BitSummit会場で見かけた、ポップでアートなタイトル5選【BitSummit Volume 6】

BitSummit Volume 6のリポート記事。今回は、記者が会場でプレイした出展タイトルの中から、キャッチーな見た目と充実したゲームプレイを両立しているインディータイトルを紹介する。

かわいいだけじゃない、遊びごたえのあるゲームたち

 2018年5月12日、13日に京都勧業館 みやこめっせにて開催された、インディーゲームの一大祭典BitSummit Volume 6。今回は、記者が会場でプレイした出展タイトルの中から、キャッチーな見た目と充実したゲームプレイを両立しているインディータイトルを紹介する。

Shadow Love / Strawberry gohan

 ゲーム中のあらゆるグラフィックを身近なものの影絵で作成している、2Dジャンプアクションゲーム。すでに2012年にリリースされているiOS用ゲームアプリだが、作者の影絵ノ人氏いわく、「最近やっと時間が取れるようになったので、新ステージや新しいギミックの制作を始めています」とのこと。単にバーチャルボタンで操作するだけでなく、フィールド中のある部分をタップすることで特殊な仕掛けを作動させたりといったゲーム性も盛り込まれている点が楽しい。

※『Shadow Love 』公式サイト

作者の影絵ノ人氏。ゲームに登場するキャラクターやギミックの多くは、彼自身の手の影絵ということで、人間の手の表現力の高さを再確認する。未プレイの人は今後のアップデートに期待して購入してみては。

Ultimate Selfy / Simatten

 大阪のECCコンピュータ専門学校の学生Simatten氏は、日本ゲーム大賞2017のアマチュア部門最終審査のエントリー作品であるPC用アクションゲーム『Ultimate Selfy』と、現在開発中のNintendo Switch版をプレイヤブル展示。“挟む”というテーマで企画・デザインされた本作、“プレイヤーキャラを追従するカメラファインダーと地形のあいだにアイテムを挟んで潰す”というパズル的ギミックが、派手な画面演出と、ハイスピードなゲームテンポによって引き立てられている。
 学校で開発機材を使う機会に恵まれたから……ということで、新バージョンとして開発中のNintendo Switch版は、いずれ何らかの形で世に出したいとのこと。

“日本ゲーム大賞 2017アマチュア部門”受賞者に聞く 「とにかくおもしろいゲームが作りたい!」【TGS2017】

東京ゲームショウ2017にて、毎年の恒例行事となっている“日本ゲーム大賞 2017アマチュア部門”発表授賞式が行われた。発表直後に受賞者を直撃。

※Simatten氏Twitter

ふつうにプレイしていても、スーパープレイのような高揚感を得られる『Ultimate Selfy』。授賞式ではメディアハイライトアワードに選出されるなど、会場での注目度も高かった。

KOKUHAKU / driven(1-10drive)

 映像制作・デザインを手掛ける1-10drive(ワントゥーテンドライブ)初の自社ブランドゲーム。今回のBitSummitで初公開された。赤い電源コードのプラグを持って移動し、さまざまなコンセントの組み合わせでつなぐことで、扉を開いたり、暗闇に包まれた場所を灯りで照らしたりして、進路を切り開いていく。暗闇からは圧倒的な強さを誇る巨大な敵“黒バク”が出現することがある。黒バクの執拗な追跡からいかに逃げ切るかが、電源コードつなぎのパズル要素とともに、本作のポイントとなっている。
 リリースは2018年の夏~秋ごろ。プラットフォームはSteamなどが予定されている。

※1-10drive公式サイト

国内メーカーのAAAタイトルの開発に携わっていたクリエイターが主導して制作されている本作。「ダークヒーローものを作る」というスタート地点から、まずは主人公キャラクター(画面右のフィギュア)を造り、彼の魅力を活かす舞台としてのゲームデザインが進められていったとのこと。

Muse Dash / X.D. Network

 中国広東省のゲームスタジオPero Pero Gamesが開発するリズムゲーム。見た目は、攻撃しながら逃げていく敵キャラを追いかけるラン&ジャンプゲーム風で、敵の攻撃を避けたりブロックしたり、カウンター攻撃を食らわせたりといったアクションの“タイミング”が、ノーツの代わりとして提示される。
 流れる背景の疾走感と、ポップなデザインのキャラクターたちの何とも楽しそうなアニメーションにより、プレイ中はつねにゴキゲン。とくに接近した敵を連打で攻撃するシーケンスの気持ちよさは、アクション系ゲームのファンであれば気に入るはずだ。
 プラットフォームはSteam、Nintendo Switch、iOS、Android。リリース予定は2018年6月ということで、続報が待たれる。

※Steam『Muse Dash』サイト

収録曲は、ポップでノリのいいボーカル曲中心。中国を始め、さまざまな国の歌い手が参加しているので、ひと通り聴くだけでも楽しめそうだ。

Republic of URBANoIZ / URBANoIZ

 ベルギーで活動するグラフィックデザイナーDarip Kim氏のブランドURBANoIZが開発中のiOS/Androidアプリ。ポイント&クリック形式のアドベンチャーゲームの要領で物語を進めていくタイプのゲームで、舞台となる世界について右も左もわからない主人公が、小さなミッションをこなすうちに徐々になじんでいく過程が描かれる。
 モノクロを基調としたグラフィックや、記号的なキャラクターデザインからは、30年以上前の海外PCゲームに通じる懐かしさと、何ともいえない可笑しみが感じられる。日本語ローカライズの予定は当面なさそうだが、英文のメッセージテキストは比較的読みやすく、気軽に遊べる印象を受けた。

URBANoIZ Facebookサイト

プレイする姿もどことなくオシャレに見えてくるから不思議だ。

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