2023年8月23日~27日の5日間、ヨーロッパ最大級のゲームイベントgamescom 2023がドイツ・ケルンにて開催。
記者もとても気になっていたタイトルを試遊することができた。フランスのパブリッシャーであるMicroids(ミクロイド)から2023年11月14日に発売予定のプレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC用ソフト『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』だ(Nintendo Switch版は2024年発売予定)。
『UFOロボ グレンダイザー』は、言うまでもなく、1975年~1977年にテレビアニメが放送された永井豪先生原作によるロボットアニメ。『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』に続くタイトルとして放送され、当時のちびっこたちの人気を集めた。日本でのテレビ放送開始から50年近くを経て、ゲームとして蘇るのだ。
記者も幼少のみぎりに『UFOロボ グレンダイザー』を毎週楽しんでいたこともあり、ゲーム化の報に接したときは、「あの『グレンダイザー』が!」と驚かされたものだが、取材に応じてくれたプロデューサーのジュリアン・フーベルト氏にゲーム化の経緯を聞いてみると、「『UFOロボ グレンダイザー』はヨーロッパで人気が高く(とくにフランス)、ゲーム化をしたらたくさんの方に喜んでいただけるのではないかと思った」とのこと。『グレンダイザー』愛がゲーム化への道を開いたようだ。
『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』では、テレビシリーズの1話から7、8話までが描かれる。デューク・フリードこと宇門大介と恐星大王ベガや円盤獣たちとの戦いが展開されるのだ。ジュリアン氏にすかさず、「本作が好評だったら、続編なども考えているのですか?」と聞いてみたところ、「そうですね!」との力強いお返事。
気になるゲームのほうはというと、本作は3つのゲームプレイで構成されているとのこと。“スペイサーと合体してのUFO形態での3Dシューティングと、グレンダイザーによるバトル、さらにTFOを駆使しての2Dシューティングだ。
3Dシューティングは、進む方向が決まっているレイルウェイ型となっており、LTボタンで“スピンソーサー”を、RTボタンで“スピンドリル”を撃ちながら進む。複数の敵をロックオンして一網打尽にするといったことも可能だ。ゲージを溜めると“メルトシャワー”を放つこともできる。
グレンダイザーによるバトルでは、基本攻撃となるパンチとハーケンを駆使して戦う。なかには、シールドで防御してくる敵もいるので、LBボタンで反重力ストームを当ててシールドを解いてから攻撃をすることになる。
パンチボタン連打やハーケンボタン連打によるコンボ攻撃も可能だが、何といっても強力なのが、溜まったゲージを満タンにすると放てるスペースサンダー。カットインによる演出なども入り、かっこいいものになっている。3Dバトルモードでは、最後に円盤獣ガメガメを倒すとステージクリアーとなる。
なお、3Dアクションのパートではステージをクリアーするとエレメントが入手できるようになっていた。エレメントを集めると、パワーアップしていくようだ。
3番めが、兜甲児が乗っていたTFOによる2Dシューティング。3Dシューティングに加えて2Dシューティングモードも楽しめるとは、何ともサービス満点な感じだ。
ボイス対応している本作だが、うれしいことに日本語音声対応もするとのこと。気になって声優が誰になるのか聞いてみたところ、収録はこれからだという。「パッケージ版の発売に間に合うのかしら……」と疑問が浮かんだが、もしかしたらパッケージ版の発売はワールドワイドに比べて少し遅れるかもしれないという(ダウンロード版はワールドワイドで同時になるよう)。声優さんが誰になるか、気になるところ。
本作は、東京ゲームショウ2023での出展が決定しており、KONAMIブースで出展されるとのこと(パッケージ版の販売をKONAMIが担当するため)。パッケージ版のパブリッシャーは3gooとなる。『UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも』が気になる方は、東京ゲームショウの会場で試してみるべし!