“MINECON Earth 2018”が開催、2019年登場予定の『Minecraft: Dungeons』やパンダの追加など、今後のアップデート情報が明らかに

2018年9月29日~30日(現地時間)にかけて、『Minecraft』のコンベンション“MINECON Earth 2018”が開催。明らかにされた新情報の数々を紹介する。

 2018年9月29日~30日(現地時間)にかけて、『Minecraft』のコンベンション“MINECON Earth 2018”が開催される。『Minecraft』 のコンベンションとして、2010年からスタートしたMineConだが、“多くのユーザーに親しんでもらいたい”との理由から、昨年よりライブストリーミングと、“MINECON Earth Party”という、世界各地でパーティーが開催されるスタイルになっている。“MINECON Earth Party”は、アメリカのほかにヨーロッパや南米、アジアでも開催されている(日本でも東京と京都で実施。ただし、京都は台風の影響で10月7日に変更された模様)。

※“MINECON Earth 2018”の概要はこちら

 今回のアップデートに関して、MojangのHead of Minecraft ヘレン・チェン氏と、Design Director of Minecraftのジョン・ヘンドリックス氏が、ファミ通ドットコムの取材に答えてくれた。

 まずヘレン氏は、「この1年は『Minecraft』にとって素晴らしい年だった」と振り返り、「動物を多数含むアクアティックの“海”をリリースできました。プレイヤーさんからの評判という意味では、これまででもっとも好評なアップデートでした」とのこと。本アップデートでは、The Nature Conservancyと協力して現実世界に置ける“珊瑚礁回復”プロジェクトを進めていたという。これは、ゲーム内で制作したデザインを現実世界でも実現するというものだ。

 また、「Nintendo Switch版も非常に好調(とくに日本)」で、教育用途の『Minecraft Education Edition』のニーズもさらに高まっており、ライセンス数は教師と学生合計で3500万を超え、大学を始め各種学校で使用されているという。

 そういった動向もあり、『Minecraft』のユーザー数はさらに増えており、今年(2018年)の夏には新記録となる9100万という月間アクティブユーザーを達成。累計販売本数は1億5400万本にまで伸びているという。「過去数ヵ月で、強烈な勢いをもって成長している」(ヘレン氏)のだ。

 ヘレン氏は、気になる今後の『Minecraft』の展開について触れ、「これまでに1億5400万人が遊んでくれているゲームであることを考え、本体の『Minecraft』のゲーム体験から“ブランチアウト(枝分かれ)”したプロジェクトを複数進行させています。当然ここでも、“プレイヤー第一、高品質、誰でも始めやすい”という哲学は変えませんが」と話してくれた。

 以下、今回の“MINECON Earth 2018”で明らかにされた『Minecraft』の今後のアップデート情報を、ジョン氏の口から説明してもらおう。

『Minecraft: Dungeons』が2019年リリース予定

 『Minecraft: Dungeons』は『Minecraft』ユニバースに新たに登場する新タイトルです。もともとはMojangのごくわずかな人数のスタッフが情熱から始めたプロジェクトでした。これはアクションアドベンチャーRPGで、王道的な“ダンジョン潜り”のゲームプレイを『Minecraft』ユーザーにお届けするものになります。シングルプレイと最大4人の協力プレイが可能で、壮大なクエストやモンスターとの戦い、宝物ハンティングなどが楽しめます。もともとの『Minecraft』が備えている、モンスターと戦って安全な場所へと行き、つぎの宝物を探すという要素を押し広げたものとなります。2019年リリース予定で、新年には新しい情報を出せると思います。

野生のネコとパンダの追加

 今年のホリデーシーズンには、Stray Cat(野生のネコ)とPanda(パンダ)が追加される予定です。もちろん現在もネコは存在していますが、それはOcelot(ヤマネコ)で、しばらく時間がかかってしまいましたが、今回はネコを追加します。
 パンダは新種のジャングルバイオーム、Bamboo(竹)とともに追加されます。いずれも世界的にとても要望の多かったものなので、導入できることを楽しみにしています。チームもパンダには大変入れ込んでいて、中国広州にある香江野生動物世界まで実際の音声を録音しに行きました。それくらいチームは真剣に『Minecraft』を作っています。

村人と略奪者

 つぎの大型アップデートはVilleger(村人)とPillager(略奪者)に対するものです。毎年の大型アップデートは、今年の“海”のように追加要素を導入するものが多いのですが、こちらは“再構築”のようなものとなります。来春のアップデートで導入予定です。新しい村人が“新しい絆”を生み出すとしたら、Pillager(略奪者)は“新しい脅威”となるものです。これは新しいMobであり、ゾンビと同じようにそれぞれ確率が設定されます。

Modで各種新機能を追加

 最後はエンジンやクリエーターサイドのお話を。おもにModやアドオンの制作周りで各種新機能を追加する予定でいます。これにより新しいモードを作るのが、より容易になります。おもな要素は新しいスクリプティングAPI。これは、首を長くして待っているプレイヤーが多いかと思います(おそらく8年くらい……)。プレビューは来月に登場する予定です。スクリプト言語はJavascriptで、リソースパックを使ってゲームのModを作れます。
 また、アドオンも追加可能になります。ベータ版プレビューツールは10月に登場予定です。既存のModを改造するのではなくて、アドオンを重ねがけする形で、自然な振る舞いのModを作れます。これにより、いままでよりも高い次元で全体の管理ができるようになります。私たちの理想は、誰でも『Minecraft』のコンテンツクリエイターになれる、ということです。簡単に、何も壊すことなくできるようにしなくてはいけないと考えています。