こんにちは。今年で創立10周年を迎えたインディーゲームパブリッシャーのPLAYISMです。今回はファミ通さんの看板をお借りして、“プレイズム通信”、略して“プレ通”をお届けします。
※本記事はPLAYISMの提供でお送りしています。
豪華賞品が当たるPLAYISMサマーキャンペーン実施中! 『ドキドキ文芸部プラス!』オリジナルTシャツ
10月7日にNintendo Switch/プレイステーション4/プレイステーション5版が発売になる『ドキドキ文芸部プラス!』の公式グッズである“The YETEE”Tシャツ2枚のうちどちらかお好きな1枚をプレゼントいたします。
応募方法:@playismjpのアカウントをフォローし、#ネタバレ厳禁で伝えるDDLCの魅力 のハッシュタグをつけて、思うままに『ドキドキ文芸部!』への想いをツイートしていただく
文芸部を愛する皆様のツイートをお待ちしております!
ドキドキ文芸部プラス!とは
全世界1000万人が恋に落ち、恐怖に陥った衝撃のビジュアルノベルが新サイドストーリーを追加し新たに『プラス』として登場。現在初回生産分に豪華特典がつくパッケージ版の予約絶賛受付中。
『ドキドキ文芸部プラス!』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp)
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『ネクロバリスタ:最期の一杯』特製スペシャルコーヒー
Nintendo Switch版が8月12日にサプライズリリースされた『ネクロバリスタ:最期の一杯』のスペシャルコーヒードリップバッグプレゼント!
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『ネクロバリスタ:最期の一杯』とは
『ネクロバリスタ: 最期の一杯』は、オーストラリアのメルボルンに拠点を置くインディースタジオ”Route 59“が、ビジュアルノベル表現を進化させたいと願い、開発した3Dビジュアルノベルです。
“あの世”と“この世”のその狭間にある、“ターミナル”と称される一軒のコーヒーショップ。そこは、死者と生者が共存できる唯一の場所であり、死者が最後の24時間を過ごす場所でもあります。
ターミナル、そしてその経営責任のすべてを引き継いだばかりの見習いネクロマンサーのマディ、メカにとりつかれた10代の少女アシュリー、オーストラリアの悪名高い無法者ネッド・ケリー、元経営者でネクロマンサーのチェイ、そして他の個性豊かなキャラクターたち……。
そんな幻想的な世界で、ひとりの青年の来店をきっかけに、霊がこの世で過ごすことができる“時間”を賭けた物語が動き出します。
『ネクロバリスタ:最期の一杯』ニンテンドーeショップページ
『つぐのひ』オリジナルミニアクリルスタンド
8月13日にSteam版がリリースになった『つぐのひ』オリジナルミニアクリルスタンドプレゼントを10名様にプレゼント!
応募方法:@playismjpのアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をRTすれば応募完了です!
『つぐのひ』とは
2012年からImCyan氏がふりーむ等で発表し、近年はバカー社が運営するゲームマガジンに掲載されているタイトルで、これまでに全世界でゲーム実況が5,400万回以上再生され、伝説的な人気を博してきたホラーゲームです。
今回、バーチャルタレント キズナアイとのコラボシナリオ『アイの亡き声』を含むシリーズ9編を一挙収録した新たな『つぐのひ』がSteamにて配信開始いたしました。
『つぐのひ』Steamページ
【裏話満載のPLAYISM7月の振り返りコーナー】
7月27日にリリースし、大好評の『Idol Manager』など、7月のPLAYISMのいろいろな出来事をここでしか読めない裏話満載でお届けします。
アイドル業界の光と闇を描く本格SLG『Idol Manager』7月27日リリース!
『Idol Manager』のよもやま話(水谷 俊次)
2018年のKickStarterプロジェクトを一目見たときから、そのコンセプトに惹かれに惹かれ、どうしてもこれを日本に届けなければと願い続けておりました。たぶん一年間くらいに渡って、あの手この手で連絡を取り付け、お話をし、最終的には日本語版どころか全世界の販売を託していただくことになりました。
発生するイベント、そのつくり込みは当時より目を見張るものがあったのですが、押せるボタンがどうもボタンに見えないのでこういうデザインにならないかとか、さすがにCDリリースまでのチュートリアルはいるので、こういうチュートリアルを入れられないかとか、恐るべき難易度だったりしたので、もう少しなだらかな難易度上昇にならないかなどをフィードバックし、それを全面的に受け入れ、よりよいビルドをつくっていただいたGlitch Pitchの方々には大変感謝しております。
さて、発売期が近づくにつれ、これをどのように宣伝したらおもしろいだろうかと考えているうちに、アイドルゲームだし、ベタベタなアイドル主題歌を用意するのはどうだろうとふと思いました。個人的な話で言うと、ゲームの内容よりも声優さんや主題歌などの情報がデカデカと出るような宣伝はあまり好みではないのですが、こういうゲームだからこそ抜け抜けとアイドル主題歌をつけるとおもしろいのではないか、いっそ、このとんでもない尖ったコンセプトのゲーム主題歌を本物のアイドルが歌ってくれたらおもしろいのではないかと思うようになりました。
それでつてを頼っていろんなアイドルにお願いして回ったんですが、ゲームのコンセプトをお伝えすると、どこもかしこもNGとなりました。まあそりゃそうだよなあ……。と思ったところに快く引き受けてくださったのが仮面女子でした。ええ、ホントに!? じゃあボイスも入れてよとか、CDつくらせてよとかPV出てよと、ちょっと玄関を開けてもらったところにズカズカと踏み込んでいろいろご協力いただきました、ありがとうございます。本物のアイドルはかわいかったです。
あと、末尾になりましたが、原文にとらわれることなく、とにかくロシア産のゲームだと一ミリも思わせない自然な日本語を追求してくれという依頼に応え続けていただいた翻訳者のゆず茶様に感謝申し上げます。ほかにももちろん多くの関係者の方、ありがとうございます。リリースしたら賛否両論あるかと思いましたが、どうやら賛のほうに傾いておるようで、何はともあれ、大層ホッとしております。
『Idol Manager』Steamページ
やんちゃな女の子ふたりの自転車乗り回しガチョウナデナデオタカラ探しアドベンチャー『すすめ!じでんしゃナイツ』7月20日リリース!
『すすめ!じでんしゃナイツ』のよもやま話(山中 琢)
ゲームを気に入る瞬間っていろいろあって、このゲームだとデメルザ、ネッサがダッシュするときにブルブルブルー!と音を鳴らしながら走り回ること。あれを見た瞬間、このゲームは日本に届けないといかん、と思った。しかもこのゲームの雰囲気を100%届けられるような完璧なローカライズで、と。
ただ、このゲーム、世界を見る目線が完全にとてもやんちゃな9歳児からであり、会話も100%口語、「ですます」なんてまったく出てこない雰囲気。参考に英語版を何度も遊んだが、脳内のデメルザとネッサが暴れ倒し、ただでさえ低い自分の精神年齢がガンガン下がっていった。本来はそういう翻訳方針を翻訳者さんに伝えて翻訳を発注しなければいけないのだが、そのころのローカライズプロジェクトはけっこう重くて真面目なストーリーのものばかりで、ちょうどよい人が思いつかず、かつできそうな方はすでに手が埋まっていた。
ということで、翻訳者を探すかたわら、参考にもなるし…と試しに自分で翻訳を始めたところ、めっちゃ楽しい。気付いたらけっこうな量の翻訳をしてしまっており、ここから誰かに引き継がせるのも酷だしややこしいし… とけっきょく自分ですべてやることになってしまった。
だが、実際のところかなり厄介なローカライズ的問題があり、じつはテキストがどこのイベントでどう使われてどう分岐していくかという情報が、最初は一切なかった。UIなのか説明文なのか会話なのかそれすらもわからない。なので、それの道標をテキストデータに追加してもらうやり取りが非常に大変だった。そういうやり取りと並行して翻訳を進め、話者、イベント名、分岐情報などの情報が揃った段階で中国語翻訳も開始した。詳細は省くがこれがまたいろいろと難航してしまったのだが……。
と、かなりいろいろあり、テキスト量だけで言えば数ヵ月で終わるローカライズが、1年くらいかかってしまったのは非常に心苦しいが、結果的に、当初の目的である満足するクオリティで届けられたことはとても嬉しい。
『すすめ!じでんしゃナイツ』は、Steam/Nintendo Switch/PS4/Xbox Oneで発売中。
『すすめ!じでんしゃナイツ』ニンテンドーeショップページ
『すすめ!じでんしゃナイツ』PS Storeページ
『すすめ!じでんしゃナイツ』Steamページ
『すすめ!じでんしゃナイツ』Microsoft Storeページ
『ウムランギジェネレーション』IGF大賞受賞!
6月5日にNintendo Switch版が発売された『ウムランギジェネレーション』。
文化庁メディア芸術祭新人賞など、数あるアワードにノミネートされている本作は、Independent Game Festival(IGF)でも見事大賞を受賞しました。
IGFとは:ゲーム開発者向け一大イベント「GDC」に合わせて行われるインディーゲームの祭典“インディペンデント・ゲームス・フェスティバル”(IGF)の世界的インディーゲームアワードのこと。審査員はインディーゲームの開発コミュニティから選ばれたメンバーで、独創性や優れたアイデア・技術などが表彰される。
過去の受賞作:
- 2020: A Short Hike
- 2019: Return of the Obra Dinn
- 2018: Night in the Woods
『ウムランギジェネレーション』のPLAYISMよもやま話(山中 琢)
2020年の3月ころか、このゲームを見つけたときは、「へー、写真撮影ゲームか。個人的に写真趣味だし、ゲームを作り始めたきっかけが、開発者が甥っ子に写真を教えてたからとかおもしろい。しかも音楽もなんかいい感じだし、『ジェット セット ラジオ』っぽい。」というくらいで、まさか賞を軒並み取り、IGF大賞までかっさらっていくなんてまったく予想もしていなかった。
開発者のナフタリさんとやり取りを始めて、彼の熱量に圧倒されながらいろいろと手伝ったが、「どうしてもリリースしなきゃ!」というよりは、「これだけ熱いゲームが英語以外では遊べないのはもったいないなぁ」というもったいない精神が強かった。
こちらがやったことは、ゲーム的にちょっと遊びにくい箇所が多かったのでバウンティやシステム、UIにアドバイスしたのと、ローカライズの仕組みをいろいろ相談したくらい。もちろん、開発者のナフタリさんは初のゲーム開発、初のリリースということで、パブリッシングに関するアドバイスもいろいろと行ったが、ゲーム自体のテーマというか、見せかたに関しては何も文句をつけてない。好きなようにやってもらった。
Switch版がリリースされたいまでも、別に遊びやすい、絶対おもしろい、ストーリーがわかりやすいとかはまったく思っていない。が、好きな人は絶対好きだし、少なくとも自分はめっちゃ好き、というのは変わってない。
ところが、同じように感じる人はとくにクリエイターの方々に多かったようで多くの人のいろいろな琴線をビシバシ鳴らし倒してIGF大賞。うーむ、すごい。正直なところ、いまでもこのゲームのメッセージ性について完全に理解できるとは言えない。深すぎる。そもそも能動的に語っているゲームではないし。
最初のステージは単にどこかのビルの屋上で、友だちと遊びながら写真を撮っているだけという、不穏なところは何ひとつない。なんか変な青いウミウシみたいなのが転がっているだけ。
だがステージを進めていくにつれ、少しずつ、少しずつこの世界が現実の世界とは異なることに気づく。急に銃撃戦が始まり、青いウミウシは巨大化し、戦闘メカが出てきて…… でもプレイヤーはやることは変わらず写真を撮り、納品していく。別に世界は救わない。
DLCでは話がちょっと遡り、戦闘メカの工場、世界崩壊を気にせずクラブで遊ぶセレブ、軍の進めかたに反抗する地下組織など、人類側のストーリーが多く、しかし相変わらず直接的な説明はないままで語られる。
世界が崩壊している設定のゲームがあれば十中八九プレイヤーは世界を救うことになるのに、このゲームではなにもしない。自分の仕事をするだけ。それが逆にいい。
主人公と友だちはどうなったのか?その答えはないし、ナフタリさんも…… 聞いたらすごい答えてくれそうだけど確固とした答えはない気がする。そういうのも含めてプレイヤーが好きに考察するなり、もしくは考察は気にせずただカッコいい写真を追求していってほしい。
気になっていた人はぜひこの機会に遊んでみてほしい。
『ウムランギジェネレーション スペシャルエディション』ニンテンドーeショップページ
『ウムランギジェネレーション』Steamページ
公開年度台湾映画No.1ヒット作『返校-Detention-』映画版公開!
『返校-Detention-』のよもやま話(山中 琢)
返校に関してはマジでいろいろあって語り尽くせない。が、まず何がきっかけで関わることになったのかは正直思い出せない。
2017年のメールを見返すと、いまはもうチームにいない人ばかりがやり取りをしていた。そんなこんなでいつの間にかパブリッシュすることになっていた『返校』をリリース担当としてプレイしてみると、日本語の表示がおかしかったのでRed Candle Gamesと相談して直したり、翻訳がまだ荒かったので調整したり、演劇パートの詩の翻訳を水谷さんに手伝ってもらったり……2017年のTGSではRed Candle Gamesブースの展示を手伝い、紙飛行機チラシを配ったり、でも自分はTGSに参加できていなかったり……。
そういう手伝いをしてるうちに、自分が台湾人クオーターというのもあって“白色テロ”に関する本を読み漁り、詳しく……なれたかはともかく、思い入れが強くなっていった。このトレーラーを見るたびにグッときてしまうほどには。
その後も、いろいろ語り尽くせないことがあり、まさかの『返校』映画化、そしてそれをわざわざ台湾まで見に行ったという、自分でも驚く実行力を発揮してしまったこと……などなど定期的にいろいろ起きていた。
それから一年以上経って、ようやく待ち望んだ日本での映画公開。ダメ元で配給元のツインさんに連絡してみたところ、コラボにとても乗り気だったので、公式ページにバナーを置かせてもらったり、公開に合わせてSteam、Switchともにセールをしたり、映画側ではゲームPVをいじった宣伝をし、ゲーム側ではSwitchニュースを出し……ということをしたりした。
今後のRed Candle Games作品についてはPLAYISMとしてどう関わっていけるかはまだわからないが、可能な限りチームとして、個人として手伝っていきたいと思っている。
『返校 -Detention-』ニンテンドーeショップページ
『返校-Detention-』Steamページ
PS Storeで『Subnautica サブノーティカ』『マニフォールド ガーデン』サマーセール中!
8月18日までPS Storeで実施中のサマーセールに『Subnautica サブノーティカ』、『マニフォールド ガーデン』参加しております。どちらも名作。
『マニフォールド ガーデン』PS4/PS5/デラックスエディション 30%OFF
新たな物理法則による一人称パズルゲーム
重力を変化させ、無機質で美しい無限に連なる空間に生命を取り戻そう。
物理法則から解き放たれた、無限の園を探索しよう。
新たに定義された重力を操り、パズルを解こう。
無限に連なる美しき幾何学世界を探索しよう。
そして、この無限の園に生命の息吹を取り戻そう。
やがて木々は芽吹き、鳥たちは謳い始めるだろう。
世界の美しさを讃えるかのように。
『マニフォールド ガーデン』PS Storeページ
『Subnautica サブノーティカ』PS4/PS5 50%OFF
未知なる海を潜り、生存の道を見いだせ。
全世界500万本以上のセールスを誇る、オープンワールドサバイバルゲームの草分けベストサバイバルゲーム。
もしあなたが、海だらけの見知らぬ惑星にたった一人取り残されたらどうする?
親切なチュートリアルもガイドもない。位置を示すマップすらない。
ただひたすら、生きるため、そしてこの星からの脱出のために未知の海に潜る主人公の孤独や恐怖、そして生きる喜びに心から共感でき、「本物のサバイバル体験」ができる稀有なゲームです。
『Subnautica サブノーティカ』PS Storeページ
以上、不定期刊行の“プレ通”をお届けしました。