ビジュアルやキャラ設定が丁寧に描かれ、臨場感の高い“終末の世界”が味わえる。フィールド内を歩き回ってアイテムを探すRPG的要素も、物語を盛り上げる要素として○。一方で、レベル上げをしたくても、一度倒した敵は復活しないほか、攻撃や防御力が完全に装備品の性能に紐づいているのに、アイテムの入手経路はほぼ固定でハクスラ的要素はなしと、自由度は低め。リカバリーが難しいバランス。
週刊ファミ通1615号より
バトルは『XCOM』にかなり似た手触り。遮蔽物でカバーしながらの銃撃戦は、気分もノリノリになるし、ミュータントならでは能力を駆使するのもおもしろいです。何より、探索からそのままバトルに移行するのがとてもいい。ステルスからの奇襲がキモで、正面から突っ込むと即ゲームオーバー、といった歯応え。ビジュアル面はかなり美しいし、ポストアポカリプス的な物語も興味深いですね。
週刊ファミ通1615号より
バトルはターン制だけど、しっかり索敵をしながらステルスキルを行うことで敵の戦力を少しずつ削り、戦いを有利に持っていく仕組みがおもしろい。入手できるアイテムなどの資源が限られていることもあって、緊張感が漂っているのもいいけど、それゆえに探索が重要となるので、そこが若干手間に感じる人もいるかな。主人公のミュータントたちのキャラに味があって、彼らの掛け合いは楽しめます。
週刊ファミ通1615号より
ステルスアドベンチャーと、マス目型のストラテジーゲームのいいとこ取り。いかに有利な状態で奇襲を仕掛けるか、交戦中は遮蔽物のどの面に身を隠すかなど、細かい戦略の積み重ねが結果を大きく左右するのがおもしろい。読みが甘いとあっさり全滅する場合もあり、バトル開始前からすぐにリトライできるのはありがたい。探索中に挿し込まれる、文明崩壊前を知らない彼らの会話は、愉快で和みます。
週刊ファミ通1615号より