未来戦が定番化した『CoD』最新作はどうだったの†
ドーモ! ブンブンです。世界中に多くのファンを持つ『コール オブ デューティ』(以下、『CoD』)シリーズ。楽しみにしていた方も多いのではないですかね? 自分もシリーズはほとんどプレイしてまして、どの作品も楽しませてもらったという印象です。まだプレイし足りない部分もありますが、現時点でのインプレッションをモード別にお届けしていこうと思います。
キャンペーンモード:戦場で紡がれる兵士たちの熱い物語†
未来をベースとした世界観はここ2作品ほど変わらず。現代戦が好きなユーザーからは、発売前のトレーラームービーなどで低い評価が目立ったけど、実際にプレイしてみたら過剰な低評価を受けていたなあという印象。キャンペーンモードでのスケールの大きな舞台設定やド派手な演出な連発は、さすが『CoD』といった感じ。ストーリー展開のダイナミックさなどこそがこのシリーズのキャンペーンモードの魅力なんだよなあ……。
無重力空間での戦いはかなりもっさりとしており、移動しながら攻撃するといった行動がとりにくい! これに関しては戦闘にメリハリを与えるという点でアリだったんじゃないかなと思います。宇宙空間での戦闘機のドッグファイトは難しすぎず、適度な難度。実際、飛行機モノのゲームは操縦が難しいものが多いので、これくらい操作が簡略化されてるほうが爽快感があっていいのかなと思います。
クリアーしてみれば、いままで通りプレイヤーの感情を高ぶらせてくれるキャンペーンモードでした。戦場の兵士どうしで芽生える一体感は最高です!
マルチプレイヤーモード:存在感を出せたときの多幸感は格別†
前作『コール オブ デューティ ブラックオプスIII』のスペシャリストからコンバットリグになるなど、細かな変更はあるものの、ジャンプブーストや壁走りなどスピード感のある戦闘は健在。一方的にキルを取られずにいかにキルを重ねていけるかが重要なのはこれまで同様だ。
スコアストリークの存在によって活躍したプレイヤーの強みがどんどん加速していく感覚は、やられてみるほうからしてみれば悔しいことこの上ないが、一度自分がキルを重ねる側に立ったときの快感は完全に中毒と呼べるレベル。
「戦場の支配権は俺が握る」とでも言わんばかりの存在感を出せたときの多幸感といったら……。この感覚を味わいたくてマルチプレイに没頭するファンが後を絶たないのでは? とも思う。
ゾンビモード:シリーズ最高クラスの完成度か†
ゾンビだのエイリアンだのといった外敵を味方とともに撃退していくゾンビモード。実装当初はおまけモード的な扱いだったが、シリーズを追うごとに完成度が高くなり、いまやメインコンテンツのひとつといっても間違いないだろう。
なかでも本作のゾンビモードは非常に完成度が高く、1980年代のテーマパークを彷彿とさせるデザインのマップを散策し、多くの謎解き明かしていくという流れだ。ただゾンビを倒すだけではなく、並行して自身たちの強化を行い、後半の戦いに備えるという流れがよくできており、リプレイ性の高いモードとなっている。
キャンペーンモードでは味わえなかったゾンビモード特有のバカバカしさも最高のスパイスと言えるだろう。これ単体でプレイしても十分なのでは? といった出来なので、FPSが難しそうで手を出せないといったプレイヤーは、キャンペーンモードやこのゾンビモードからプレイするのをオススメしたい。
現代戦ではないとか、実銃が登場しないなど(『CoD』過去作のマルチプレイに登場した武器がクラシック武器として登場するが……)、ネガティブな言い回しをしようと思えばできるだろう。とはいえ、現代戦ではなく、架空の装備だからこそできたことはたくさんあるように思える。シリーズが現代戦ではなくなったからプレイするのをやめた、というファンにこそプレイしてほしいかなと。遊んだ感触としては、間違いなくこれまでプレイしてきた『CoD』シリーズそのものだったし、しっかりと楽しませてくれるだけのおもしろさがそこにあるだろう。