『Neon Inferno』レビュー。ドット絵盛り盛りでムズいけどサクッと遊べる、濃縮液のような2D横スクアクション【BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ】

byBRZRK

『Neon Inferno』レビュー。ドット絵盛り盛りでムズいけどサクッと遊べる、濃縮液のような2D横スクアクション【BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ】
洋ゲーライターBRZRKによる連載“うるせー洋ゲーこれをやれ(仮)”。今回はネオンギラギラなインディー2Dアクションシューティング『Neon Inferno』をレビュー。日本語に対応し、11月20日よりNintendo Switch/プレイステーション5/プレイステーション4/Xbox Series X|S/Xbox One/PCで発売予定。
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 今回紹介するのはZenovia Interactiveが開発するラン&ガンタイプの横スクロールアクションシューティング『
NEON INFERNO』だ。

 本作は密度の濃いドット絵で描かれたネオンの眩しいサイバーパンクな世界が舞台で、主人公たちは犯罪組織の暗殺者としてヤクザやニューヨーク市警といった敵対勢力を排除していくアンチヒーロー型のストーリーとなっている。
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ドット絵で描かれたキャラクターがハードなガンアクションで暴れまわる。ちなみにキャラデザは彩京作品などで知られる司淳氏
 いろんなレトロゲームへのオマージュをハイパーにマッシュアップしたような作品なわけだけど、ぶっちゃけて言えば『魂斗羅スピリッツ』みたいな横軸かつハードコア寄りなラン&ガンに『サンセットライダーズ』や『雷軋斗』『ブラッドブラザーズ』などに代表される縦軸要素(編注: 今で言えば『NIKKE』などの奥方向のシューティング)を合わせたような作品だ。

悪いこた言わないから最初はノーマル以下にしとけ

 ゲームの難度は3つあり、体力が多く一部強敵が出てこないEASY、体力が少し減るが強敵も出現するNORMAL、体力がガッツリ減って敵の出現パターンが狂化されたHARD。ちなみに開始時にデフォルトでカーソルが合ってるのはHARDなのが地味に罠なのでプレイする人は注意。
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開発側としては暗に高難度のステージを遊んでほしいのかもしれないが、ノーマルかイージーからスタートすることをオススメしたくなるゲーム難度となっている。マジでHARDは慣れてからでええ。
 ゲームとしては全6ステージほどで、コンスタントに攻略できればクリアーまで1時間ちょいとボリュームはやや薄め。まぁ昔のアクションゲームってこんなボリュームだったから、多すぎず少なすぎずといった塩梅と言えなくもないんだけどね。

 ちなみに上記3つの難度は全部コンティニュー可能だけど、別途用意されているARCADEモードはHARDな上にコンティニュー不可という完全にスキモノ好き向けの高難度になっているので、アクションゲームに自信のある人は挑戦してみるといいだろう。
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敵の弾速とかは速くないしそこまで精緻なキャラ操作を求められるわけでもないんだけど、特にHARD/ARCADEでは敵の配置や組み合わせによるじわっとした追い込み方がキツめ。

奥シュー・ライン移動・パリィなどギミック多めで、サクサク敵をぶっ倒せる戦闘が爽快

 で、肝心のプレイフィールはどうかというと、ラン&ガンらしく出てくる雑魚敵をサクサクとブチのめして走り回れるのがかなり爽快。途中画面奥/手前のラインから敵が現れることもあるのだが、そのときは奥(手前)側を攻撃するためのボタンを押すと狙いが切り替わり、ガンシューのごとく照準となるカーソルを動かして敵を撃つといった感じ。
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縦軸方向の敵はイヤラシイ攻撃を仕掛けてくるのが常なので、早めに撃破しておかないと面倒なことになる。
 なお敵の弾のなかで緑色のものは近接攻撃でパリィ(弾き)的に打ち返し可能。さらに撃ち返すタイミングでボタンを押し続けているとバレットタイムが発動し、スローモーションの中で撃ち出す角度をじっくり決められる。だが少しずつ時は流れているので、どこに撃ち返すか迷っているあいだに別の攻撃に被弾なんてことも。
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バレットタイムから弾を画面奥側の敵に向けて反射することもできるので、状況に応じて使うのが大事だ
 ステージによってはバイクやジェットスキーのような乗り物に乗り、手前と奥側のふたつのラインを行き来して障害物を避けながら敵と戦うチェイス面もあった。まぁこちらも例に漏れず敵の攻撃が色々な軸から行われるので忙しないったらありゃしねぇ。
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アクセル全開のバイクに乗っていても敵の猛攻は続く。敵の攻撃や対向車の登場に合わせてラインを変更して迎撃だ

ステージボスを始末したら次に備えて進め!

 ステージの最後のボス戦では、往年のアクションゲームよろしく敵の攻撃パターンを覚えることで攻撃を回避し反撃をするというタイプの戦闘になる。とはいえ、攻撃直前に次のムーブと紐付けされた予備動作がきっちり入ってくる親切設計なのが非常にありがたい。

 ボスを撃破するとプレイヤーの戦果に応じて報酬が支払われる。この報酬はゲーム難度が高ければ高いほど多く得られるのだが、自分の行動により道行く一般人の被害が出ると減給されたりもする。
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ニューヨーク市警(NYPD)の巨大ロボのパンチはエグい! なんでパンチが主力攻撃の巨大ロボ持ってるんだよって根本的な問題はあるが。
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ステージ間ではクソデカドット絵で上司にミッションの詳細を聞けるスキットも見られる
 そして、ステージ間に訪れることができるショップでこの報酬を使って強力な装備アイテムを購入可能だ。ショップで買った装備は任意のタイミングで使えるのだが、使用回数に制限があったり、一度に購入できるアイテムの数にも制限があるので、「ゲーム中に敵の猛攻がキツく進められない!」といった場面での使用が推奨される。

 なお、ショップのアイテムを利用せずとも攻略は普通にできるので、“あれば多少ラクに進められる”程度の認識でいいだろう。個人的にオススメなのは“プラズマシールド”。数回分のダメージを肩代わりしてくれるので、ここぞという場面で使えば凌げる可能性が高くなる。ちなみにショップの店員さんはアルバイトなので、物語後半ではいつもの人がシフト外のため別の人が店番をしてたりする。
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報酬をもとにショップで強力な武器かシールドを購入して次の戦いに備えよう

カオスなローカル2Pプレイもまた面白い

 本作は2Pローカル協力プレイが可能で、残念なことにオンラインを介してのマルチプレイには対応していないが、SteamであればRemote Play Togetherでプレイ画面をフレンドとストリーミングで共有して一緒に遊べる。担当編集と同機能を使用して遊んでみたのだが、ド派手な演出の戦闘をワイワイと喋りながら遊べるのがかなり楽しい。

 ソロプレイのときと異なり、筆者が意図していないタイミングで編集が発動した迷惑バレットタイムによる被弾や、後部座席の筆者の当たり判定を考慮しないバイク操作で筆者だけ被弾、かと思いきや逆に俺だけ助かって被弾させられる編集、などのハプニングの連続で終始ゲラゲラ笑いながら遊ばせていただいた。まぁ本作を遊ぶなら是非一度は体験してみてほしい機能ではある。
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ビークル面では乗り物操作は1人が行う形になるので、「いやもっと早く避けてくれないと俺当たるから!」といった悲鳴が。
 前述した通りクリアまで1時間ちょっとでボリューム的にはもう一声と思わなくもないのだが、終始ハードコアなラン&ガンが楽しめる作品としては上々と言えるだろう。アクションゲームに歯ごたえを求めるのであれば触ってみる価値はある。

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著者近況:鶏南蛮うどんが美味くて悶絶した

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