3つの大きな変化を遂げる『ガンスト3』†
どうも、しんのすけです! 2015年11月に開催された“ストラトス フェスティバル”(ストフェス)で発表され、定期的に情報が出ていた『ガンスト3』ですが、2016年1月のロケテストで皆さんかなりゲームの全容がつかめてきたと思います。と、言うことで、今回は改めて門井Pと尾畑Dにインタビューを実施しましたので、ぜひチェックしてください。
――本日はよろしくお願いします! 改めてなのですが、『ガンスリンガー ストラトス』が『2』から『3』になって、どのような部分が進化しているのでしょうか?
尾畑 『ガンスト2』からの大きな変化という意味では、キャラクターが3体増えること、覚醒の仕様が変わること、遠方の知り合いとオンラインボイスチャット機能を利用した同時出撃(バースト)が可能になることの3点になります。キャラクターの追加はこれまでも実施してきましたが、『3』から参戦する3人はいままでにはなかったようなテイストの……ともすればクセが強いとも言えるのですが、これまでのシリーズ作ではあえて採用していなかったタイプのキャラクターを採用しました。覚醒については、基本的な覚醒の仕様が『2』から変わっていることに加えて、チームメンバー全員で発動させる“クロスリンク”という新しい覚醒を追加しました。
――“クロスリンク”という覚醒を導入した理由はどこにあるのでしょうか?
尾畑 『2』の覚醒システムは、個人で発動するものなので、プレイヤーひとりができる範囲での戦略や形勢に影響を与えるシステムでした。『3』では、それをさらに昇華させ、チームメンバー全員で組み立てる戦術のひとつとして覚醒を組み込んでほしいという気持ちあり、“クロスリンク”を導入しました。また、『3』からは遠方の知り合いともバーストできる機能を採用していますので、その利点を活かすという意味も“クロスリンク”にはあります。
――なるほど。覚醒システムは、プレイヤーごとに好みが出るというか、好き嫌いがある要素だと個人的には思います。開発チームとしては、『ガンスト2』での覚醒に対するユーザーの認識はどのようなものだとお考えでしょうか?
門井 そうですね。覚醒システムは、ユーザーさんの好き嫌いがいちばんハッキリ出るところかなと。ただ、覚醒を含めた『2』のシステムがおもしろいから遊んでくれているユーザーさんもいるので、好みが分かれる部分だからと言って一概になくせばいいとは思っていません。『3』では、『2』でのユーザーさんのリアクションを見つつ覚醒の仕様を決めたので、実際に遊んでもらえればいいバランスになっていることを感じていただけるかなと思います。
――つぎに、遠距離ボイスチャットを導入した経緯についてもお聞かせください。
尾畑 いわゆる“野良”で遊んでいるユーザーさんにも、バーストのおもしろさ、可能性を味わってもらいたいと常々考えていました。アーケードゲームで、違う店舗のユーザーと任意のチームを組んで遊ぶという機能はこれまで例がないので、そこは『ガンスリンガー ストラトス』というシリーズが挑戦するべきことだと考え、システムを構築しています。ですので、バーストしやすいように、できるだけ便利な形を整えるつもりです。ゲームセンターならではのゲームを、可能な限りゲーム側で遊びやすく設計するというのが、『3』のコンセプトですので。
――やはりバーストをしたいと思っているユーザーは多いと?
門井 そうですね。どうしても大会などはバーストがレギュレーションの前提になります。その一方で、ふだんのゲームセンターでは、野良で遊んでいるユーザーさんのほうが比率としては多い。また、地方では、そもそも時間を合わせて同じゲームセンターに行くということ自体がハードル高いんです。そんな状況の中で、どうしたら野良で遊んでくれているユーザーさんにも、バーストの楽しさを味わってもらえるかと考え、遠距離バーストの仕組みを導入しました。
――確かに、機能として遠距離バーストができるのは1ユーザーとして楽しみです。
門井 イベントやSNSで知り合った人と、気軽にバーストできればいいよねと開発では昔から話していて。そうすれば全国的なコミュニティが生まれるのではないかなと。そういう意味では、いまこそ“ストコン(※)”の出番かもしれない!(笑)。
※ストコン……メーカーが主導で開催したユーザーどうしの交流会。
――『3』稼動後の“ストコン”が待ち望まれますね(笑)。
尾畑 私たちは、アーケードタイトルで賞金制の大きな大会を開催した第一人者という自負があります。今後も、ゲームの可能性や盛り上がりを牽引する施策は積極的に行っていきたいなと。ですので、“大会を開催するから、チーム練習がんばって”だけではなく、大会にチャレンジしやすい環境をゲーム側で作っていくことが重要になります。チーム練習のしやすさが変わるだけで、大会に出るハードルも下がりますよね? 遠距離バーストのシステムで好循環が作れれば、ゲームセンターの複数人対戦のゲームとして、ひとつの垣根が変えられるのではないかなと考えています。
と、言うことで今回はこれまで! 次回はキャラクターについてのお話をうかがいますので、お楽しみに!
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