少し前まで『トロピコ』シリーズの初心者だった担当ライターがお届けする『トロピコ 6』プレイ日記は、4回目にして早くも最終回。マジか！　でも打ち切りではないです。涙で前が見えない今回は、現代のミッション“球技”を遊んでいきたいと思います。

　このミッションのテーマは野球で、トロピコ独自の野球チームをイチから作り、トロピコ野球シリーズを開催してアメリカ代表チームに勝利する……というとんでもない物語が展開するのでおもしろいですよ。気分的には映画化もされたノンフィクション書籍の『マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男』ですかね。読んだことはないんですけど。

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資金不足にならない神マップ†

　今回のマップは、前回のコンクリートビーチと比べると平地が広めで建設しやすかったです。資源の採掘で小島に橋を渡すことになるかもしれないですが、それでも遊びやすいと思います。現代には8つの派閥と5つの超大国が登場するので、彼らとのお付き合いのほうがちょっとたいへんですね。

　まず、建設リストでしっかりチェックしたところ、最初から自動車工場が存在。しかも材料もすべて自国で賄えるという夢みたいなシステムが出来上がっていました。そうなんです。今回のマップは無茶さえしなければ資金不足に悩まされることはないんです。

　カリブ海貿易協定というものを研究し、発令しろと言われたので何も考えずに実行したら支持率が93％から31％に激減。おいおい……。資金には困らないけど、支持率に困るマップみたいですね。でもこれのおかげなのか、ダークネットという怪しいところとめちゃくちゃいい条件で自動車の輸出ができました。これでももう安泰！

金さえあればチームは作れる†

　野球の物語なのに、なぜかメインクエストは最初っから不穏で、見張り塔と検問所を4つ作れと言われる。しかし、その理由はすぐにペヌルティーモからの提案で判明。なんとスポーツタレントを賄賂で買収してチームメンバーにする気らしい。しかもトロピコでは3回しか野球が行われていなかったのに、ネットの改ざんによって300万試合の実績のある国技になってました（笑）。スポーツタレントは時間が経てば発見されるので、データから選んで賄賂を送るだけでコンプリート！

　お次は大学を作れとのことでしたが、スポーツタレントの発見まで時間があったのですでに建設済みでラッキー。と思ったところで、メインクエストが立て続けに発生。観光客を増やしたりスタジアムを建設したりと、観光関連の仕事に奔走していました。ちょうどこのころ選挙があったんですが、減税を布告して支持率を上げていたのでセーフ。

　いろいろこなしていたら大学のメインクエスト（本物のトロピコスポーツ）が終わっていない。どうやら「教育を受けた移民を雇う大学」という項目が未達成の様子。どうすればいいのかわからず移民局を建てたりもしたのだけど、大学のメニューの労働者のところで「外国人労働者を雇う」を実行したのが正解だった模様。試行錯誤でいろいろ建てたおかげで街の景色も賑やかになりました。

アメリカチームを洗脳!?†

　セラピー施設が必要になったのだけど、その理由が「強いアメリカ人選手をトロピコ人だと思い込ませるため」みたい（笑）。施設に収容するのはアメリカ人観光客なら誰でもいいみたいなので、データから観光客を選ぼうとしたのだけど、“収容”が選択できない。連打してみても変化なし（当たり前）。しかしよく見ると、“裁判所”が必要と書いてあるではないですか。裁判所を作ると無事“収容”が選択でき、後は収容しまくるのみでした。

　その後、古代遺跡を作ったりしていると、出発させたのも忘れていたサイバー活動センターの人々がノイシュヴァンシュタイン城を奪ってきました。これのおかげかは謎ですが、2回目の選挙も勝利してゲームを続投できました。

　ここでいきなり洗脳のために誘拐しまくった件がアメリカにバレて国交断絶（笑）。まあ、アメリカとは貿易もしていないし、何のダメージもなかったからいいけどね。

国を上げての隠蔽工作†

　サイバー活動センターを作れと言われましたが、すでに持っていたので宝石工房を作って生産。するとついに最後のクエストが発生しました。内容は、洗脳して自チームに引き込んだアメリカ野球選手全員の出身国をトロピコに改ざんするというもの。これはヒドイ（笑）。サイバー活動センターの襲撃メニューに新たな項目が増えているので、さっそく襲撃へ出発！

　この襲撃はランドマークのときと同様に、途中でいろいろ追加クエストがあるパターン。しかし、原発を増やして研究所も所有していたため、まったく障害にならず。大量の電力と知識を要求されたけど、即クリアーとなりました。

　その直後にアメリカが「お前の国の野球選手はうちの選手じゃないか!?」と気付いたんですが、ときすでに遅し。改ざん済みだったので、「やっぱ違ったわ、ごめんね」とアメリカは謝罪して国交断絶も解決。無事にミッション“球技”もクリアーとなりました！　それにしてもヒドイ話でしたね（笑）。時折こういう常軌を逸した……いや型破りのストーリーが展開するのも『トロピコ 6』のいいところでしょうか。

　そんな感じでプレイ日記はひとまず終了です。また機会があればお会いしましょう。もし本作をまだ未プレイな人がいたら、ぜひ挑戦してみてください。こんなヒドイ（いい意味で）シミュレーションゲームはほかにないですからね。

（文：ウワーマン）

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