フランスのゲームパブリッシャーであるMicroids(ミクロイド)が『UFO ロボ グレンダイザー』を2023年にプレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、Nintendo Switch、PC向けに発売予定であることを明らかにした。

 『UFO ロボ グレンダイザー』と言えばいうまでもなく、1975年~1977年にテレビアニメが放送された永井豪先生原作によるロボットアニメ。『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』に続くタイトルとして放送され、当時のちびっこたちの人気を集めた。富山敬さん演じるデューク・フリード(宇門大介)もかっこよかった。

 海外でも人気が高かった『UFO ロボ グレンダイザー』。ことにフランスでは熱狂的だったというが、今回ゲームに登場するモデルを披露したティーザーと画像2点が、パリのル・グラン・レックス劇場で開催された“グレンダイザー特別イベント”で公開されたというから相変わらずの人気ぶりなのだろうと思われる。ティザーが公開された会場は熱狂の渦に巻き込まれたのではないかと想像される。

 「永井豪の漫画『UFO ロボ グレンダイザー』をアニメ化した人気作品を原作とする本アクションゲームは、昔からのファンの皆さんを、主人公の宇門大介と彼の操縦するロボット、グレンダイザーの波乱に満ちた冒険に誘います。勇気、戦闘、裏切り渦巻くグレンダイザーの熱いストーリーに再び浸るチャンス。新時代の騎士が地球を救うために新たな戦いを繰り広げます」とのことなので、原作をベースとしたアクションとなるようだ。

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 本作を開発するのは、フランスのゲームスタジオEndroadで、ユービーアイソフトやAmplitude Studiosなどに在籍していた実力者たちで構成されている会社。製作サポートとして、アートディレクターであり熟練クリエイティブディレクターでもあるローラン・クリュゼル氏を起用。また、1989年よりゲーム・イラストレーター(Ocean Software)として活躍し、グレンダイザーの公式イラストレーターを5年間務めたフィリップ・デッソリー氏(別名“Golgoth(円盤獣)71”)もアートディレクションに力強いサポートを行っているとのことだ。

 日本でのテレビ放送開始から50年近くを経てゲームとして蘇る『UFO ロボ グレンダイザー』。日本での発売も大いに期待できそう。

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 今回のアナウンスに合わせて、Microids社のCEOステファン・ロンジャール氏と、Endroad社のゲームディレクター兼共同設立者であるコロンバン・シセロン氏のコメントが公開されているので、以下にご紹介しよう。

 「グレンダイザー ゲームの最初の画像を皆さんにお見せできることを嬉しく思います。Endroad は才気溢れるゲームデベロッパーで、永井豪の創り出した世界をビデオゲーム上で忠実に再現してくれるものと、我々も全面的に信頼しています。近日中に、最初のゲームプレイ映像を公開する予定です」(Microids社 CEO ステファン・ロンジャール氏)

 「ここ数ヶ月、グレンダイザーのゲーム開発に特に熱を入れて取り組んでいます。ファンのため、そしてまだ宇門大介とその仲間を知らない皆さんのためにも、高品質のゲームを作りたいと思っています。グレンダイザーは、世の注目を集めるにふさわしい豊かな世界です。Endroadでは社員一同がグレンダイザーに対する強い思い入れを持っており、世界中のゲーマーが何十年来待ち望んでいたゲームを必ず我々が提供するとの決意を強くしています。グレンダイザーを蘇らせるということは、我々にとってまさにチャンスであり、歴史に残るアドベンチャーゲームを製作するために弊社のあらゆる経験を注入しています」(Endroad社 ゲームディレクター兼共同設立者 コロンバン・シセロン氏)

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