『NieR:Orchestra Concert 12018【Blu-ray】』の発売に先駆け、2月25日にはTOHOシネマズ新宿、26日にはTOHOシネマズ日比谷にて、映画館ならではの臨場感を大画面のスクリーン、大迫力のサウンドで同Blu-rayを楽しめる、トークセッション付き特別上映が開催。

 2019年2月21日には『NieR:Automata Game of the YoRHa Edition(ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション)』が、そして本日2月27日には、ついに『NieR:Orchestra Concert 12018【Blu-ray】』も発売。本Blu-rayは、2018年9月17日(月・祝)にパシフィコ横浜国立大ホールにて開催された『NieR』シリーズ初のオーケストラコンサートを収録した映像作品。発売に先駆け、2月25日にはTOHOシネマズ新宿、26日にはTOHOシネマズ日比谷にて、映画館ならではの臨場感を大画面のスクリーン、大迫力のサウンドで同Blu-rayを楽しめる、トークセッション付き特別上映が開催された。本稿では、2月25日のTOHOシネマズ新宿の上映会の模様を紹介。

 トークセッションは上映前に行われ、『NieR』シリーズの音楽を手掛ける岡部啓一氏と、同シリーズのディレクターを務めるヨコオタロウ氏が登壇。ヨコオ氏がトークをリードする形で進められた。

 まずは、コンサート当日の思い出(お約束?)として、岡部氏の大遅刻ネタが触れられ、「遅刻のせいで、ほかの記憶がかなり薄れていっちゃってます」(岡部氏)と、念願のオーケストラコンサートの思い出が、遅刻の記憶に浸食されていると苦笑交じりにコメント。

 Blu-ray映像を観た感想については、「コンサート会場では雰囲気も含め、生のよさがありますが、いまどの楽器が演奏されているかとか、座席からだと細かいところは見えづらかったりしますよね。でも、映像では演奏している方をつぎつぎと映してくれるので、わかりやすい。コンサートに行った方でも違う視点で楽しめると思います」とBlu-ray映像のならではのよさをアピールした。

 ここで、本Blu-rayの制作を担当したドワンゴの熊田憲康氏がステージに招かれ登壇。熊田氏は、“NieR:Orchestra Concert 12018”はもちろん、“NieR Music Concert & Talk Live 滅ビノ シロ 再生ノ クロ”や“人形達ノ記憶”、舞台 ヨルハなど、ここ最近のヨコオ氏関連コンテンツのニコニコ生放送の中継やBlu-rayの制作を担当。

ヨコオ そろそろイヤがられているなと感じています

熊田 いえいえ、いちばん楽しい仕事です(小声)。

 ちなみに、熊田氏の起用はヨコオ氏のご指名だそうで、“滅ビノ シロ 再生ノ クロ”で熊田氏といっしょに仕事をした際、「すごく丁寧に、かつ、ファンの気持ちに添った編集をする方」というのがその理由とのこと。

 Blu-ray制作に際して、演奏とスクリーン映像をいっしょに体験することで感動が大きくなるコンサートを、バランスをどう取って映像に落とし込むかが毎回の課題だっという熊田氏。

ヨコオ 岡部さんからは、今回はオーケストラの演奏者の方々に意識がいくような演出にしてほしい、ということをお願いされたので、基本的にゲームの映像はあまり使わない方向にして、映像が少ない分、文字で飾ろうと思って、スクリーンに短いストーリーを表示させる演出にしたんですけど……。

 だが、実際に会場で見ると、文字が出た瞬間に目がそちらに持っていかれて、「映像が強すぎた」という反省から、今回、熊田氏が提案したのは、コンサートではスクリーンに表示されていた文字や言葉を、コンサート映像にオーバーレイで乗せるという手法での表現(下の動画を参照)。

 ただ、スクリーンに文字が表示される曲は多数あるため、すべてオーバーレイにするのもよろしくない。

熊田 コンサート自体がストーリーになっているので、編集も少しずつ変えたり。そういうところはこだわったところです。

 “NieR:Orchestra Concert 12018”では、異例とも言える20台ものカメラが投入されたのも特徴のひとつ。

熊田 予算をあまり考えずに申請したら、そのまま通って後から困りました(笑)。

ヨコオ 20台のうち、1台はハープ演奏者専用の固定カメラになっていて、アタマおかしいなと(※こだわりがスゴいの意)。赤字にはならなかったんですか?

熊田 たぶん……大丈夫です。

 
 Blu-ray制作では、そのカメラ20台分の映像が効果的に編集されいる。編集作業は、ヨコオ氏も立ち会い、事細かにチェックしたという。

岡部 カメラ20台の効果が映像に出ていると思います。ニコ生の中継よりさらに練った演出になっていて、カメラワークもより計算されていて。ニコ生の中継ともまた違った側面から楽しめるものになっていますよね。

熊田 ヨコオさんに1フレーム単位でチェックいただいた映像になっているので、生放送とはまた違った、ヨコオさんのこだわりの演出を楽しんでもらえたらと思います。

 なお、編集室での大きなスクリーン、いいスピーカーで視聴体験をプレイヤーの方にも体験してほしい、というヨコオ氏の想いが、今回の上映イベントにつながったという。

 最後に、来場者にお礼を述べてトークセッションは終了。Blu-rayの中身については、ぜひ購入して確認し、『NieR』ワールドにドップリ浸っていただきたい。朗読劇の石川由依さん、門脇舞以さんの表情、あの音がどの楽器から鳴っていたものなのか等々、いろいろ新しい発見もあると想います。また、Blu-rayにはExtra Tracksとして、コンサートのみで披露されたオーケストラアレンジversionの『カイネ』(Emi Evans Vocals)と『Weight of the World』(J'Nique Nicole Vocals)が新たにレコーディングされて音源化。 スクリーンに投影された言葉たちも余すことなく掲載された早期特典台本には、特別書き下ろしも収録されており、こちらも要チェックです。特典は先着のため、なくなり次第となるので、購入予定の方はお早めに。

※特典対象店舗、および特典の有無については、予約時・購入時に各店舗へ問い合わせてください。

商品概要
■商品名:NieR:Orchestra Concert 12018 【Blu-ray】
■品番:SQEX-20061
■発売日:2019年2月27日
■価格:6,300+税
■仕様:スリーブケース付き Blu-ray Disc1枚
■サウンドディレクター&コンポーザー:岡部啓一(MONACA)
■ディレクター:ヨコオタロウ
■指揮:大井剛史
■演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
■収録内容 2018年9月17日(月・祝) パシフィコ横浜国立大ホール
<一部>
1. 夏ノ雪
2. エミールの言葉 ~ イニシエノウタ
3. 光ノ風吹ク丘
4. エミールの言葉 ~ エミール
5. 掟ニ囚ワレシ神
6. 愚カシイ機械
7. エミールの言葉 ~ オバアチャン
8. 魔王
9. Ashes of Dreams
10. エミールの言葉 ~ カイネ (Emi Evans Vocals)

<二部>
1. 遺サレタ場所
2. 2Bの言葉 ~ 遊園施設
3. 美シキ歌
4. 顕現シタ異物
5. 2Bの言葉 ~ 「塔」
6. 依存スル弱者
7. 双極ノ悪夢
8. 2Bの言葉 ~ 追悼
9. 終ワリノ音
10. 2Bの言葉 ~ Weight of the World (J'Nique Nicole Vocals)

<Encore.> エミールと2Bの言葉 ~ 全テヲ破壊スル黒キ巨人

<Extra Tracks> カイネ (Emi Evans Vocals) Weight of the World (J'Nique Nicole Vocals)

■発売元:株式会社スクウェア・エニックス