“ブラックアウト”の中盤戦は行動可能なエリアが狭くなり、そこに多数のプレイヤーが押しかけるため、いたるところで銃撃戦が展開される。ここでもっとも注意しなければならないのが、不意をつかれて敵に先手を取られてしまうこと。

　先手を取られるとどうしても対応が後手に回ってしまいやすく、反撃するのもひと苦労となる。しかし、それを確実に防ぐ手立てもまったく存在しない……。だが、いくつかの行動を徹底することで、逆に敵の存在に気付ける可能性が出て、さらに先手を取れる可能性も出てくる。

　今回は、そんな中盤で守るべきスタイルを3つほど紹介する。

序盤の解説はこちら

銃撃音を聞き漏らさないようにすること†

　中盤ともなれば遭遇戦が頻発し、そこかしこでプレイヤーどうしが撃ち合いを始める。この銃撃音からは音の強弱や聞こえる方向を判断することができ、さらに撃ち合いがどうなっているかを推測できるケースもある。

　たとえば、射撃しているプレイヤーとの距離が遠ければ遠いほど、自分の耳に聞こえてくる銃撃音は小さくなり、近付くにつれて少しずつ射撃音が大きくなってくる。

　この音の大小と聞こえる方向をマップと照らし合わせることで、おおよそではあるが交戦しているエリアがどのあたりなのかを絞り込むことができる。

　また、激しい銃撃戦が行われている場合は、射撃音と画面上に流れるキルログ（誰が誰を倒したかの表示）を照らし合わせることで、どれくらいの規模の撃ち合いで、どういった武器を使っているかなどもある程度は判断できる。

　君子危うきに近寄らずということで、交戦しているエリアをあえて避けるもよし、逆に撃ち合っているプレイヤーに横槍を入れて漁夫の利を得に行くのもよし、だ。

建物の様子を見て行動しよう†

　エリアが狭くなると、自然と身を寄せたくなるのが建物だ。建物ではアイテムを獲得できるチャンスがあるだけではなく、屋内に入れば銃撃から身を護ることもできる。そうなると逆に建物で待ち伏せしたり、通りすがりのプレイヤーを攻撃して美味いことやろうというプレイヤーも出てくる。そういったプレイヤーの餌食にならないためにも、建物はよく注意しながら行動するしかないだろう。

　ではどうやって注意すればいいかというと、まず建物自体をじっくりと観察することだ。よく見ると入り口の扉が開いていたり、窓から入ろうとしたために窓ガラスが割れていたりということがある。こういった建物を見かけた場合は、“屋内かその周辺に敵が居るかもしれない”という前提で行動するようにしよう。

ドアを開けるより手っ取り早く移動できるので、窓ガラスを粉砕することが多い。

　サークルの収縮予定ラインのそばにある建物では、エリア内を目指して移動するプレイヤーを待ち構えるべく、エリアの外側に面した窓や屋根に敵が潜んでいることもあるので、こちらも注意すること。

ドアが開いていたり、窓ガラスが割れているエリア付近は、注意しながら移動しよう。

　建物にアプローチをしたい場合は、すぐに飛び込むのではなく、一度周囲の音を聞いてみよう。もし屋内に敵がいる場合、こちらの発した音に反応して動き出すことがある。屋内を移動するときの音は屋外時と異なり、床板を踏むときに特有の音が生じる。もし自分や仲間が全員屋外にいるのに、屋内から歩く音が聞こえた場合は、周囲に敵がいることを前提に行動したほうがいいだろう。

　クラスターグレネードや火炎瓶で攻撃したり、閃光弾で敵の動きを止めている隙に突入し殲滅するか、あえて交戦せず別の場所に移動するのもアリだ。

持っていると便利なセンサーダート†

　センサーダートを使用すると、着弾地点から一定の範囲内に居る敵の居場所をミニマップに表示させてくれる便利な特殊装備だ。“あそこには敵がいそうだけど確証が持てない”という場合に使用すると敵の有無を確認でき、つぎに自身が何をすべきかの判断材料にすることができる。

　ただ、1個につき1回までしか使用できないうえに、着弾したセンサーダートからは電子音が出るため、敵から使用したことを悟られやすい。しかし、どこから撃ってきたのかを判断するのは難しいだけではなく、“見ているぞ”とプレッシャーを与えることができる。

　中盤から終盤にかけてとくに猛威を振るう特殊装備なので、見つけたら忘れずに確保しておきたい。

敵の潜んでいる場所を特定できるセンサーダート。大きなアドバンテージを得られるので活用したい。