2023年3月3日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにて、人気バラエティー『ゲームセンターCX』の20周年記念企画の発表会見が行われた。全部で5つの施策が発表された20周年企画の内容は下記の記事を参照してもらうとして、本記事では有野課長(よゐこ 有野晋哉さん)が登壇した会見の模様をお届けする。

※『ゲームセンターCX』20周年インタビューはこちら

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『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る
『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る
会見は有野課長と『ゲームセンターCX』のプロデューサーである菅 剛史氏のふたりで進行。

 有野課長は会見場に登場すると、まずは2023年11月に20周年を迎える本番組について言及。「番組が20周年を迎えるんですが、『タモリ倶楽部』が41年で終わるので、それを抜こうと思います! 過酷さはぜんぜん違うんですけど(笑)、あの流浪の番組に寄っていこうと思います。課長が 72歳のときに『タモリ倶楽部』抜きましたー! って言うと思います」とさらなる長寿番組化への意欲を見せた。

 また、今回の会見に合わせて、ふだんはやらない“有野課長”でエゴサーチをしたことも報告。「“有野課長もがんばってるよな。いまやCSで細々とやってるだけだけど”、みたいなことが書かれてたんですけど、太くなった覚えはなくて(笑)。細々とやっている中で5年に1回、大きなイベントをやらせてもらえるようになったのが楽しみなところ」とコメント。会場の笑いを誘いつつ、20周年企画の目玉、さいたまスーパーアリーナでの生挑戦イベントへ期待を寄せた。

『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る

 10周年の日本武道館、15周年の幕張メッセに続いての実施になる今回の生挑戦は、2023年10月29日にさいたまスーパーアリーナにて開催。およそ15000人を収容できる会場で、有野課長がさまざまなゲームタイトルに挑戦することが発表された。

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 昨年(2022年)のうちからさいたまスーパーアリーナで生挑戦を行うことを聞かされていた有野課長は「やっと隠さずに言えるようになったことがうれしい」と笑顔を見せるも、「15000席が埋まるかは非常に不安。まずは旅行代理店の方にツアーを組んでもらって東京近辺以外からもたくさん見に来れるようにしてほしいなー」、「各ゲームメーカーの方々も団体で来てもらったら10000席ぐらいは埋まるんちゃう?」とボケも交えつつ現在の心境を語った。

 対する菅氏は「ウチの石井(『ゲームセンターCX』番組広報)がゲームメーカーさんに営業でうかがうかも」と返しつつ、「歌う(ライブ)、戦う(格闘技イベント)以外でさいたまスーパーアリーナを埋めるのは(有野課長の生挑戦が)最初で最後になるのでは」と、イベントの成功に自信をのぞかせた。

『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る
有野課長が挑戦するゲームタイトルやイベントの詳細は、4月上旬あたりからイベントのサイトで公開されていくとのこと。

 続いて発表されたのは、『ゲームセンターCX』の番組YouTubeチャンネルと、狩野英孝さんが出演するスクウェア・エニックス公式チャンネルのレギュラー番組、『狩野英孝のクリティカノヒット』とのコラボ実施。『狩野英孝のクリティカノヒット』側から3月3日に公開される『シアトリズム ファイナルバーライン』のプレイ動画を皮切りに、両チャンネルあわせて全6本の動画が公開されていく(公開スケジュールなどの詳細はこちらを参照)。

『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る
『狩野英孝のクリティカノヒット』側では『シアトリズム ファイナルバーライン』や『オクトパストラベラー2』、『パワーウォッシュシミュレーター』といったスクウェア・エニックスの最新作、『ゲームセンターCX』側では『ブシドーブレード2』、『ドラゴンクエストIII』といった名作タイトルをプレイする。

 コラボで印象に残ったことを聞かれた有野課長は、「狩野くんサイドの人は、“有野さんがやってきたおかげで、こういう配信ができるようになったんだ”ってすごい褒めてくれてうれしかったし、楽しかった」と率直な感想を述べつつ、「でも向こうはカメラが8台もあるんですよ。うち2台くらいなんですよ。規模で負けててちょっと恥ずかしかった(笑)。スタジオも広いし窓も大きいし。こっち窓ない部屋もあるし。また行きたい!」とオチをつけた。

 そして菅氏からはYouTubeでのコラボ企画は「頻繁にやるわけではない、具体的な予定は立っていない」といった前置きがありつつも、今後も行っていく旨が明かされ、有野課長からは「つぎがあるなら芸能界側じゃない人、VTuberと絡んでみたい! 課長の隣りにスペース作って。中の人に会えるかもしれんし!」とリクエストが入った。

 ちなみに発表会がひと通り終了したあとの質疑応答では、ファミ通.comスタッフからの「コラボの立候補なども受け付けているのでしょうか?」という問いに、「おお。ええやん」という有野課長の反応とともに、番組スタッフからも「ぜひ!」との声が挙がっていた。菅氏からも「ファミ通.comさんからの提案もお待ちしています」という言葉をいただいたが、続けて有野課長から「でもチャンネル登録者数は確認させてな(笑)」と、有野課長らしいオチのついた答えが返ってきた。コラボの実現に期待したい。そして、実現しなかったらいろいろ察していただきたい。

『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る

 3つ目の発表は、全国5ヵ所のhmv museumで開催される”ゲームセンターCX20周年博覧会 ~CXPO20(シェキスポ)~”。会場ではこのイベントのために製作された限定グッズが販売されるほか、スタッフが番組354回すべてを見返して作った年表を始めとした展示物、撮影スポット、撮り下ろし動画などを鑑賞&体験できる。そのうえで菅氏としては開催地5ヵ所すべてで「1回はなんらかのイベントを開催」を実施させる予定で、有野課長も「全会場に顔を出すようにがんばりたい」と語った。

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CXPO20(シェキスポ)の開催日程
『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る
会場限定グッズのひとつ、キューブパズル。課長の喜怒哀楽の表情や20周年記念ロゴなどが描かれている

 4つ目の発表は、“ゲームセンターCX 20周年記念 SEIKO 有野課長公式腕時計”の発売。こちらは製造数300個の限定モデルで、有野課長が使用するナンバー1を除いた2~300までの299個が販売される。詳細はHMV&BOOKSのサイトを参照。

『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る

 時計は随所に有野課長のアイデアを反映させつつ、ふだん使いができるカラーリングやデザインをコンセプトに製作されたという。有野課長が注目してほしいポイントとして挙げたのは、ネクタイをイメージした黄色が入った時計の針と、ベゼル部分の”開始”と”終了”の文字。開始の文字は『ゲームセンターCX』がスタートする10時、終了は挑戦の達成に関わらずいったん収録が終了する23時に重なるように刻まれている。

『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る
有野課長こだわりのベゼル部分。
『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る
時計のデキには満足している有野課長だが、現在は299個すべてに封入される直筆サイン入りカードにつける、気の利いたひと言を考えるのに苦心しているという。

 会見の最後を飾った発表は、“ゲームセンターCX × うまい棒”。有野課長が選んだ”てりやきバーガー味”のうまい棒が30本セットで販売され、オマケとして”有野課長とレジェンドADステッカー”全5種のうち1枚がランダムで手に入る。

『ゲームセンターCX』有野課長が目指すのは『タモリ俱楽部』超えの長寿番組化!? さいたまスーパーアリーナイベントなど、20周年5大発表の見どころを有野課長が語る

 会見で発表する情報が出尽くすと有野課長は「とりあえず博覧会が楽しみ。ウチのファンは課長を見てもそんなにキャーキャー言わない、適度な距離感で接してくれるのでゆっくり見て回れるので」と直近で行われるゲームセンターCX20周年博覧会 ~CXPO20~への期待を寄せた。そして最後には10月に行われるさいたまスーパーアリーナでの生挑戦に関しても言及。「見てほしいのは課長のテクニックですね。テクニックのみで沸かせますよ! って書いといてください(笑)」と訪れたメディアを笑わせつつ、会見を締めくくった。

[2023年3月4日11時13分修正]
菅剛史氏のお名前について一部誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。菅氏並びに、読者、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。