ポーンがより使いやすく!

 カプコンがサービス中のオンライン専用タイトル『ドラゴンズドグマ オンライン』において、2017年8月17日に“シーズン3.0”大型アップデートが実施される。

 本アップデートに先駆けて、いくつかの新要素を体験できる機会を得たので、ここで紹介しよう。体験できたコンテンツは、“獣の将”とのバトル、“マンドラゴラ・ガーデニング”、“ポーン戦術育成”、そして“戦甲種”とのバトル”だ。それぞれの詳細については、既報の記事も参照してほしい。

<関連記事>
・獣の将、戦甲種
  →『ドラゴンズドグマ オンライン』シーズン3.0続報! 新大陸にはびこる敵対勢力とは
・マンドラゴラ・ガーデニング、ポーン戦術育成
  →『ドラゴンズドグマ オンライン』シーズン3.0 王家復興コンテンツ“サブストーリー”やポーンの戦術育成を紹介

 なお、今回の体験プレイの内容は開発中のものであり、変更される可能性がある点はご了承いただきたい。

『ドラゴンズドグマ オンライン』シーズン3.0をひと足早くプレイ! ポーン戦術育成やマンドラゴラ・ガーデニングなどを体験_01

■“獣の将”とのバトル

 “獣の将”は、新大陸アッカーシェランで勢力を伸ばすドワーフオークたちを率いる“魔軍四将軍”のひとり。新コンテンツのウォーミッションでの登場がすでにアナウンスされているが、今回の体験プレイはメインクエストでのバトルであったことから、ストーリーにも大きく関わってくると思われる。

 バトルに突入すると、さっそく獣の将が登場。ほかのモンスターよりもひと際大きく、圧倒的な存在感を醸している。手にした大斧を振り回して広範囲を攻撃してくるほか、強力な連続攻撃も放ってくる。これだけでもやっかいな相手だが、獣の将はときおりモンスターを呼び出す。さらに、タンク職が集めているヘイトを無視して、特定のプレイヤーをターゲットにして、周囲のモンスターをけしかけてくることがある。

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▲一撃が重いうえに、強力な連続攻撃もくり出す。
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▲バトル中に何度か、モンスターを呼び出してきた。ワーグをはじめ、グリフィン、ストリクスといった有翼系、エイプの亜種と思われる“クラッガー”などが出現。
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▲ヘイト無視のターゲット指定を受けたプレイヤーは、頭上に紫色の目のアイコンが表示される。
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▲周囲のモンスターを排除して、仲間やポーンが獣の将に集中攻撃できる状況を作り出そう。
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▲獣の将は棘のついた装甲を纏っているため、背中にしがみつくとダメージを受けてしまう。

 今回はメインクエストのバトルということで、難易度は低めであったが、相手にするモンスターの数が多く手応えあるバトルが楽しめた。しかしながら、敵の数やヘイト無視のターゲッティングなど、最大8人で挑むウォーミッションでは、苦戦を強いられそうな印象を受けた。

■マンドラゴラ・ガーデニング

 自室にマンドラゴラを住まわせて、アイテムを肥料として与えて育成することができるコンテンツ。育成時にさまざまなアイテムが得られるほか、与える肥料によってその姿が変化し、新種を図鑑に登録することが可能。世に知られていない新種を発見したときには、第一発見者となったプレイヤーのキャラクター名が図鑑に記録されるという点もおもしろい。

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▲まずは、作成するアイテムを選択。肥料とは別に、アイテム作成用の素材が必要だ。マンドラゴラを通じてアイテムを作成することで育成する、という要領。
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▲続いて、与える肥料を選ぶ。育成専用の素材のほか、既存アイテムの中にも肥料にできるものが多数ある。武器や防具を肥料として与えることも可能だ。
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▲その後、一定時間(18時間)が経過すると、マンドラゴラの育成が完了するので、鉢植えを調べて確認しよう。なお、黄金石1個ですぐに育成を終えることもできるようだ。
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▲育成が完了し、アイテムをゲット。
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▲新種のマンドラゴラが生まれたときには特別なエフェクトが表示される。

 マンドラゴラは1匹所有できるが、冒険パスポート利用時にはさらにもう1匹を育成可能とのこと。それぞれのマンドラゴラに自分で名前をつけられるほか、図鑑に登録されている中から選んで、見た目を好きに変更できる。自室で「キーキー」と鳴くマンドラゴラは、とても(きも)かわいい。なでたり、持ち上げて歩いたりといった触れ合いも楽しめた。

 また、育成を通じて獲得できる“ボーナスダンジョンチケット”を使うと、経験値、ゴールド、リム、ブラッドオーブが獲得可能なボーナスダンジョンに挑むことができる。獲得できる報酬によって、ボーナスダンジョンチケットの種類が異なるようだ。

■ポーン戦術育成

 こちらも、自室で行える新要素で、ポーンの戦闘時の行動パターンを変更できるという、覚者待望のシステム。自室に“語らいのベル”を設置することで、ポーンと対話をして戦術育成を行えるようになる。所持している対話回数ぶんだけ対話することができ(体験プレイでは10回まで可能だった)、この対話回数はポーンと冒険を共にすることで獲得できるとのこと。対話回数は、すべてのポーン共通のものとなっており、特定のポーンと冒険しないとそのポーンを育成できないということはない。

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▲設置した“語らいのベル”で、戦術を変更したいポーンを呼び出す。
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▲細かな戦術の設定が可能なため、自分の好みの戦闘スタイルに応じたポーンに仕上げることができるのだ。

 確認できた戦術設定は下記のとおり。

▼優先して狙う敵
 ・覚者が攻撃している敵
 ・飛行している敵
 ・地上にいる敵
 ・小さい敵
 ・大きい敵

▼敵の大きさによって使う技
 ・小型敵
 ・中型敵
 ・大型敵
 ※それぞれに対して、習得しているスキルを選択可能

▼敵の状態によって使う技
 ・怒り時
 ・疲れ時
 ・ダウン時
 ※それぞれに対して、習得しているスキルを選択可能

▼行動の優先度
 ・状態異常を回復する
 ・スタミナを回復する
 ・シークレットコアを発現する
 ・体力が危険なときに回復する
 ・体力が危険なときに回復を受けにいく
 ・タッチ救済する
 ・攻撃・支援をする
 ・体力が少ないときに回復する
 ・体力が少ないときに回復を受けにいく
 ・オブジェクトを破壊する
 ・体力が少しでも減れば回復を受けにいく など
 ※上記はヒーラー職の場合。ジョブによって行動内容は変化する

▼攻撃・支援の割合
 ・攻撃の頻度を上げる
 ・支援の頻度を上げる

▼敵との間合い
 ・敵との間合いをより取る
 ・敵との間合いをより詰める

 この戦術設定により、これまでよりも敵の種類や状態によってポーンを柔軟に対応させることができる。ソーサラーのポーンを例にあげると、小型敵に対してはダークネスミスト、大型敵にはサンダーレインを優先させたりといった感じだ。覚者がスタミナ切れを起こしても詠唱を中断しなくなるなど、個人的にストレスを感じていた部分が解消され、非常に戦いやすくなると感じた。

 また、設定しだいではライト系スキルで状態異常を行うようなデバッファー寄りのシールドセージや、スタミナの回復や攻撃を優先するアタッカー寄りのエレメントアーチャーといった、本来のジョブの役割とは違ったポーンに設定するようなこともできる。

 これらの設定はポーンプロフィールで確認可能なため、ポーンの貸し借りをする際に参照できる。「こんなポーンを作ったよ」と、クランメンバーにアピールして利用してもらうというのもいいだろう。

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■“戦甲種”とのバトル

 最後に戦甲種とのバトルを体験。アッカーシェランにいる魔軍は、“戦甲”と呼ばれる装甲を身にまとっており、討伐するためには戦甲をパーツ単位で破壊する必要がある。

 戦甲を継続的に攻撃するとヒビが入り、さらに攻撃を加えるとヒビの色が赤から白へ変化し、最終的に破壊が可能。戦甲には自己修復能力があり、攻撃しないでいると次第に修復されてしまう。複数の仲間で同じ部位を攻撃したり、戦甲部位を使った攻撃に対してカウンター攻撃を当てることでダメージにボーナスが得られるため、これらを利用して修復前に破壊したい。また、ヒーラーの回復オーラを当てることで、修復能力を一定時間止めることが可能だ。

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▲戦甲ゴアサイクロプス・軽装が出現!
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▲戦甲部位に攻撃がヒットした際には、紫色でダメージ表示される。
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▲ヒーラーの回復オーラを当てると、戦甲が緑色に光り、修復能力を停止させられる。
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▲戦甲をまとった大型敵は、バーストアクション時(赤アイコン表示時)に、通常のバーストアクションに加えて、広範囲を攻撃しながら自身を強化する特殊な行動をすることもある。

 今回、体験できた内容はシーズン3.0のごくごく一部。シーズン3.0では、新大陸での新たな物語が始まるほか、王家復興をテーマにしたさまざまなコンテンツ、覚者や武器を強化する新システムなど、盛りだくさんの新要素が待っている。アップデートまでもう少し、楽しみにして待ちたいと思う。

 また、アップデートと同日の8月17日に発売される新パッケージには、“LV.80成長&礎とエリアランク解放セット”が付属している。これから始める人や休眠ユーザーでもシーズン3を始めやすくなるお得な特典となっているので、活用してみるのはいかがだろうか。

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