新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛が続く、2020年5月。時間はあるけど出かけられない! という皆様に向けてファミ通ドットコム編集部員がオススメのゲームを毎日紹介していく企画をお届け。今回紹介するのは、さまざまメディアから高い評価を獲得する、SF人狼『グノーシア』。先日開催された、国内最大級のユーザー投票型ゲームアワード“ファミ通・電撃ゲームアワード2019”でも、ベストインディー賞を獲得しました。

そのほかのおすすめゲームはこちらをチェック

世界三大三代川のおすすめソフト

『グノーシア』

  • プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション Vita
  • 配信日:Switch版 2020年4月30日、PS Vita版 2019年6月20日
  • 配信元:Switch版 プチデポット、PS Vita版企画・開発:プチデポット 販売:メビウス
  • 『グノーシア』公式サイト
『グノーシア』(Nintendo Switch)の購入はこちら (マイニンテンドーストア)

 ミステリが好き。アドベンチャーゲームが好き。人狼が好き。……でも、人と人狼をプレイするのは苦手。そんな人、多いんじゃないでしょうか。はい、私です。

 人狼、おもしろいですよね。誰が人狼なのか、誰と誰につながりがあるのか。発言の端々から探っていって、それを見事に見破ったときの快感はたまりません。自分では、推理力もそんなに悪いほうじゃないと思うんです。見ているだけなら。

 それが、いざプレイヤーのひとりになったとき。市民ならまだよくて、気楽に推理に集中できます。人狼になったときはもうドキドキ。占い師などの役職持ちなんてもってのほか。信頼されずに、すぐに吊られて、帰りの電車で「あそこは、こう言えばよかったんじゃ……」とひとり反省会。そんな人、多いんじゃないでしょうか。多いと思いたい。多くあってくれ!

 そんな、人狼は好きだけど、人とプレイするのは苦手なあなたに贈りたい。それが、この『グノーシア』です。

何かを知るセツ。グノーシアとして敵対することもありますが、目的をともにするパートナーでもあります。

 『グノーシア』は、もともとプレイステーション Vitaで発売されていたダウンロード専売ソフト。先日、Nintendo Switchでも発売されました。本作は簡単に言うと“ひとりで遊ぶSF人狼”。SFの世界観で、AIのキャラクターと人狼を行います。

 プレイの流れとしては、さまざまなキャラクターが集まった部屋で、「この人が怪しい」、「この人は怪しくない」とくり広げられる会話(アドベンチャーゲームの会話シーンを想像してください)を見つつ、ときに「自分も怪しいと思う」といった発言を挟みながら、グノーシアこと人狼を探し出していく、というゲームです。

言動が尖ってるラキオ。すぐ吊られがち。
言葉を発さずに表情で人狼に挑むククルシカ。かわいい。嫌われたときヘコむ。

 ルールは人狼と基本的に同じで、グノーシアを全員見つけて追放すれば人間の勝ち。残った人間とグノーシアが同数になればグノーシアの勝ち。どちらかの結果が出るまで、会話と、誰を追放するかの投票をくり返していくというもので、人狼で言う占い師(本作ではエンジニア)や霊能者(ドクター)、狩人(守護天使)、狂人(AC主義者)、共有者(留守番)、妖狐(バグ)といった役職もあります。

「この人がグノーシアです」と報告することも、じつはグノーシアだけど、エンジニア(占い師)を騙って、誰かをグノーシアとして告発することもできます。
みずから明かしてくることも。本当にドクター?
“AC主義者”の立ち回りは難しい……。

 プレイするたびにランダムで役職が変わって(自分で役職を指定することもできます)、目的を達成するまでプレイするわけですが、早ければ1プレイ10分弱で終わることもあるので、とにかくサクサクとくり返しプレイしちゃう。「今回は負けた」、「今回は勝った!」と一喜一憂しながらプレイをしていると経験値が溜まっているので、プレイヤーがレベルアップできるようになります。

 レベルアップ時には、“カリスマ”や“ロジック”といったパラメーターを任意に上昇させることができ、パラメーターが高ければ、キャラクターのウソを見破ったり、みんなの意見を誘導したりできるようになります。個人的には、“直感”や“ロジック”を高めて、どんどんグノーシアを追い詰めるプレイをしがちなんですが、“かわいげ”、“ステルス”などのパラメーターをおざなりにすると、自分の意見をほかのキャラクターが聞いてくれず、すぐに追放されることも。このバランスが絶妙です。

自分に投票が集中すると悲しくなります。
毎回悩むパラメーターの振り分け。

 で、グノーシア探しの討論→結果→再スタート→レベルアップ、とサクサクプレイできるがゆえに、気づけば数時間ずーっとくり返しプレイしている自分がいます。リアル人狼ではすぐに緊張しちゃう自分も、『グノーシア』なら大丈夫。まあ、「あの人が怪しい」と発言して、逆に「そういうことを言うお前が怪しい」と疑われるのは、リアル人狼でも『グノーシア』でも変わりませんが……。

 この人狼をくり返しプレイしながら、登場人物の素性やこの世界の真実を探っていく、というのが『グノーシア』の大きな目的になるわけですが、何度も何度もくり返しプレイしていくゲーム性になっているため、正直、おざなりなプレイになるときがあります。でも、そんなときに訪れるのです。この世界の核心に迫るようなイベントのフラグが!

とくにこの画像が核心に触れるというわけでは……。しげみち好き。
ステラも好き。

 たとえば。突如、とある人物が「私はグノーシアです」と、いきなり役職をバラしつつ、「私を倒してみなさい」と挑戦状を叩きつけてくるときがあります。相手がグノーシアだとわかっているのだから、「なーんだよ、楽勝だな」と思うかもしれません。しかし、周囲の人は、その人がグノーシアだとわかっていない。「じゃあ、みんなに伝えよう」と思ったとしても、いきなり誰かが「あいつグノーシアなんです。怪しいんです!」と言い出したら、むしろその人を疑いますよね。このゲームでもそれが行われてしまう。グノーシアだとわかっているからこそ、執拗に追求してしまって、逆に怪しまれる。……これか、これがリアル人狼でダメな自分の姿か!

 でも、それを見事に達成していって、この世界の真相に徐々に近づいていったときには、もう先が気になって気になってしょうがないという状況、そして、また『グノーシア』ループに陥ってしまうわけです。

 なんと恐ろしいゲームを作ってしまったんだ、プチデポット。私、PS Vita版で150周くらいはしましたが、先日買ったばかりのNintendo Switch版でもすでに50周くらいやっています。飽きない。いや、飽きるというか、だらだらしちゃうときはあるけれど、それはそれ。またプレイすればいいんですから。前述のようにイベントフラグが立ったループで失敗しても、数周後に再び同じフラグが立つので大丈夫。と言っても、何度も成功しないことが続いたりするんですけど。

 そんな『グノーシア』。現在の自宅待機でも手軽に人狼ができるという意味でもオススメです! ちなみにファミ通.comでは『グノーシア』関連のインタビュー記事もありますので、興味を持った方はぜひ。

そのほかのおすすめソフト

 『ファイナルファンタジーVII リメイク』はファミ通.com読者には説明不要ですよね。先日、下記の記事で紹介しましたが、原作の細かい部分の再現度合いなど、現代のゲームにフルリメイクしつつ、原作も大事にするリスペクト具合がたまりません。もちろん期待して買ったんですが、期待以上のデキでした。ぜひ遊んでほしい。

 『セレステ』(Celeste)は、こういうゴールデンウィークや夏休みや冬休みなどのたびに書いているほど、もはやライフワーク的に遊んでいる2Dアクションゲームです(でも、コンプリートしていない……)。高難度ジャンプアクションなんですが、とにかくリトライがしやすいのと、絶妙すぎるレベルデザインが気持ちいい。これもずっと遊べるゲームです。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『セレステ』(Switch)パッケージ版の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『セレステ』(Switch)ダウンロード版の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『セレステ』(PS4)パッケージ版の購入はこちら (Amazon.co.jp)