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『Gears of War: E-Day』キャンペーンモードレビュー。初期作のパニックホラー感とともに絶望的な戦いの始まりを描く、これぞ前日譚という作品【BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ】

『Gears of War: E-Day』キャンペーンモードレビュー。初期作のパニックホラー感とともに絶望的な戦いの始まりを描く、これぞ前日譚という作品【BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ】
 洋ゲーライターBRZRKによる連載“BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ”。今回はTPS(三人称視点シューティング)『Gears of War: E-Day』をレビュー。Xbox Series X|S/PCで10月7日発売で、2日よりプレミアムエディション&コレクターズエディションの早期プレイが開始される。
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 ドモー。気付けば10月になっちまうわけで、もうちょっとしたらThe Game Awardsも来て年末ってかなりホラーすぎるなと思うBRZRKです。こうやって人は老いていくのかと実感するわけで、日々を大事にゲームに使って生きていこうと思う次第。『
WARDOGS』おもろー。
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 さて今回紹介するのはXboxの看板シリーズのひとつでもあるTPS『Gears of War』(以下、Gears)シリーズの最新作『Gears of War: E-Day』。10月7日の発売に先駆けひと足お先にキャンペーンモードをクリアまでプレイしたので、そのインプレッションをお届けしようと思う。

絶望的な戦いの始まり“E-day”を描く前日譚

 本作は、初代Gearsの14年前を舞台とする前日譚。人類同士の資源を争う戦争が一段落したと思ったのも束の間、突如として地底から謎の勢力ローカストが出現し人類の25パーセントが死亡した……という、長き戦いの発端となる出来事“エマージェンス・デー”(E-day)からの数日間を掘り下げる内容となっている。

 でまぁ、この数日間の戦いの絶望っぷりがハンパじゃない。成果をあまり上げられないままひたすら人類が後手に回り右往左往するさまは、ほとんどSFパニックホラーといった感じだ。
『Gears of War: E-Day』レビュー
オープニングではつかの間の平和が一気に崩壊していく様子を目撃することになる。

マーカス&ドムの掛け合いはやっぱり格別だ!

 ソロ~最大4人協力プレイが可能な本作。主人公チームは、Gearsつったらやっぱこの漢マーカス・フェニックスを筆頭に、相棒のドムことドミニク・サンチャゴ、そこに元兵士のマグス・カーターと新人兵士のルーカス・レイエスが加わり、この4人がブラボー分隊としてローカストをしばき倒すことになる。
『Gears of War: E-Day』レビュー
やっぱギアーズつったらマーカスとドムのコンビじゃねぇと始まんねぇゼ!
『Gears of War: E-Day』レビュー
たまたま居合わせた連中で急造のブラボー分隊を結成。ローカストをブチのめしてやろうぜ!
 そしてマーカスとドムについては、Gears1~3で同キャラクターの声優を担当した廣田行生氏と髙階俊嗣氏が続投したことにより、あの最高のバディ同士の掛け合いが大復活! シリーズファンならこれだけでも十分にプレイする価値があるはずだ。

 あ、名言(迷言?)の“プランB”発言も出てくるし、チェーンソーが備え付けられたGearsの代名詞とも言える武器“ランサーアサルトライフル”のプロトタイプ版誕生を目撃できたりもするのでたまらんね。
『Gears of War: E-Day』レビュー
もっと強力で残忍な武器が必要になるほどの戦いだからこそ生まれたとも言える、イカれちまったウェポンだ。

テンポのいいオープンフィールド構造、スマートなカバーリングなど、シリーズ最新作としてもきっちり進化

 ゲームシステムはTPS(三人称視点シューティング)ベースで、壁などの障害物に張り付いて身を隠すカバーリングを駆使しながら眼前に現れるローカストを撃退していく。

 で、今作のカバーシステムだけど、身を守る遮蔽物のサイズに応じて立ち状態・中腰状態と変化する上に、敵に遮蔽物が壊されたりした場合でも引き続き仰向けで身を低くした状態でカバーリング続行可能。この移行が凄くスムーズに表現されてるのが見ていて妙に気持ちいい。というか、無意味にカバーしたくなるのってなにげに凄いよね。
『Gears of War: E-Day』レビュー
Gearsの醍醐味とも言えるカバーリング。敵の様子を伺って打って出ようぜ
『Gears of War: E-Day』レビュー
遮蔽物の高さに応じて身を守る姿勢も変化。被弾したくなけりゃ身を晒すな!

戦況の悪化により変化していくフィールド

 舞台となるのは惑星セラの都市の一つであるカロナとその近郊で、最初は過去作のように1本道で進めていくが、後のチャプターではオープンフィールド化したダウンタウンエリアや港湾エリアにも訪れることになる。

 で、物語が進んでいくと最初は都市然とした見た目だったのが、戦況の悪化につれてビルは崩れ、人間の死体がそこら中に落ちていたりと文字通り地獄に。ってか、通常時と荒廃時で異なるバージョンのマップを作ったと考えると凄いな。
『Gears of War: E-Day』レビュー
エマージェンス・デーのダウンタウンは、そこら中ローカストだらけのなかを市民たちが逃げ惑うという地獄絵図
『Gears of War: E-Day』レビュー
直前まで人が行き交う街だったが、今じゃ“薬莢と肉片が散った地獄”といった様相だ

オープンフィールドエリアのテンポ感もグッド

 オープンフィールドのエリアは、指示を受けたポイントへ移動するとストーリーが進んでいくのだが、その道中で周辺の建物や路地に寄り道をすると、サブ目標やいくつかの発見が得られるという形式。
『Gears of War: E-Day』レビュー
サブ目標は現地での受注型。接近するとアイコンが表示されるので見つけたら挑戦しておこう
 これはあくまで筆者の感覚だけども、Gears 4や5のオープンフィールド面が長い移動で間延び感があったのと異なり、今作ではコンスタントに戦闘が発生するため、オープンフィールド構造を取り入れつつ1~3作目に近いテンポ感で進んでいけるのがいい。

 また、敵の編成もプレイヤーが中だるみを起こさないようなバランスとなっているため作業感はかなり薄く、毎回違った印象で戦闘に望めるのはかなり良い。ちなみにボス格の連中とはハードな戦いとなるので気が抜けないぞ。

探索で収集したパーツで武器改造できるのがアツい

 道中の探索では、市民や兵士たちが遺した残置物や、武器MOD(改造)に使える“ハードケース”を入手できる。

 前者は作品世界や主要キャラクターのバックグラウンドを補足するようなコレクティブ要素だが、後者は武器の性能を改善したり特性を変えられたりと強力なので、キャンペーンミッションだけを優先せず、いろいろな場所を探索してまわることをオススメする。

 といってもプレイヤーの想定ルートからそんなに外れていない場所に配置されていることが多く、近くにこれらのアイテムがあるエリアに入るとシリーズ定番の「ドュワーン」というジングルが流れるし、マップを開くと配置場所が表示されたり、ビジョンを切り替えて周囲を見ているとどこにあるかの場所が示されるようになるので、焦らず絞り込んでいくといいだろう。
『Gears of War: E-Day』レビュー
“Tac-Com”ビジョンを使用すると味方の位置だけでなく、コレクティブ要素の位置も表示されるのでこまめにチェックすべし
 さて武器MODについても説明しておこう。ハードケース以外にもサイドミッションの報酬としても獲得でき、マップ各所に設置されているサプライキャッシュ(武器庫みたいなの)でセット可能。銃器やアーマー、戦術ギアを改造して、弾倉を拡張したり、連射時の集弾率向上などのさまざまな恩恵を受けられる。
『Gears of War: E-Day』レビュー
武器MODが手に入るハードケースは見逃さないようにしたい。ジングルが聞こえたら周囲を確認しようぜ
 なかでもお気に入りなのは、Gearsシリーズでも人気武器のひとつであるナッシャーショットガンのスラグ弾。これまでのナッシャーは散弾の拡散率が高い代わり、至近距離ではバカ高い威力を発揮するタイプの武器だった。

 しかしスラグ弾に変えると、中距離の敵でも真芯を捉えれば一撃で頭部を粉砕するレベルの武器に。コレを使って次々と現れるザコローカストを粉砕していくのがメチャクチャキモチイイ! そんな感じに武器ごとに色々なカスタムができるので、自分なりの気持ちの良い組み合わせを探してみると良いだろう。
『Gears of War: E-Day』レビュー
武器を改造して大きく性能を向上させよう。

ここから入って1リメイクに行くのもアリな快作

 本作をクリアするのに要したのは約13時間ほど。難度ノーマルかつコレクティブ要素を探し回りながらではあるが、結構ボリューミーに感じた。そしてGearsと言えば忘れてならないのがゴア表現。筆者はWindows版をプレイしたのだが、これまでのシリーズ作品と変わらず“Bloodbath”(大虐殺)という表現がまさにピッタリで、Gearsならではのゴア表現は一切控える気がない感じがしてとてもグッド。

 本作で初めてのGearsを触るのであれば、このエマージェンスデイの後、14年後にトンデモねぇところから始まるGears 1のリメイク作品『
Gears of War: Reloaded』を皮切りにシリーズ作品を是非プレイしてほしい。

 また既にファンだというのであれば、本作をプレイすることでエマージェンス・デーがどんだけ地獄だったのかを体験し、なぜ人類がハシント高原(初期作で人類最後の砦となっていた地域)へと逃げざるをえなかったのかを体感してほしいと思う。
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著者近況:先日二郎系に行こうとしたら連休明けの休業でしょんぼり