『ファイナルファンタジーXIV』4つ目の拡張パッケージ『暁月のフィナーレ』(2021年11月23日発売予定)の発売前に、スクウェア・エニックスにて日本のメディア向けに“『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』メディアツアー”が開催。ファミ通.comでは全ジョブのアクションの詳細を複数記事にわたって解説していく。
本記事では“ヒーラー”編として、メディアツアーで判明した白魔道士、占星術師、学者、賢者のアクションをリポート。
本記事を読む際の注意点や、バトル全般の変更点については、下記記事の冒頭にまとめているので、本記事の前にこちらをチェックしてほしい。
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※今回試遊したバージョンは最終調整前のものであり、リリース時には大きく変更される可能性があります。
ヒーラーは『暁月のフィナーレ』から、ピュアヒーラー(白魔道士、占星術師)とバリアヒーラー(学者、賢者)のふたつに分類されるようになる。レイドファインダーで高難易度コンテンツに挑む場合は、ヒーラー2枠の1枠をピュアヒーラーから、もう1枠をバリアヒーラーからメンバーを募ることになる(コンテンツファインダーでは従来どおり)。
また、ヒーラーの各ジョブにはメンバー1名を対象にしてバフを付与するアビリティが追加されている。各ジョブのバフアクションとその効果は以下のとおり。このアクションは、いずれもレベル86で修得可能になっている。
<ジョブごとに異なるバフアビリティの効果>
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アクアベール(白魔道士 レベル86 アビリティ)
・自身またはパーティメンバーひとりを対象にして、8秒間、対象の被ダメージを15%軽減する
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エクザルテーション(占星術師 レベル86 アビリティ)
・自身またはパーティメンバーひとりを対象にして、8秒間、対象の被ダメージを10%軽減する。効果時間終了時に対象のHPを回復する
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生命回生法(学者 レベル86 アビリティ)
・自身またはパーティメンバーひとりを対象にして、10秒間、対象の受けるHP回復効果と最大HPを10%上昇させる
・実行した時点で最大HPの10%ぶんのHPを回復する
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クラーシス(賢者 レベル86 アビリティ)
・自身またはパーティメンバーひとりを対象にして、10秒間、対象が受けるHP回復効果を20%上昇させる
<ヒーラーのロールアクション一覧>
6.0での白魔道士
※今回試遊したバージョンは最終調整前のものであり、リリース時には大きく変更される可能性があります。
<既存アクションのおもな変更・追加点>
- アクアオーラが削除
- 神速魔のリキャストが150秒から120秒に
- ホーリーの消費MPが600から400に
- シンエアーの効果が“一定時間、自身のアクション実行によるMP消費を100%軽減させる”から“効果時間中に実行する1回の魔法詠唱について、MP消費を100%軽減させる”に変更
- シンエアーがチャージアクションに変更。最大チャージ数2
- グレアがグレアガに変化(レベル82特性)
- ホーリーがホーリガに変化(レベル82特性)
- ケアル、メディカ、ケアルラ、リジェネ(継続回復量効果)、ケアルガ、メディカラ、メディカラ(継続回復量効果)、ハート・オブ・ソラス、ハート・オブ・ラプチャーの回復量がそれぞれ上昇(レベル85特性)
- ディヴァインベニゾンがチャージアクションに。最大チャージ数2(レベル88特性)
<新たに追加されたアクション>
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グレアガ(レベル82 魔法)
・対象に威力310の無属性魔法攻撃
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ホーリガ(レベル82 魔法)
・自身の周囲の敵に威力150の無属性範囲魔法攻撃。対象をスタンさせる
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アクアベール(レベル86 アビリティ)
・自身またはパーティメンバーひとりを対象にして、8秒間、対象の被ダメージを15%軽減する
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リリーベル(レベル90 アビリティ)
・指定した地面に“リリーベル”を設置して、自身に5スタックの“リリーベル”を付与する
・効果時間中にダメージを受けると、スタックをひとつ消費してリリーベルの周囲20メートル以内にいる自身およびパーティメンバーを回復する。この効果は、発動後1秒間は再発動しない
・効果時間が経過するかスタックをすべて消費するとリリーベルが消滅する
・スタックが残った状態で効果時間が経過すると、残りスタック数に応じた回復効果が発動して消滅する。回復力は200×スタック数
アクションの大きな変更はほぼなく、一部アクションがチャージアクション化したり、リキャストが調整されていたりと、より立ち回りやすくなっている。これまでGCDを止めずにアビリティを挟むタイミングが限られていた白魔道士にとって、一部の魔法のキャストタイムが短くなったのもうれしいポイントだ。
設置型の新アクション・リリーベル
白魔道士の新アクションとなるリリーベルは、指定したポイントに設置するタイプのアビリティ。設置と同時に5スタックのリリーベルのバフが付与され、自身がダメージを受けるとスタックを消費して設置したポイントから範囲回復が発動するというものになっている。
ダメージを受けた際に発動する範囲回復の回復力は、メディカやアサイズと同じ400。ダメージを受けると同時に自動でこの回復力の範囲回復が発動するので、全体攻撃が連発されるような場面ではかなりの活躍が期待できそうだ。
なお、スタックが残った状態で効果時間が経過すると、残りのスタック数に応じた範囲回復が発動。この際の回復力は、200×残りのスタック数となる。単純にダメージを受けた際の半分の回復量にはなってしまうが、スタックがムダにならないのはうれしいポイント。
アサイズやアサイラムなどのアビリティも組み合わせれば、範囲回復の魔法を詠唱する回数も減らせるはず。それらの回復アビリティを駆使して回復魔法の詠唱を減らし、そのぶん攻撃魔法の詠唱に転じられるかが、白魔道士としての腕が問われるポイントになるだろう。
また、新アクションのアクアベールは、対象の被ダメージを15%軽減するアビリティ。こちらは敵の強力な攻撃に合わせてタンクに使用するのが基本となりそうだ。ちなみに、このアクアベールはテンパランスの効果と重複することが確認できた。
シンエアーは1回の魔法詠唱にのみ効果を発揮するアビリティに
既存アクションの調整・変更点で注目したいのは、シンエアーの効果の変更だろう。これまでは効果時間中の魔法詠唱のMP消費をゼロにするという効果だったが、1回の魔法詠唱のMP消費をゼロにするという効果に変更されている。そのぶん、リキャストが60秒に短縮され、最大チャージ数2のチャージアクションになっているが、運用法によってはやや使いづらくなったという印象。これまで以上に残りMPに気を配って戦う必要がありそうだ。
ディヴァインベニゾンがチャージアクション化したのもうれしいポイントだ。リキャストタイムをムダにせず、より効果的に使えるようになったと言えるだろう。
既存アクションからの置き換えとなる新アクションのグレアガとホーリガは、アクションの性能はそのままに、威力が上昇したものとなっている。当然、エフェクトも新たなものになっているので、そちらにもぜひ注目してほしい。
白魔道士のジョブHUD
白魔道士のアクション一覧
白魔道士の特性一覧
『暁月のフィナーレ』メディアリポート記事INDEX
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ヒーラー編
※吉田直樹P/Dインタビューはこちら