2020年8月28日(金)、“『モンスターハンターワールド:アイスボーン』デベロッパーズダイアリー Final”が配信。公開された情報をまとめてお届けする。
配信には、辻本良三プロデューサーと、藤岡要エグゼクティブディレクター、市原大輔ディレクターが登場。開発者がプレイヤーに向けて直接アップデート情報などを紹介した。
黒龍ミラボレアスが登場! 2020年10月1日
ミラボレアスは、初代『モンスターハンター』ではオンラインプレイ時のみ登場するモンスターで、伝説的なモンスターという扱いで“黒龍”という名前のみが語り継がれているという設定があるなど、人気の高いモンスター。
今回いよいよ登場するということで、よりチャレンジャブルなモンスターとして再設計されているという。
シュレイド城も『アイスボーン』クオリティーで登場
シュレイド城では、撃龍槍や大砲など、ギミックを駆使した狩猟が楽しめるとのこと。
新たなNPC“将軍”の登場や、『MH4』のあのキャラクターが
ミラボレアスのクエストには、あらたなNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が登場する。ギルド総出の大きなミッションのリーダーとして“将軍”が現れ、新大陸の調査団に「ちょっと手伝ってくれ」と声をかける……という流れになるそうだ。
また、別のNPC“陽気な推薦組”が、かつて『モンスターハンター4』の“筆頭ルーキー”であったと明言。筆頭ルーキーだったころの彼の過去がすこし絡んでくることもあるのだという。
ミラボレアス装備“ドラゴンシリーズ”
オトモ装備
ミラボレアス装備もあわせて実装。ミラボレアスの造形を活かしたデザインの強力な装備“ドラゴンシリーズ”も登場する。さらに、オトモはあたかも小さなミラボレアスになったかのような姿に(笑)。「武器がハンターなんです」という、一瞬理解が追いつかなくなる表現で、ユニークな見た目について紹介された。
装備の性能はというはというと、“特殊なスキル”が用意されているとのこと。これまでさまざまなモンスターの“極意”があったが「生態系の頂点みたいな……」という言葉とともに、「楽しみにしておいてください」と、詳細は伏せられていた。
システムにも大きなアップデートが
復活モンスターの追加にとどまらず、システム面でも新たなスキルの追加などが行われる。
新スキル“クラッチ攻撃強化”
新たなスキル“クラッチ攻撃強化”が追加される。大剣などの武器種では、肉質を軟化させやすくなり、スリンガーの弾を落とさせる。片手剣などの武器種では、スリンガーの弾を落とさせ、通常では2回攻撃が必要なところ、1回の攻撃で肉質が軟化させられる様になるなどの効果がある。
市原ディレクターによると「ビルドした後、隙間があったら入れ込みたいスキルになる」とのことで、こちらの新スキルの効果にも注目だ。
重ね着装備全開放
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』今回のアップデート概要
新たなダウンロードコンテンツも
続いて、ハンターの身に付けられるチャームや、マイハウスに飾って眺める家具についても新たなものが紹介された。
新たなアステラ祭/セリエナ祭は“ホラーナイト”!
オトモ装備や受付嬢が特別な衣装になる新たなアステラ祭・セリエナ祭の今回のテーマは“ホラーナイト”。お化け屋敷のような雰囲気にマッチした特別な装備が手に入る。
過去のアステラ祭/セリエナ祭を再配信中
なお、現在、タイトルアップデート第5弾に向けて、過去に配信された祭りのイベントが再配信されている。この機会に、これまでの祭イベントを改めて遊んで、“ミラボレアス”に挑んでみよう。
さらに、アップデートの3週間前から1週間ごとに1クエストずつ新しいイベントが用意されており、イヴェルカーナに襲われた“兵器置き場”で、なにかモンスターを狩るクエストも準備されているとのことだ。
今回が『モンスターハンターワールド』最後の大型アップデートに。思い出を振り返る
今回の第5弾アップデートで、『モンスターハンター:ワールド』、そして『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の大型タイトルアップデートとしては最終のものになる。配信の最後には、作品のこれまでの歩みを、『モンスターハンター:ワールド』の徳田優也ディレクターとともに振り返った。
2018年1月26日の『モンスターハンター:ワールド』の発売、そして『モンスターハンターワールド:アイスボーン』発売から約1年が経ち、さまざまなアップデートや他社タイトルとのコラボを行ったと述懐。『ファイナルファンタジーXIV』や『アサシン クリード』、『ウィッチャー3 ワイルドハント』とのコラボクエストを映像で振り返った。
市原ディレクターは、「家では『モンスターハンター:ワールド』を遊びながら、会社に来たら『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の開発をするという“一日中モンハン漬け”の生活をしていた」と思い出を語る。
『モンスターハンター:ワールド』の発売以来2年以上にわたってアップデートが続いた本作は、「ファンに支えられていた」と強く感じたそうで、今回実装されることになったミラボレアスも、プレイヤーの反響を受けて開発にいたったと秘話を披露。
シリーズ15周年のイベントで過去の絵素材などを調査したところ、古いものは使いづらく、新たにミラボレアスのCGを描き起こすことになったとのこと。すると、そのグラフィックが評判を呼び、開発することが決まったのだという。
藤岡氏は「こういったユーザーとのやり取りも楽しかった」と述べ、長い開発期間を振り返っていた。
最後に、辻本プロデューサーが「アップデートを繰り返してかなりのボリュームになっているので、遊びきれていないクエストを楽しんだり、手に入れていない装具を手に入れたりと狩りを楽しんでほしい」と語り、“いつもの挨拶”でお別れすることに。
動画の最後には、これまでのデベロッパーズダイアリーの映像とともに、『モンスターハンター:ワールド』から『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の歴史を振り返るダイジェスト映像が挿入。2017年6月の発表会から最新アップデートの内容までが一気に流れる。さらに、公式のスクリーンショット募集企画で投稿されたスクリーンショットの数々が登場。思い出が蘇り、思わずグッと来る内容となっているので、ぜひその目でご確認いただきたい。
『モンスターハンターワールド:アイスボーン』デベロッパーズダイアリー Finalのエンディング映像に、先日の公式映像スクショ募集企画で応募頂いたスクショを使用しています!投稿頂いた方はご自身のお写真が使われているかどうか、是非チェ… https://t.co/fp91IvDct1
— モンスターハンターワールド:アイスボーン公式 (@MH_official_JP)
2020-08-28 23:04:02
※画面は配信をキャプチャーしたものです。