NPB(一般社団法人日本野球機構)が主催する『スプラトゥーン2』を使用したプロ野球12球団対抗のeスポーツ大会“NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2”。本イベントでは、『スプラトゥーン2』の全国大会“第4回 スプラトゥーン甲子園”の出場チームの中から、スカウトに選ばれた12チームが各球団の代表として戦いをくり広げる。
日本トップレベルの戦いが見られるという意味でも魅力的な大会だが、注目のポイントはほかにも存在。それは前述の通り、NPBが主催していることから、ドラフト会議やキャンプといった、プロ野球でおなじみのイベントが行わていること。そんな通常のゲーム大会とは異なる魅力を持ったイベントについて、いよいよ明日(2019年5月18日)から開幕される本大会に備えて振り返っていこう。
実力だけがすべてではない! オフライン選考会
“第4回 スプラトゥーン甲子園”の出場チームのうち、“NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2”への参加を希望していたチームの中から、スカウトに選ばれた18チームがオフライン選考会に参加した。選考会では、最初に注意事項の説明が行われたのだが、まるで就職説明会のような独特な雰囲気に選手たちも緊張している様子。しかし、実技確認(『スプラトゥーン2』をプレイ)が始まると、緊張をまったく感じさせない、華麗なプレイを披露していたのが印象的だった。ただ、実技確認の成績がすべてではなく、面談での立ち振る舞いや自己PRなどを合わせた、総合的な結果から各球団の代表となる12チームが選ばれるというのが本大会のおもしろいところ。
※オフライン選考会のリポートはこちら
プロ野球さながらのドラフト会議
3月3日にはドラフト会議が開催された。ドラフトは、各球団が順番に希望チームを指名していき、重複した場合に抽選を行う、プロ野球と同様の方式で実施。ドラフトの前日には、読売ジャイアンツが“GGBOYZ”を指名することを宣言したり、開催前から駆け引きが行われるなど、実際のプロ野球さながらの盛り上がりを見せた。
各球団の代表チーム&育成枠
- 広島東洋カープ:やのっち監修【メロンの海苔塩風味Mild仕立て】
- 東京ヤクルトスワローズ:ウルトラリベンジャーズ
- 読売ジャイアンツ:SpRush!!
- 横浜DeNAベイスターズ:ハイパービーム
- 中日ドラゴンズ:私を闘会議に連れてってネオ
- 阪神タイガース:ぽぽじろう学園高等部3年A組
- 埼玉西武ライオンズ:Cool&Cool
- 福岡ソフトバンクホークス:GGBOYZ
- 北海道日本ハムファイターズ:ばぼにゃんず†
- オリックス・バファローズ:Libalent Calamari
- 千葉ロッテマリーンズ:5年☆組~あしんとらず学級~
- 東北楽天ゴールデンイーグルス:-閃華裂光-
- 育成枠:四神乱舞
- 育成枠:Anti Pop
※ドラフト会議のリポートはこちら
キャンプでは野球の歴史などを勉強
3月23日、24日にはキャンプを開催。プロ野球ではシーズンが始まる前に練習などを行う準備期間だが、本イベントでも、大会までの準備として、入団発表や交流会が行われた。そのほか、プロ野球球団に関わる選手として、SNSでの発信やメディア対応、野球の歴史の勉強会も実施。さらに、東京ドームに併設されている野球殿堂博物館を見学したり、パーティースイートでオープン戦を観戦するなど、貴重な体験に選手たちのテンションは上がりっぱなしだった。
※キャンプのリポートはこちら
オープン戦で本大会に向けた最終調整
4月14日には、オープン戦が行われた。“NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2”としては初めての、観客を動員してのイベントということもあり、会場には多数の応募の中から抽選で選ばれた観客が詰め掛け、終始大盛り上がりだった。選手と観客の距離が近く、真剣勝負の場ではありつつも、イベントとして楽しいものとなっていたようだ。
※オープン戦のリポートはこちら
いよいよ明日(5月18日)より、2日間にわたって開催される “NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2”の本大会。昨年6月に行われた世界大会と第4回 スプラトゥーン甲子園で優勝した“GGBOYZ”が所属する、福岡ソフトバンクホークスが勝利をつかむのか。それとも、ほかの球団が絶対王者を打ち破るのか? 展開から目が離せない!
なお、本大会の模様は以下のサイトにて生中継されるので、ぜひチェックしてみてほしい。
本大会1日目
本大会2日目