2017年9月21日(木)から9月24日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2017(21日・22日はビジネスデイ)。最終日となる9月24日、スクウェア・エニックスブースにて、『聖剣伝説2 シークレット オブ マナ』のスペシャルステージが行われた。

 プレイステーション4、プレイステーション Vita、PC(Steam)向けタイトルとして、2018年2月15日発売予定となっている同作は、『聖剣伝説2』(1993年発売)を現代のハード向けにフルリメイクした作品。今回のステージでは、“特別課外授業”という形式で、スクウェア・エニックスの小山田将プロデューサーが先生役を務め、同作の魅力を紹介した。

 そして生徒役として、ポポイ役の加藤英美里さん、プリム役の山本希望さんが出演。音声の収録は4月ごろに行ったそうで、小山田プロデューサーとは久しぶりの再会とのこと。

『聖剣伝説2』ポポイ役・加藤英美里とプリム役・山本希望が、ラビバイザーをかぶってマルチプレイに挑戦!【TGS2017】_05
左から、MCを務めるエレキコミックの今立進さん、加藤英美里さん、山本希望さん、小山田将プロデューサー。

 本作のキャスティングの理由について聞かれた小山田氏は、山本さんについては、“『ロード オブ ヴァーミリオン』シリーズが『聖剣伝説2』とコラボした際に山本さんがプリムを演じていたことで、イメージが固まっていた”と回答。加藤さんについては、ポポイの“生意気だけど、(プレイヤーに)憎まれたくない”という難しい役柄を演じてもらえる人は誰か……とディレクターと話し合った結果、加藤さんにお願いすることに決まったと語った。加藤さんは、声のトーンを女の子と男の子、どちらかに寄せたほうがいいのかと悩んだそうだが、小山田氏からの“男の子寄りにしすぎず、かわいすぎず”とのリクエストを受けて、演技を決めていったという。

 ここで、ランディを演じた小野賢章さんからのビデオメッセージが公開。気弱なランディが、冒険の中で成長していき頼れる主人公になっていくさまをどう表現するか、スタッフと入念に打ち合わせしながら演じていった、と収録の思い出を振り返った。王道な主人公を、まっすぐな気持ちで演じられて楽しかったとのこと。

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 さて、ここからはいよいよ授業の時間。1時限目は“聖剣伝説の歴史”で、1991年に誕生した同シリーズの歩みが紹介された。“ゲーム雑誌を熟読する子どもだった”という加藤さんは、当時、食い入るように『聖剣伝説』シリーズの記事を読んでいたとか。山本さんは、シリーズ誕生時は幼かったのでプレイはしていないが、今回プリム役が決まって、『聖剣』世代である友だちのお兄さんが喜んでくれたというエピソードを語った。

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『聖剣伝説2』と言えば、このおふたり。『FFXI』が大好きな加藤さんは“神のような存在”と表現した。

 ここで、山本さんが先生たちに質問。なぜ今回のフルリメイク版は、“シークレット オブ マナ”という副題がついているのか? その問いに小山田氏は、海外では『聖剣伝説2』は“Secret of Mana”と言う名前で発売されており、その言葉の認知度が高いため、今回、ワールドワイドで展開するということもあって副題にしたのだと回答した。

 2時限目は“聖剣伝説2について”。とってもわかりやすい相関図が表示され、聖剣を抜いたランディが、マナを巡る戦いに巻き込まれていくストーリーの概要が公開された。また、『聖剣伝説2 シークレット オブ マナ』に登場するキャラクター8人について、新たなキャラクターイラストと、キャスト情報が発表。詳しくは、下記の関連記事でチェックしてほしい。

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山本さん、加藤さんがキャラクターの決めゼリフを言ってくれるという、ファンにはたまらないひと幕も。プリムのセリフは「私も行く! ディラックは心配だけど、この先私ひとりじゃ無理みたい」、ポポイのセリフは「ネエちゃん! オイラがついてる! 大船にのったつもりで、任しときな!」。

 3時限目は“実技”。ここで、小山田氏による『聖剣伝説2 シークレット オブ マナ』の実機プレイが披露された。ここでは、全編フルボイスであること(ニキータも喋る)や、道中のキャラクターどうしのやり取りを描く“幕間エピソード”が豊富に用意されていることが説明された。ほか、オートセーブ機能やトロフィーも実装。

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宿屋に泊まったところ、ランディとルサ・ルカの幕間エピソードが発生。いつでもランディを見守っているというルサ・ルカの言葉が、ランディの励みとなる。

 最後に行われたのは“補習”。満を持して、加藤さん、山本さん、小山田プロデューサによるマルチプレイが披露された。『聖剣伝説2』と言えば、3人同時プレイが楽しめることが大きな特徴だったが、今回のフルリメイク版でも、もちろんマルチプレイが可能。PS4/PC版はオフラインマルチプレイ対応、PS Vita版はアドホックプレイ対応となっている。

 自身が演じたキャラクターを操作して楽しむ加藤さんと山本さん。おなじみのリングコマンドや、魔法を使用したときの演出などについて、小山田プロデューサーが説明するのだが、ワイワイ楽しむのに夢中なふたりには、あまり聞こえていなかった模様!? なお本作では、魔法を使っているあいだ、ほかの仲間キャラクターが動けるようになっている。

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 まだまだマルチプレイの模様を見たいところだが、残念ながら今回のステージはここまで。最後に、商品情報が改めて紹介され、『聖剣伝説2』の特別課外授業は終了した。

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スクウェア・エニックス e-STORE限定のコレクターズ エディションのサンプルを展示。飛び出す絵本やフィギュアセットなどの豪華アイテムが同梱。

 ちなみに、今回のTGS2017のスクウェア・エニックスブースには、『聖剣伝説2』のフォトスポットが用意されており、撮影した人には、キュートなラビバイザーがプレゼントされた。あの大物も、フォトスポットを訪れていた模様!? 詳細は下記の『聖剣伝説』公式Twitterでチェックしてほしい。

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武器を持って記念撮影もできます。これで自分も聖剣の勇者に!