エレクトロニック・アーツのバトルロイヤル型FPS『Apex Legends』(エーペックスレジェンズ)にて、2022年11月2日(日本時間)よりシーズン15“エクリプス”が開幕する。

 新シーズンでは、月が舞台の新マップ“Broken Moon”(ブロークンムーン)が追加されるほか、ギフト機能やステッカーなどが実装される。本稿では、メディア向けに実施された開発者によるオンラインプレゼンとインタビューにて明らかとなった、最新情報をお届けする。

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『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

約1年ぶりに新マップ“Broken Moon”(ブロークンムーン)が登場。ジップラインの2倍の速度で移動できる“ジップレール”も実装

『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

 約1年ぶりに新マップ“Broken Moon”(ブロークンムーン)が実装。キングスキャニオン、ワールズエッジ、オリンパス、ストームポイントに次ぐ5つ目のマップとなる。

 その名の通り、月が舞台となっており、人が住んでいたコロニーや暮らしていた形跡などが見られる。建物が多い印象のため、室内での戦闘に強いコースティックやワットソン、そして新レジェンドであるカタリストなどは相性がいいのではないだろうか。

『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
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『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

 マップの広さは、ワールズエッジより少し大きいくらいで、ストームポイントよりは小さいとのこと。名前のあるメインスポットは全部で16ヶ所となっているが、3部隊が同時に降りても漁る場所が被らないほど広いスポットや、名前は付いてもないが物資があるスポットもあるようだ。

 新たな仕掛けとしては、エネルギーが流れるレール“ジップレール”が登場。ジップレールは、ジップラインに比べて2倍の速度で移動できる。エリア収縮で移動する際はヴァルキリーやオクタンなど、アルティメットで長距離を移動できるレジェンドがいなくても大丈夫だろう。また、ジップレールによってどのパーティーも移動が速くできるため、ほかのパーティーの戦闘が終わった直後を狙う“漁夫の利”が発生しやすくなると懸念していたが、ジップラインと比べて音がかなり大きいようなので、対策もできるのではないだろうか。

 そして、従来のマップ同様に小さなネッシーなどといったイースターエッグ要素も細やかに散りばめられているとのことなので、マップ探索をしながら隠し要素を探してみるのもおもしろそうだ。

『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

ギフト機能の実装でフレンドにスキンをプレゼント可能に

 フレンドにスキンをプレゼントできる新機能“ギフト機能”も実装される。プレゼントを渡せる条件は、アカウントレベルが10以上かつ送りたい相手とフレンドになって2週間以上経過していること。

『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

 いままで、このようなフレンドにゲーム内で何かプレゼントする機能はなかったので、これによりフレンド間での交流も増えるのではないだろうか。遠く離れた場所に住んでいてなかなか会えない人やApexを通じて仲よくなったフレンドに、誕生日のお祝いやクリスマスプレゼントとして、フレンドがふだんよく使うレジェンドのスキンなどをプレゼントするのもよさそうだ。

 なお、ギフトを渡せる上限は1日5回までと決められている。翌日には上限が回復するとのことなので、送りたいタイミングでプレゼントできないといったことは起こらないだろう。

『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

回復アイテムをステッカーでデコレーションできるように。かわいいので戦闘中に気を取られないように

 新たに、医療キットやシールドなどの回復アイテムに、ステッカーを貼れるシステムが登場。これまでのゲームプレイ中の見た目を変えるカスタマイズ要素は、レジェンドや武器のスキンを変えたり、チャームを付けることぐらいだった。回復アイテムに何かデザインするということはまったく思い浮かばなかったので、このシステムには驚いた。

『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

 回復モーションは、1試合を通して何十回も行う動きでもあるため、気分転換にいろいろとデコレーションできるのは楽しそうだ。

 現時点では、ネッシーの着ぐるみを着たキュートなワットソンや無邪気にはしゃぐオクタン、マスコット人形でもあるネッシーなどがラインアップ。なお、ゲームプレイには影響なく、ほかのプレイヤーには見えないので、自分の好きなようにカスタマイズするといいだろう。

 かわいらしいステッカーを見ることに夢中になって、味方へのカバーや報告、敵の位置把握が疎かにならないように気を付けたい。

『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように
『Apex Legends』シーズン15で月が舞台の新マップ“ブロークンムーン”が登場。広さはワールズエッジより少し大きいくらい。ギフト機能でフレンドにスキンを渡せるように

ワールズエッジなどと比べたマップの大きさは? ジップレールの影響で漁夫が増える点は? 気になる開発Q&Aをピックアップ

 今回、新マップに関する開発インタビューも実施。ワールズエッジなどと比べたマップの大きさから、ジップレイルの仕様の詳細まで、プレイヤーが気になる点を開発・Jeff氏に訊いた。

――新マップ:Broken Moonは月が舞台となるマップですが、このコンセプトは前から決めていたのでしょうか? また、いつごろから開発は始まっていたのでしょうか。

開発Broken Moonは、シーズン8のころから開発は始まってました。大体1年半ぐらいかけて、デザインを設計しております。

――ほかのマップに比べて、マップ構造への影響や開発の面でのやりかたの違いなどはありましたか?

開発これまで開発してきたほかのマップを振り返って、得られた教訓や反省点などを活かして制作しました。もちろんコミュニティの意見なども意識しています。

――ワールズエッジやオリンパスと比較して、マップの広さはどれくらいでしょうか?

開発Broken Moonは、ワールズエッジより少し大きいくらいの広さになっています。ワールズエッジでの試合展開や動きを基準にして、少し大きくしたといった感じです。ストームポイントよりは少し小さいです。

――名前の付いたエリア(POI)は何ヵ所あるのでしょうか?

開発リリース時は16個あります。ただ、16個の名前付きエリアをさらに分割したエリアも作っているので、名前が付いていないけど物資があるエリアも用意しています。

 私たちの中で、プレイヤーが複数降りるワールズエッジのフラグメントのような人気スポットになりそうなエリアも考えました。たとえば、“プロムナード”というエリアは毎試合激しい戦闘が起こると考えています。新シーズン開始後にプレイヤーの皆さんからどのような反応があるか楽しみです。

――グラビティキャノンやジャンプタワーではなく、なぜ新たにジップレールを取り入れたのでしょうか?

開発ジップレールは、ジップラインの延長線上で新たな取り組みを行いたいという考えから始まりました。そこからジップラインを新たな戦術として活用できないかと思い、さまざまな実験を行いながら新たにジップレールという形で今回取り込みました。

――となると、ジップレールはジップラインと同じような動きができるのでしょうか。たとえば、一度離して掴みなおしたりなど。

開発基本的にジップラインと同系列のものと考えてください。そのため動き方などはジップラインと同じになってきますが、角を曲がる挙動などは独自のものになっています。

――ジップレールがあるので移動が楽になりそうですが、その反面で漁夫の利を狙るプレイヤーなども多くなるのではないかと思いました。そういった面はいかがでしょうか?

開発もちろん漁夫などを考慮した上で実装しています。ジップレールに乗っているときはハイリスクハイリターンです。たとえば、ジップレールに乗っている際はとても大きな音がでたり、ジャンプバルーンと違って乗っている際は身動きが取れないので、敵から見たら“的”のような存在になってしまいます。

――新マップはどのレジェンドと相性のいいマップだと思いますか?

開発すべてのレジェンドが活躍できるように設計しています。

――見たところ高い壁などがありませんが、ヴァルキリーが強い環境になってしまうのではないでしょうか?

開発たしかにヴァルキリーの能力は使い勝手がいいので、新マップでも活躍するかもしれません。どういった環境になるかは様子を見たいと思います。

――ワールズエッジの試練、ストームポイントのIMC武器庫のようなミニゲーム要素はありますか?

開発キングスキャニオンにあるルートティックを入れようか検討しています。そのほかのギミックとして、地面からエネルギーが放出されている場所があり、そこに乗ると浮かびあがるといったものなども存在します。

――開発目線で、新マップの中でいちばん注目している点などをお願いします。

開発個人としてはプレイスキルが高いプレイヤーたちが、このジップレールを駆使してどのように戦うのか気になります。そのほか、マップの中でさまざまな場所がありますが、どの場所が盛り上がるのかに注目しています。(Jeff)