アロハー!
新年あけましておめでとうございます。ハワイのホテルで優雅にこの原稿を書いています。うそです。
とくに意味のないうそをついたところで2017年を思い返してみると、おもしろい1年だった。Nintendo Switchが発売し、さらに腰を据えて遊べるタイトルの人気も上昇傾向。少し前まで気軽なスマホゲームに人気が傾いている印象もあったが、バランスがよくなってきたなーと感じる。
僕の好きなPCゲーム界隈ではバトルロイヤルシューター『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』が世界中で大ヒット。その人気は当然のように日本にも波及し、運営を手掛けるDMM GAMESはプロリーグ構想も打ち出している。選手は当然として、運営スタッフも応援したいところだ(運営はかなりたいへんだと思うので)。
この調子なら2018年もいい話題が期待できそうだ。ひとまず年末年始のPVランキングを見ていこうかのう。
【1位】
『ポケモン ウルトラサン・ウルトラムーン』あのエピソードの真意は? 開発者たちが明かす、ストーリー制作秘話【ネタバレ注意】
僕らはいつだって裏話が大好き。それが人気タイトルならなおさらだ。2017年11月17日の発売以降、好調なセールスを続ける『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』のインタビューが堂々の1位を獲得した。5ページにも及ぶ長文記事なので、ゆったり過ごすお正月との相性もよかったのだろう。
お話を伺ったのは、ディレクターの岩尾和昌氏とストーリープランニングセクションディレクターの杉中克考氏。世界の雰囲気がしっかり作り込まれているシリーズだけに、ちょっとした小ネタやサブイベントにも深い意味があったりする。すでに遊んだ人は「ほほぅ」と唸り、まだの人は遊んでみたくなること請け合いだ。
【2位】
ゲームクリエイター総勢107人にアンケート! 2018年の抱負とキーワードは?【年末特別企画】
第2位にも大ボリュームの記事がランクイン。107人のゲームクリエイターにアンケートを決行した記事が注目を集めた。アンケートの中には2018年の抱負も含まれている。わりと踏み込んだことを書いてくれた方もいるので、読んでいると興奮で背中がぞわぞわしてくる。
【3位】
『FFXIV』絶バハムート討滅戦の開発陣×ワールドファーストチームの夢の対談が実現!
2017年10月24日、『ファイナルファンタジーXIV』に“絶バハムート討滅戦”というコンテンツが実装されたのだが、これがとにかく難しい。世界でもごくわずかなチームしかクリアーしていないほどだ。そんな本コンテンツについて、バトルコンテンツデザイナーの須藤賢次氏とFFXIV』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏にインタビューを実施。取材の現場には世界最速クリアーを成し遂げたチームからおふたりが同席。プレイヤー視点の話も語られているのがおもしろい。
【4位】
年末年始セール情報まとめ! 欲しかったタイトルをオトクに買うチャンス【年末特別企画】
年末年始は多くのメーカーがセールやキャンペーンを実施する時期でもある。やはりというか何というか、お得な情報をまとめた記事は人気が高かった。セールの多くは2018年1月6日現在も実施中なのでお見逃しなく。僕はSNKウィンターセールが気になっている。
【5位】
『ドラゴンクエストビルダーズ』がSwitchに登場、新たな仲間や新登場のブロックなどパワーアップ
モノづくりが楽しいブロックメイクRPG『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』がNintendo Switchへ。記事の中ではゲーム概要を紹介しつつ、後半では気になる追加要素も公開されている。新たに登場する仲間は、みんなあの名前で呼ぶんだろうなあ。
6位から10位はこうなった。7位の『ゼノブレイド2』レビューは記事タイトルがすてきですね。
【6位】
課金売上トップは『モンスト』、勢いを増す『FGO』――『ファミ通モバイルゲーム白書2018』12月12日発売
【7位】
君は、初めてゴリラを見たときの感情を思い出せるか――『ゼノブレイド2』レビュー。本能が歓喜するRPG
【8位】
「すべてのプロレスを『ファイプロ ワールド』に!」プロレスラー&『ファイプロ ワールド』開発者がコラボ実現の経緯を語る!!
【9位】
新日本プロレスと『ファイプロ』のコラボが2018年夏に実現! 選手が実名で登場&オリジナルのストーリーモードを搭載!
【10位】
『PUBG』同時接続者数がついに300万人を突破!
心がざわざわするインディーゲームの祭典
ランキングとは別に、僕はこの記事が気になった。
あの壺男ゲーの快進撃もありうる? インディーゲーム賞IGFの今年度ファイナリスト作品を全紹介
インディーゲームの権威ある賞“IGFアワード”のファイナリストが出揃ったという話だ。紹介テキスト+ムービーでまとめられているので、ゲームの内容がするっとわかる。
クリエイターの感性を直球で味わえるのがインディーゲームの魅力。エンタメ性と芸術性がぎりぎりのレベルでせめぎ合う不思議な世界。注目はSEUMAS MCNALLY GRAND PRIZE(大賞)部門にノミネートされた壺男の崖のぼりゲーム『Getting Over It with Bennett Foddy』あたりだろうか。個人的には野球と恋の日々を描いたビジュアルノベル『Butterfly Soup』にも興味がある。
ほとんどが海外産のゲームではあるが、ちょくちょく日本語対応タイトルもあり、Steamなどで容易に入手可能。いい時代になったものである。