洋ゲーライターBRZRKによる連載“BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ”。今回はSwitch 2/PS5/Xbox Series X|S/PC対応のアクションゲーム『電車アタック』をレビュー。本日7月16日より発売で、日本語にも対応する。
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ドモー。夏到来! といった感じだけど夏に合わせていい感じのジャパニーズ・ホラーなゲームはないかなぁとイロイロ探しているBRZRKです。零シリーズをもっかい最初からやってみようかなぁなんて思ったりも。なんかオススメありますかな?
さて今回紹介するのは電車が回転ジャンプして540(ファイブフォーティー)を決めたり複線ドリフトをカマす、電車という概念をぶち壊すフリーダムなアクションゲーム『電車アタック』だ。
今回製品版のリリースに先立ちクリアーまでプレイしたのだが、これが単なるネタゲーでは終わらず、アクションゲームとして普通にドチャクソ面白くて大満足といったシロモノだった。コレ、ゲーム実況にもかなり映えるし盛り上がれそうだよなぁ。
電車があればなんでもできる! エクストリーム電車バトル
さて本作、ハッキリ言ってしまえばスケボーゲーの『トニー・ホーク』シリーズのように、トリック(技)をゴリゴリ決めながら進んでいくタイプのステージクリア型のゲームだ。
「電車でトリック?」と思うかもしれないが、本作の電車は線路から飛び出しておよそ電車じゃできないムーブをキメるし、壁を走ったり線路から線路へ飛び移ったり、縦横無尽にド派手なアクションを次々と繰り出せる。

電車は自由だ! 複線ドリフトで豆腐を届けるぜ!
そして連続で成功させればコンボ扱いとなり、得られるスコアが鰻登りといった感じに。綺麗にトリックを決められた時の気持ちよさはドパるよこれ! コンボ継続中にコースアウトしたりすると点数が確定されずに0点だったりするのは厳しいけど、まぁそういうものだと覚悟してトライしていこう。

チャンスがあれば回転技を仕込みエクストリームなライドをブチ決めろ!
熱血少年(女)漫画的ストーリーがアツい、アツすぎる
そしてストーリーもベタだけどいいんだよねコレ。ネタバレになるので詳細は言えないが、ディストピア的世界の日本で少年漫画的にライバルを倒しては仲間にしながら巨悪と戦うという王道激アツ展開てんこ盛り。正直プレイしていてワクワクが止まらなかった。
で、登場するキャラクターが本当に良い。主人公の絵美はとにかく最初から最後までいい子だし、序盤で相対するギャルの佳恵がまたいい味出してて面白い。その他にも気持ちの良いヤツラがどんどん絵美の輪に加わっていくので「次はどんなやつと出会うんだろう?」って気になってどんどん進めてしまう。

クセ強なライバルが待ち受ける電車アタックで最強を目指すっきゃねぇ!

陽キャの頂点とも言える佳恵とのバトル! 果たしてどんな戦いになるのか!?
そんなエネルギッシュな世界を彩るアート面も素晴らしい。グラフィックスタイルは『ジェットセットラジオ』の影響を強く感じるトゥーンシェーディング。ステージの前後に挿入されるスキットや勢いのあるUIデザインなどはそこはかとなく『ペルソナ』感があったり、日本人ならば速攻で親しみを持てる雰囲気作りだと言える。

完全に往年のヤンキー漫画っぽいイラストがぶっこまれたり、スペインのスタジオのゲームなのに大分イッちゃってんゼ?
日本各地で電車アタック!
実際のプレイはというと、九州からはじまり北海道に至るまでの各地のステージを順番にプレイしていく日本縦断スタイル。
ステージの内容は毎回異なり、目標もさまざま。とにかくゴールに到達すればオーケーなこともあれば、レース場になっていたり、エリア内の複数の目標を達成する必要があったりと、いくつかのパターンが存在する。

九州地方からスタートして北上していく。その過程でのテンヤワンヤなステージが面白い。

多数の車両と順位を競い合うレースタイプのステージも。体当たりでコース外へ吹き飛ばしてもオッケーなのが笑える
1ステージやるだけでも充足感がハンパないゼ!
ひとつのステージにかかる時間はおおよそ5~10分ほどで、長すぎず短すぎずのいい塩梅だ。つーか高速アクションてんこ盛りなので、やりごたえがありすぎて1ステージでかなり充足感が満たされるよ。
いわゆるボス戦となるともっと長くなるのだが、複数の電車合体によるギャルみ溢れる巨大ロボットが登場したり、スケバン軍団のサンドワーム型列車が出現したりと見ていてかなり楽しいしのであっという間に時間が溶ける感じ。時間泥棒だわーこれ。

もはや何と戦っているかわからんけど激アツでアゲアゲ!
より高みを目指せるヤツは極限を目指せ!
電車操作での必須トリックについてはゲーム序盤から物凄い量を注ぎ込まれるので最初は思うように操作できないかもしれないが、慣れてしまえば「ジャンプからのトリックをキメつつ壁に着地して、再度ジャンプして線路に降りるまでにトリックを仕込む」なんて上級者っぽく見えるプレイも繰り出せるようになる。

どんなときもトリックを絶やさずハイスコアを目指してみよう
ちなみにステージ上には追加目標としていくつかのコレクタブルアイテムが配置されていて、それらを取得することで新たな車両や御当地仕様のデコレーション用ステッカーと交換することができる。
ステージは一度クリアーした後でも再プレイできるので、最初はまずステージクリアーを目指して遊び、後々取りこぼしを拾い直すというのが良いだろう。手間もかからないしね。
なお、この手のゲームでありがちな「ここから先は評価シルバー以上が◯回ないと進めない」といったような縛りもない。クリアーすればシンプルに先に進めて、もっとやり込みたい人はやり込めるというスタイルだ。

新規車両にはそれぞれ特性があるので自分のスタイルに合わせてゲットしようぜ
日本語曲もフツーに入ってるBGMがスゲーいい
本作でもうひとつ注目したいのが楽曲で、これがまたメチャクチャ良い。J-POP風からヒップホップ、和風テイストなロックなど様々な楽曲がBGMとして流れるんだけど、とにかく耳障りが良い。
さらにゲスト・アーティストとして光吉猛修氏や目黒将司氏、Lotus Juice氏など数多くの楽曲を世に送り出してきた方々が参加している。で、こういったアーティストの曲はボス戦など重要な場面で流れるんだけど、どれも凄くマッチしたステージで流れるので最高にシビれる。まぁもう楽曲については実際に聴いてちょうだいな! てかサントラ欲しいわこれ。
個人的GOTY候補の大満足な作品
というわけで、開発はスペインのインディースタジオなのに、日本各地の各ステージにご当地小ネタをきっちり入れてたり、(キャラデはちょっとクセが強いけど)アニメカットシーンやら日本語ボイスどころか日本語曲まで流れるというとんでもない仕上がりになっている本作。

ちょっと呆れるレベルで毎回ちゃんと細かいネタがぶっこまれてる。毎ステージ、ちゃんとフレッシュな感じがあるのはスゲーよ。
クリアーまで要したのは途中脱線しつつも9時間ちょっと。恐らくコレクタブルアイテムとかを収集したりスコア挑戦をするのであれば、十数時間はかかるくらいのボリュームだ。でも最初から最後まで文字通り疾走感の強いゲームであり、本当にあっという間に遊び終えてしまったと感じた。なんというか、無駄なプレイタイム稼ぎとかそういうのは一切ないのでひたすら快適に遊べて満足度は高い。
それと演出も格好良さとバカらしさがいい塩梅で組み合わさっており、ストーリーの最終盤ではとにかくカッコイイ演出がドカ盛りで鳥肌。いやぁすげぇんだこれ。「電車でアクションゲームとはどんなイロモノよ?」と最初は思っていたけど、予想をはるかに超えて面白い作品で筆者としては大満足。というかみんなも遊んでみて欲しい。まぁ「電車ってなんだっけ?」と宇宙ネコ顔になることもあるけど、この世界での御愛嬌ってことで。
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著者近況:新しいパソコン欲しいので誰かください(切実)