2021年9月30日~2021年10月3日の期間で開催される“東京ゲームショウ2021 オンライン”(TGS2021 ONLINE)。3日目となる2021年10月2日に、“TGS2021”の主催者番組として“ファミ通Presents「RPGの魅力と可能性 ~坂口博信 × 吉田直樹/TGS2021 ONLINE 特別対談~”が開催された。
『ファイナルファンタジー』の生みの親であり、現在は『ファンタジアン』などを手掛ける坂口博信氏(ミストウォーカー)と、『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)のプロデューサー/ディレクターであり、最新作となる『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)でプロデューサーを務める吉田直樹氏(スクウェア・エニックス)の特別対談。
その中で、現在開発中の『ファイナルファンタジーXVI』の話題が登場。その部分をピックアップしてお届けしよう。なお、対談のモデレーターは、ファミ通グループ代表の林克彦が務めた。
※『FF16』最新情報まとめ記事はこちら
坂口博信氏、吉田直樹氏の対談詳細リポートはこちら
【TGS2021 主催者番組】ファミ通Presents「RPGの魅力と可能性 ~坂口博信 × 吉田直樹/TGS2021 ONLINE 特別対談~」
吉田氏が『ファンタジアン』を、坂口氏が『FF14』について話す中で、話題は現在制作中の『FF16』に。坂口氏が『FF16』の印象を語る中で、吉田氏から『FF16』の開発状況が語られた。
それによると、
- (メイン)シナリオは全部上がっている
- 現在、最後のサイドと呼ばれるクエストを作っているくらい
- キャラのモデルもできあがっていて、あとはいくつかのクオリティーアップをするくらい
とのこと。
また、『ファンタジアン』のスキルツリーが一気に開放されるタイミングが気持ちいいという話題の中では、吉田氏が「(『ファンタジアン』のスキルツリーに)似たようなバッと広がるような瞬間がある」と、スキルツリーに近いシステムがあることに言及。これには、坂口氏も「(FF16の話を)引き出した」と喜んでいた。
そのほか『FF16』関連の話題としては、坂口氏から開発期間を聞かれた吉田氏が詳細な期間は濁しつつも、下記のように試行錯誤をくり広げていたことを話していた。
- 開発は少人数でスタート
- トータル期間としては長くなっているけれど、何を作るか決まるまでは人を増やさなかった
- 『FF16』ではけっこうアクションに振って、“作ってみてダメだったので壊そう”(いわゆるスクラップ・アンド・ビルド)というのはけっこうやった
ちなみに、以前の配信でヨコオタロウ氏が『FF16』のシナリオを書きたいと直談判していたが、坂口氏はそれを知っていたようで「ヨコオさんがシナリオを書かせてくれって言ってたじゃないですか。僕も書きたい」と、坂口氏も立候補。
※ヨコオタロウ氏の立候補の話題は下記リポート記事をチェック
吉田氏は「シナリオはできあがっているんですよね」と苦笑しつつ、「14の機会はございますし」と『FF14』のほうに話を向けると、坂口氏は「14だと松野(松野泰己氏)がやってるでしょ。彼と勝負する気はないんですよ(笑)」と回避……と思いきや、トークの終盤に「『FF14』か『FF16』の衣装デザインをしたいんですよ」とシナリオではなく、衣装デザインでの参加をアピール!
吉田氏は、まさかの申し出に驚きつつも、「本編からちょっと先のものでもいいですよね?」と回答。これをきっかけに実現しそうな状況だが、実際にはどうなるのか。
また、気になるのが“本編”という言葉。この言葉からは『暁月のフィナーレ』が控える『FF14』での実装のように感じられるが、それとも『FF16』なのか。同時に、“本編の先”というのも気になるところ。なお、ここの話題については、吉田氏からモデレーターの林に「ここは突っ込まないでくれ」とのお願いが出ていた。
今回の対談は、これ以外にも『FF14』、『FF16』ファンともに気になる話題が盛りだくさん。本対談のリポート記事は、別途お届けするのでお楽しみに。
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[2021年10月2日10時20分]
一部文章の追記、修正を行いました。