリタリー好き声優・中村桜さんに模型作りに関して話を訊いた。『World of Tanks』(以下、WoT)のダウンロード待ち時間は戦車模型作りに充てればいい、と。

※関連記事
戦車の模型作りと仏像を彫る行為は似ている

01a_TAK_8640

 
 模型作りの弱点として、中村桜さんは「作った戦車を『WoT』内ですぐに使えないことがある」と言っていた。人気のある戦車はたいてい高Tier帯なのだ。

 手元には好きな戦車があるのに画面の中にはない。逆のパターンは美少女ゲーム界隈でよく聞く。

 この切なさを力技で回避したい。そのための装置の試作したので、8月19日に開催されたオフラインイベント“World of Tanks 模型部”に持っていった。

08_IMG_9422

WoT』はグラフィックがリアルだなー。

 何でも『WoT』風の写真になるフレームである。透明なアクリル板に『WoT』戦闘画面のインターフェースを切り抜いて貼った。自分が模型で作った戦車がすぐにゲーム内に登場する(気分を味わえる)。言わば『WoT』フォトプロップスだ。

 今回はPC版のスクリーンショットをベースに作った。たまたま手元に使いやすそうな素材があったので。

09

アクリル板にプリントする方法もあるが料金が高い。手作業で貼れば数百円で作成可能。

10_shot_009

実際のゲーム画面は中央に照準が表示されているのだが、めちゃくちゃ細かい作業が必要になる。潔く諦めた。

 改善したい点としては、

・中央部に照準をつけたい
・正面から撮ると自分が写り込むのを何とかしたい
・液晶ディスプレイみたいな外枠をつけるといいかも

 こんな感じだろうか。フォトプロップスをうたうからにはインスタ映えを目指してブラッシュアップしたいが、地味にたいへんなので躊躇している。戦車模型とこのフレームで実写版『WoT』を撮影したら楽しそうだとは思うのだけど。

11_IMGP3311

スマホで撮ると広い範囲にピントが合うのでそれっぽく見える。

12_IMG_9421

正面から撮ろうとすると自分が写り込む。

13a_IMG_9430

新実装の戦車、ミス・ユースケ。戦車以外でも『WoT』内に入り込めるぞ。

★★★PS4版のほうがよかった★★★

 ここまで書いてしばらく放っておいたのだけど、公開前にPS4版のスクリーンショットでも作ってみた。こっちのほうが収まりがいい。とくに照準の形がシンプルで切り抜きやすいのがいい。

13b

消耗品もがんばってカッターで切り抜いた。このときはうまくピントが合わなかったので、写真の撮りかたは再考の余地あり。

★★★CEOも高く評価★★★

 ところで、模型部イベントは雰囲気がよかった。僕みたいなのがふらっと遊びに行っても「何か派手な人いるな」くらいの感じで受け入れてくれる。歓迎はしないにしても、排斥もしない。ぬるま湯みたいな関係は気楽で居心地がいい。

 僕とスタッフさんが雑談をしていると、たまに参加者の人も会話に加わってくる。参加者へのリップサービスと称して、大々的に明かすのは問題だけどぎりぎり聞かせてもいい話をする。スリリングである。

14_IMGP3300

マンガ家・村正みかど先生による作品も展示。

 途中から中村桜さんがそっと入ってきて作業を始めたのもおもしろかった。みんな自分の作業に夢中で気にしていなかったようだが、その人ガルパンにも出てる声優さんだぞ。

 なお、中村桜さんはあまりにもプライベート感まるだしだったので写真は撮っていない。

15_IMGP3650
16_IMGP3653

翌日のWorld of Warships 模型部にも遊びに行った。

17_IMGP3652

戦車以上に精密なので設置型のルーペを持ち込んで作業する人も。

 なお、東京ゲームショウ2017で行ったインタビューで、Wargaming CEOのビクター・キスリー氏は、日本ならではのコミュニティーイベントを高く評価していた。大きな花火を打ち上げるだけがイベントではない。日本では日本に合ったやりかたをすればいい。

※関連記事
WargamingのCEO・ビクター・キスリー氏が語るエンタメ重視の企業姿勢。eスポーツプレイヤーへの激励も!

 CEOのお墨付きを得たということで、もっと挑戦的な企画にも手を出していいと思う。僕を驚かせてほしい。

この記事の関連URL

この記事の個別URL

ファミ通グループでおもにPCのオンラインゲームを担当。企画記事を作るのが好き。
『まいにちがβテスト』は、ミス・ユースケがPCオンラインゲームで遊んだり考えたりしたことをテーマにしたブログです。タイトルには「つねにβテスト時のわくわく感を抱きながらゲームを遊び、実験的な企画もやっていきたい」という意味を込めていると、後付け設定的に考えました。

『PCオンラインゲームのブログ まいにちがβテスト』ブログ