映画『エイリアン』の1作目と2作目のあいだの設定で、エレン・リプリーの娘が主人公のキャンペーンモードが興味深くていい。グラフィックや設定など、再現された舞台の随所にこだわりが感じられ、原作の世界に没入できる。難易度選択はあるが、エイリアンがガチで襲ってくるため危機を乗り越えるのは困難で、殺される場面も多数。海外版の追加コンテンツが、最初から入っているのはうれしいね。
週刊ファミ通1383号より
無力な主人公が、圧倒的な強さの存在からひたすら逃げるという作りは、最近のゲームにおいては逆に新鮮さすら感じる。エイリアンのAIが秀逸で、リプレイをくり返すと動きのパターンが変化するので、本当にいやらしい。難度もなかなか高く、歯応えという部分では十分。何より、エイリアンの持っている恐怖感がハンパない。見た目の不快感などより、存在感で恐怖を与えてくる感じはいいね!
週刊ファミ通1383号より
映画『エイリアン』の1作目と2作目のあいだをつなぐ物語は興味深く、プレイの意欲をかき立てる。エイリアンが非常に手強い存在として立ちはだかり、倒されるとセーブポイントからやり直しなので、バランスはきびしめだが、生き延びるための術を少しずつ見つけ、習得していく感覚を味わえるのはいいね。音響面でも、映画のようにハラハラさせる雰囲気がよく表現されている。ローカライズも丁寧。
週刊ファミ通1383号より
閉鎖的な空間の中で、動体探知機に不安感を煽られつつ、息を潜めて行動する命がけのかくれんぼにドッキドキ。想像以上にすばしっこいエイリアンは倒す術がなく、発見されることはほぼ死を意味するため、プレイ中はずっと緊張状態にさらされます。なかなか来ないシャトルや開かないドアなど、もどかしい仕掛けも満載。かつて何度も観た映画の細部はすっかり忘れていましたが、十分楽しめました。
週刊ファミ通1383号より
悪かった点
1人称視点でミニマップもなく暗い場所が多いのは遊びにくいと感じた。
また、エイリアンに見つかるとほぼ即死でセーブポイントも少ないのは駄目だと思った。
総評
もう少し遊びやすさが欲しかった
良かった点
・エイリアンの探知能力と強さ、不規則な行動
・豊富な死亡パターン(特にエイリアンに捕まったとき)
・囮アイテムで敵をやりすごすスタイル
・主人公アマンダの悪態や悲鳴
・セーブポイントで待ち伏せされたりセーブ中に殺されるケースも
・圧倒的な脅威に追われるプレッシャー
・落ちてる消耗品もランダム
・原作映画に忠実な敵やアイテム
・終盤の対決や脱出のシーンはすごかった
悪かった点
・隠れてやり過ごす時間が長くなりがち
・小さな段差でもステップがないと引っかかる
・敵の銃弾が障害物を貫通してくる
・バグがよく起きる(アイテムが空中に固定されたり)
・ミッション16の進行不能バグ
・マップのマーカーに階層の概念がない
・死にながら次を目指す過程でだれてくる
・最初から最後まで襲われながら復旧作業に走らされる
総評
殺されながら一周で15~20時間くらいかかるので遊んでいて結構疲れる。
暴徒やアンドロイド相手に応戦すると音を聞きつけてエイリアンが駆けつけてくるので、敵に襲われながらアイテム回収してマップを見て電源復旧してドアを開けて…と慣れないうちはかなりキツイ。
火炎放射器が手に入ると大分楽になるが、燃料や消費アイテムを使いまくると終盤で詰むかも。
ただ文句を言いつつも遊びたくなる魅力はあった。
トロフィーコンプリート。(2017/03)