『NieR』のコンサート“NieR Music Concert & Talk Live 滅ビノ シロ 再生ノ クロ”開催直前インタビュー! 公開されたテーマソングの歌い手は!?

プロデューサーの齊藤陽介氏、ディレクターのヨコオタロウ氏、コンポーザーの岡部啓一氏、キャラクターデザイナーの吉田明彦氏、ゲームデザイナーの田浦貴久氏に開催が迫ったコンサートについて、話を訊いた。

●『NieR:Automata』の新情報や実機プレイも初披露

 いよいよ今週、2016年4月16日に開催される、発売6周年を迎える『NieR』のコンサート“NieR Music Concert & Talk Live 滅ビノ シロ 再生ノ クロ”。本コンサートでは、『NieR Replicant/Gestalt(ニーア レプリカント/ゲシュタルト)』の楽曲を中心に、新作『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』のテーマソングも披露される予定。さらにトークコーナーでは新情報も発表される。

 新情報については、後日、ファミ通.comにてプロデューサーの齊藤陽介氏、ディレクターのヨコオタロウ氏、コンポーザーの岡部啓一氏、キャラクターデザイナーの吉田明彦氏、ゲームデザイナーの田浦貴久氏のインタビューを掲載する。ここでは、そのインタビューの際にコンサートについてうかがった話を先行公開。

※『NieR:Automata』新情報は、4月21日発売の週刊ファミ通2016年5月5日号でも8ページにわたって掲載予定です。

▲左から吉田明彦氏、齊藤陽介氏、ヨコオタロウ氏、田浦貴久氏、岡部啓一氏。

■『NieR』のお客さんはせいぜい200人!?

――チケットがかなりの争奪戦だったようですね。

齊藤 そうですね。どこにそれだけ『NieR』好きな人が隠れていたんだと(笑)。

ヨコオ いままでやった『NieR』のライブって200人くらいの会場で、そこそこな感じだったので、「『NieR』のお客さんはせいぜい200人ですよ、なるべく小さい会場にしましょう」という話をして。それでも900人が入る会場に決まって、「4倍強なんて調子乗りすぎ!」と思ったんですが、すみませんでした、僕が悪かったです!

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吉田 品薄商法じゃないんですか?(笑)

ヨコオ 違います(笑)。今回に関しては、これまであまりにも何もやらなかったから、こういうことに飢えてた方が多かっただけだと思いますけど。これで調子に乗って、たとえば半年後に、同じく900人規模の会場でやるとガラガラだったりするんですよ。

――これまでのライブと音楽的に大きく違うところは?

岡部 今回は弦楽器を加えているので、印象としてはかなりリッチなものになると思います。また、演出として流す映像は、単にゲームから切り取ったものだけではなく、今回のコンサート用に作り直してもらった部分もあるので、映像も楽しみにしていただければ。また、『NieR』は雰囲気も大切なゲームだと思うので、ライティングの演出にも期待していただければと思います。

――選曲に関してヨコオさんから何かリクエストは?

ヨコオ 選曲はとくに言ってないんですけど、安くはないチケットを買って来ていただくので、演奏する曲数を何でもいいからもっと増やそう、とは言いました。物販もいい素材を使っていただいているので、そこそこお値段がするんです。ですので、パンフレットも文字をたくさん書いて情報量を増やし、とにかくお値打ち感を出そうと必死にやりました。結果、文字がすごく小さくなってますけど。

岡部 僕は文章を書くのがすごく苦手なのに、「メッチャ書かされる!」と思いました(笑)。

――聞くところによると、実機でのデモプレイもお披露目されるとか。

田浦 はい。本作のアクションはもちろん、『NieR』っぽい、ヨコオ作品独特の雰囲気漂う背景にも注目してもらいたいですね。光の感じであったり。あえて逆光で見づらくするといった表現など、あまりゲームでは見られない部分もお見せできると思います。

ヨコオ 新規映像としてイベントシーンも少しお見せするんですが、それはけっこう印象的なものになると思います。

齊藤 短い映像ですけど、このキャラはこういうキャラなんだね、というのが伝わる踏み込んだシーンも入った映像になっています。

――そのほかの注目ポイントは?

ヨコオ 岡部さんが作った『NieR:Automata』の主題歌をライブで披露します。

――もう主題歌が!

ヨコオ 知らない歌を聴かされることほど苦痛なことはないと思うので、事前に予習をするために、今回、ムリを言って音源を公式サイトにアップしてもらいました。ライブに来ていただく方も、そうではない方も、聴いていただければイイナーと思っています。

――歌い手はどなたが?

岡部 J’Nique Nicoleさんという日本在住の外国人の方です。通称はNikkiさん。

――ところで、コンサートで岡部さんは演奏されるんですか?

岡部 僕はしません! 断言しておきます(笑)。当日は壇上で座談会には参加しますが、演奏は皆さんといっしょに楽しみたいと思っています。ですので、自分自身も楽しめるよう、そこまでの準備はキチンとがんばりたいと思って、現在いろいろやっています。そこはある程度、期待していただきたいですね。

――今回はグッズもたくさん作られるようですね。

齊藤 そうなんです。コンサートには物販が付きもの、という僕の勝手なイメージと、いままでオフィシャルのグッズがあまりなかったこともあったので、この機会に作ろうと。そこで、今回のコンサートのプロデューサーである岩崎さん(※崎は旧字)と相談し、「たとえば、でんぱ組.incとか、アイドルのコンサートではこういうのが人気ですよ」という話を聞いて。

ヨコオ でんぱ組.incのビジネスモデルを参考にするとか、かなりムチャだと思うんですけど(笑)。

齊藤 やりたいことが全部できたわけではないんですけど、作りたいものの多くは作ることができたのでよかったなと思ってます。

ヨコオ ステッカーとか缶バッジとか、「僕はいらない」って言ってたんですけど、岩崎さんが「いや、こういう価格帯のがすごく売れるから」って、すごく悪い顔して言うので、それなら少しでもいいものを、と思ってゲームのデータを作るのをサボりながら、グッズのレタッチをずっとひとりでやりました。

吉田 えっ、ヨコオさんがやっていたんですか?(笑)

ヨコオ 缶バッジのヘリの部分は色が足りないと白い枠が出ちゃうので、Photoshopで塗り伸ばしたり。

――各グッズの数は十分に作ってるんですか?

齊藤 作ってはいるんですけど、今回のコンサートでどれくらい売れるのかまったく未知数で。グッズはチケットがない方でも購入できますし、通販も行いますが、それでも売れ残ったらヨコオさんと僕でリアカーで手売りです(笑)。何にせよ、次につながる形になればいいなと思っています。

――楽しみにしています! では、最後に齊藤プロデューサーからひと言いただけますか?

齊藤 日本のユーザーの方に直接お伝えできる機会がずいぶん後手にまわってしまったのですが、コンサートという形でようやくお披露目できて、皆さんの反応がいまからとても楽しみです。もともとの前作『NieR』を知っている方はもちろん、『NieR:Automata』から興味を持ってくださった方にもサプライズなお話しができると思うので、会場に来られない方はニコニコ生放送(※)を観ていただければうれしいです。

※要2000ニコニコポイント。最初のほうは無料で視聴可能です。ネットチケット販売期間は4月19日(火)23:59まで、視聴期限は4月26日(火)23:59まで(1回のみ視聴可能)なのでご注意を!



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