スクウェア・エニックスから発売中の高圧洗浄シミュレーター『パワーウォッシュ シミュレーター』(対応機種はNintendo Switch、PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC)。
同作のDLCは『FFVII』とのコラボによる“ミッドガル特別依頼”、『スポンジ・ボブ』とのコラボ“スポンジ・ボブ特別依頼”など、なかなかツボを突いたコラボを展開しているが、いよいよ2023年11月16日深夜から17日早朝ごろ、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とコラボした“バック・トゥ・ザ・フューチャー特別依頼”が配信される。価格は880円[税込]。
※“バック・トゥ・ザ・フューチャー特別依頼”を利用するためには『パワーウォッシュ シミュレーター』ゲーム本編が必要です。
そんなDLC“バック・トゥ・ザ・フューチャー特別依頼”について、『パワーウォッシュ シミュレーター』チームからコードの提供を受け、ひと足早く遊ぶ機会をいただけたので、本稿ではプレイ動画とともにプレビューをお届けしよう。
『パワーウォッシュ シミュレーター』DLC“バック・トゥ・ザ・フューチャー特別依頼”先行プレイ動画
映画を撮影していた時代にタイムスリップ
本DLCはそのタイトルの通り、Universal PicturesとAmblin Entertainmentが手掛けた映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作をフィーチャーしたコンテンツ。
プレイヤーは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を制作している時代の洗浄屋。プロデューサーからの依頼で汚れた小道具を洗い流す仕事を頼まれ、“ドク・ブラウンのバン”や“タイムマシン”、“ヒル・バレーの時計塔”、“ホロマックス・シアター”、“ドクの機関車”などを映画に登場する印象的なセットや小道具などを洗浄することになるのだ。
高圧洗浄の快感とノスタルジックな気分が交互に押し寄せる
今回、洗浄したのは“ドク・ブラウンのバン”と“タイムマシン”。
“ドク・ブラウンのバン”は“タイムマシン”を運ぶために登場したバンで、“タイムマシン”はドク・ブラウン博士が改造したあのデロリアンだ。
思わず「こいつはヘビーだ」と主人公マーティのセリフを言ってしまうほどのガンコな汚れを高圧洗浄で洗い流す快感は『パワーウォッシュ シミュレーター』の醍醐味。
そんなガンコな汚れを洗い流していくうちに映画に登場した見覚えのある姿になり、それと同時に映画のワンシーンが思い起こされていく。洗浄の快感とノスタルジックな気分が同時に味わえるという、なかなか得がたい体験ができるのも、本DLCの魅力のひとつだ。
とくにタイムマシンに改造されたデロリアンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を象徴するクルマながらも、当然ながらその細部は映画で映っているところしかわからない。本作では、映画ではわからない細部もじっくり観察することができるうえ、細かいパーツをつぎつぎと洗浄し、“DING!”音を連発させたときの快感は筆舌に尽くし難い。
依頼が完了したときにはちょっとした仕掛けも
一部の依頼には、洗浄が完了した際、開発者の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』愛が感じられる仕掛けもある。どんな仕掛けになっているのかは、プレイ動画や実際にプレイして確認してほしい。
40年近く経って『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の新たなコンテンツに触れる日が来ようとは
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作はタイムトラベルものの名作として、どの世代にも広く知られているだろうが、筆者のように学生時代に映画が公開されたアラフィフ世代にはとくに思い出深い映画なのではないだろうか。
同作で描かれていた30年後の未来(2015年)が、すでに8年も過去になったいま(2023年)、新たに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に触れられたことに感動&感謝。
それが『パワーウォッシュ シミュレーター』のDLCというのもいい(オッサンはAAAやフルプライスゲームをプレイするのに気合いが必要なのです)。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は好きだけど、『パワーウォッシュ シミュレーター』は未体験、という人はこれを機にぜひ(洗浄の快感がクセになるはず)。