2013年11月5日、東京・千代田区の日本武道館にて、“ゲームセンターCX 有野の挑戦in武道館”が開催された。日本武道館を埋め尽くす約7000人のファンを前に、有野課長がリベンジ5番勝負に挑戦! 映画『ゲームセンターCX THE MOVIE』の最新情報や、イベント終了直後の有野課長のコメントもお届け。

●映画の主題歌やサブタイトルも決定

 2013年11月5日、東京・千代田区の日本武道館にて、“ゲームセンターCX 有野の挑戦in武道館”が開催された。本イベントは、『ゲームセンターCX』の放送開始から10周年という今年、最初で最後になるであろう1年がかりの5大プロジェクトの目玉のひとつとして、“前代未聞のひとりファミコンプレイin日本武道館”をコンセプトに開催されたもの。日本武道館を埋め尽くす約7000人のファンを前に、有野課長がリベンジ5番勝負に挑戦! イベント内で公開された、映画『ゲームセンターCX THE MOVIE』の最新情報に加え、記事下部ではイベント終了直後の有野課長のコメントをお届け。

 
■『ゲームセンターCX』とは
 2003年11月にCS放送フジテレビONEで放送開始し、CS番組としては異例の10年ロングランを達成、DVD-BOXの累計販売数も50万セットを超える究極のゲーム・バラエティー番組。ファミコンを知るすべての人たちが、“懐かしい”、“エンディングをまだ見たことがない!”と感じる伝説のゲームソフトに、有野課長(よゐこ・有野晋哉)が挑戦する姿を追う、笑いと興奮満載の作品だ。観る者の心をもときめかせる懐かしいゲーム画面、当時経験したであろうハラハラドキドキなプレイぶり、思わず自分を重ね合わせてしまう感覚に、世代を越えたゲームファンから熱い支持を得て、国内だけでなく海外でも人気の長寿バラエティ番組となった。


 有野課長が過去の番組内でクリアーすることができなかった5本のゲームに、リベンジ5番勝負を挑むという本イベント。会場前のイベントグッズや10周年記念グッズの販売コーナーには長蛇の列ができ、男性はもちろん、若い女性や家族連れといった、幅広い年齢層の観客で賑わう人気ぶりに。またイベントでは、有野課長のひとりファミコンプレイに対して、約7000人の「課長!」コールや、「あー!」という驚きの声、アドバイスや叱咤激励などが飛び交い、長寿番組ならではの盛り上がりを見せていた。

 本イベントは、『ゲームセンターCX』の番組(2014年1月1日の0時5分から放送予定)にて放送されることやDVD化も決定しているため、詳しい内容などはお伝えできないが、有野課長が挑戦したゲームのタイトルは公開オーケーだったので、以下に記載しておこう。有野課長の挑戦の結果が知りたい人は、年末の放送、およびDVDを要チェック!

・『パンチアウト』(任天堂/ファミコン)
・『魔界村』(カプコン/ファミコン)
・『スーパーマリオブラザーズ』(任天堂/ファミコン)
・『ベスト競馬 ダービースタリオン』(パリティビット/ファミコン)
・『ストリートファイターII』(カプコン/スーパーファミコン)

 
 また、本イベント内で、『ゲームセンターCX』放送開始10周年記念5大プロジェクトのトリを飾る、映画『ゲームセンターCX THE MOVIE』の最新情報が公開。2014年2月より、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて劇場公開が決定し、主題歌、担当アーティスト、サブタイトルも公開された。

映画タイトル:『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック
公開:2014年2月 新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
配給:シンカ、ハピネット
主題歌:『プレイヤー1
主題歌担当アーティスト:怒髪天

怒髪天のコメント:
「“テレビーム世代”ど真ん中の青春時代を過ごし、未だにゲーム三昧なオトナになった俺達が贈る、ノスタルジック80's感満載かつ、グッとくる日本語ロック! 何度でもコンティニューだ!」(増子直純/怒髪天)

■ストーリー
 1986年、ゲームを愛する一人の少年がいた。彼の名はダイスケ(吉井一肇)。クラスメイトのクミコ(平祐奈)に恋心を抱いているがなかなか前に踏み出せない。クミコに近づくきっかけ作りの為、不良たちに借りパクされたゲームソフト『マイティボンジャック』を取り戻すべくダイスケは不良たちに立ち向かう。そして遥かなる時を越えた2006年、『ゲームセンターCX』ファンで埋め尽くされた大ホールで、激ムズの難易度で知られる『マイティボンジャック』のクリアを目指して悪戦苦闘する有野課長(有野晋哉)。ファンの声援を受けて奇跡のプレイを連発するも、挑戦終了のタイムリミットは刻一刻と迫っていた。──有野課長の挑戦はいかに、そしてダイスケの恋の行方は──。

■キャスト
有野晋哉(よゐこ)/吉井一肇/平祐奈/阿部考将/松島海斗/吉田 翔

■スタッフ
監督:蔵方政俊
企画・製作:菅 剛史
製作:藤岡 修
プロデューサー:高口聖世巨、東島真一郎、橋口愛
脚本:酒井健作、市川豊
脚本協力:岐部昌幸
ディレクター:藤本達也
撮影:阿部浩一
照明:吉澤一生
録音:西岡正己
美術:飯森則裕
衣装:岡田敦之
へアメイク:宮崎智子
VFXスーパーバイザー:吉野広教
音響効果・音楽:斎藤信之
助監督:斉藤博士
制作担当:濱崎林太郎
企画・製作プロダクション:ガスコイン・カンパニー

▲映画『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』より。

 
■イベント終了直後の有野課長を直撃!

 
──映画の主題歌を担当される怒髪天さんからのコメントを聞かれて、いかがですか?

有野課長 いままで、作詞はプロデューサー、音響効果の斎藤さんが作曲を担当し、「こんな感じでやって!」と、学祭感覚で作ってもらった曲が3曲あって、「ええ歌やん」と思ってたんですけれども、怒髪天さんの映画のエンディングを聞いたときに、「全然違うやん! プロすごいやん!」と思いましたね。素人が作るもんじゃないなと思いました(笑)。怒髪天さんの曲はかっこよかったですね、歌詞がよかった。

──映画の公開が2月なので、お客さんが怒髪天さんの『プレイヤー1』を聞くことができるのは2月か、もしくは、今後別のプロモーションで聞けるかもしれません。さて、いままさに武道館のイベントを終えた、感想をお聞かせください。

有野課長 あ、映画の話やって、もう1回武道館に戻るんや(笑)。そうですね、初めは10人入ればいい、ぐらいの小さい挑戦部屋で、最初に入ったのは4人ぐらいですかね。それぐらい狭いところから始まったんですけど……うーん、会社が大きくなったのか、どんどん挑戦部屋も大きくなってきて、でも入ってる人数はそんなに変わらなくて。10周年や、10周年やー! って言ってますけど、10周年のあいだ、ちゃんといた人って少ないんですよね。プロデューサーと僕、カメラマン、あとは演出さんかな? 10人にも満たないと思いますね、10周年ムードになってるのは(笑)。でも、10周年、続けられたっていうのが、すごいと思います。イベントがあったら(お客さんが)見に来てくれて、コスプレしてくれて。会場が広くなっても、課長との距離がそんなに変わらないっていうんですかね。課長が出てきてもお客さんはそんなに騒がない(笑)、「キャー!」ってならないっていうところが、動員数が多かれ少なかれ変わらないというのが、いいお客さんに恵まれたなって思いますね。あと、7000人に「あ~!」って言われると、やっぱりショックでしたね(笑)。家族が今日見に来てたんですけど、次女がいちばん心配してくれました。「パパいけんの? ぶどうぱんでいけんの?」って。(ぶどう)かん、ねって、和ませてくれましたね(笑)。ただ、学校があるので、20時ぐらいには帰っていったので、どこまで見てくれていたのか、かっこいいお父さんは見てくれたのか……帰ったら聞こうと思います。

──日本武道館に立った、最初の感想はどのようなものでしたか?

有野課長 ふつうの歌手の方は、前日にリハーサルとかやって歌ったりすると思うんですけど、いかんせん、CSのいち番組なので、予算もなんもないので(笑)、当日現場に来て見ましたね。ステージが、客席から見てたら遠いなと感じてたんですが、ステージに立ってみたら近いな! って思いながら、それよりもここ全部(お客さんで)埋まんのかなって思ってましたね。7000人ぐらいですかね、結局。九州とか四国とか、いろんなところから来てくれたのが、すごくありがたかったので、今度、ああいう大きいところでやるときは、ツアー会社も巻き込んだほうがいいなと思いました。

──お客さんが全員、“熱さまシート”を貼っているのを見て、いかがでしたか?
(イベント当日、来場者全員に“熱さまシート”が配られていました)

有野課長 みんなが貼ってるのは、やっぱりおもしろかったですね(笑)。これはステージに上がっている課長しか見られてないと思うんですけど、全員デコが白いんですよ。付けてない人はいなかったですね。全員が付けてるおもしろさって課長しか気付けていないと思うので、放送でぜひ見てほしいなと。最後に「エンディングを撮ってみよう」って客席を撮影したときに、初めてマルチビジョンで見られたのかな? なんか一体感があってよかったですね。熱さまシート、好きです(笑)!

──映画について、有野さんの目から見て、どういう映画になりそうで、とくに見てほしいポイントを教えてください。

有野課長 1980年代で、小学校高学年から高校生ぐらいの学生だった人、いま40代前後の人たちが見ると、「あった、あった! これおもしろかった!」という感じになるような映画になってますね。子どもを連れて行っても、「これはないでしょ」というようなのを親子で話してほしいです。お父さんの時代はこんな人が不良やってんで、とか(笑)。不良を久しぶりに見たのがおもしろかったですね。

──映画としては演技も久しぶりだったかと思いますが、俳優としての手応えや感想などはいかがでしたか?

有野課長 俳優としての(笑)。そうですね、この映画が公開されて、ほかの映画の仕事がきたらいいなあと思います。あ、映画の中で、演技をしているところを探してほしいですね。なかなか見つけられないと思いますけど。映画の撮影のために、僕を含め、イノコMAX(井上)や浦川は当時の体重に戻したんですよ。井上に「何キロ痩せた?、俺何キロ痩せたで」とか、毎週会うたびに言い合ってましたね。で、浦川に同じこと聞くと、「あ、僕痩せなくて大丈夫なんで」って。痩せたほうが偉いかと思ってたら、体重変わってないやつがいちばん偉いですね(笑)。それが勉強になりました。演技、ぜひ探してみてほしいですね。

──今回、映画のタイトルの中に『マイティボンジャック』が入ることが明らかになりましたが、歴代、挑戦されてきたものの中で、『マイティボンジャック』は有野さんにとってどういうタイトルですか?

有野課長 あれがお客さんの前でやった初めて、エンディングをちゃんと見せるという企画も初めてだったと思うんですけど、そのプレッシャーたるや、すごかったですね(笑)。たぶん、ふつうの挑戦部屋でADの子とやってたら、クリアーできなかったと思うんですよ。最後のほうで、お客さんのアドバイスがあって、それでクリアーできたっていう部分が非常に大きかったので、お客さんに助けられるっていうところはとても大きいと感じましたね。

──つぎの11周年や、15周年などに向けての意気込みはありますか?

有野課長 そうですねー、1周年とか5周年のときは、とくに何もやってなかったと思うんですよね。それが、10周年では10個、何かやろうと。最初は制作会社の引越しから始まった10周年プロジェクトですけどね(笑)。11周年とか15周年は、たぶんやらないと思います。それまで、お金を貯めとくんじゃないですか(笑)、つぎの大きい小屋のために。100回記念で、100が名前につくところに行こうっていう企画で、千葉の“JJCLUB100”に行きました。それぐらいのノリの番組なので、もしかしたら、30周年とか(笑)。(僕が)60歳で、真っ赤な服を着て、『マリオ』のゲームやってるんじゃないですかね。「これこそ『マリオ』だ!」って言いながら(笑)。まあ20周年とかでやれればいいですねぇ。

──最後に、イベントに来てくださった7000人のファンの方に、メッセージをお願いします。

有野課長 懐かしい“友だちん家”の感覚は味わえたかな(笑)? 味わえてたらうれしいですね。あと、プロデューサーが「くぐれっ!」って命令口調で言ったところから、お客さんと課長の差も、たぶんお客さんのほうが上なんですよ。「○○さんに聞いて!」って、お客さんも命令口調なんですよね、みんな(笑)。20周年やるときは、もうちょっと課長偉くなってたいです(笑)。敬われるように。あと、1回でいいから、ファンの方にもみくちゃにされたかったです。

■『ゲームセンターCX』10周年の各プロジェクトについてひと言

・『ゲームセンターCX』DVD-BOX10
有野課長 (ポスターを見ながら)はしゃいでるなー、自分(笑)。Disc1の、『ときめきメモリアル』に挑戦してるのをぜひ見てほしいですね。藤崎詩織さんを落とすのがグッドエンディングなんですけど、そこにいくまでに課長のすごさが出てると思います。女性を口説くのが苦手な方は、課長のテクニックって言うんですかね、女性を口説くテクニックが存分に見られるので、独身の男性とか、独身の男性に口説かれたい女性にも見てほしいですね。「あ、これは作戦なんやな!」って思いながら(笑)。クリスマスのプレゼントにぜひ!

 
・ニンテンドー3DS用ソフト『ゲームセンターCX 3丁目の有野』(2014年1月23日発売予定)
有野課長 また新しいゲームinゲームを追加したんですよ。ロボットが主人公で、ロボットがやられてしまうとロボットの屍がそこに残って、その屍を盾に利用できたりっていうスクロール系のアクションゲームなんですけど。スーパーファミコンぐらいの規模なので、スーパーファミコンで出てたらすごい流行ってたやろうなっていうゲームです。それはぜひやってみてほしいですね。成人の日のお祝いにぜひ!

 
・映画『ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック』
有野課長 これ、ポスターが何パターンか作ってもらってるんですよ。けっこうな数のポスターを刷るみたいなんですよね。僕はカメラマンの人と広報の人とかに、言われた通りにやっていただけなんですが、課長がだんだん変わっていくので、その変わっていく様をぜひ見てほしいですね。卒業旅行にぜひ!