『ワイルドアームズ』シリーズと『シャドウハーツ』シリーズを手掛けた各クリエイターチームが、自分たちの過去作品から着想を得た新作RPG『ARMED FANTASIA(アームドファンタジア)』、『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』の開発を目指して実施しているダブルキックスターターキャンペーンが残り約48時間(10月1日1時50分)で終了となる。
『ペニーブラッド』に伊藤賢治氏の参加が決定。最終アップデート情報公開
9月29日1時00分現在、13800人以上のバッカー(支援者)から2.8億円以上のプレッジ(支援)が集まっている。そのため、本キャンペーンのバッカーは追加のデジタル版とディスク版のリワードが付いた両ゲームのコンボパックを比較的割安の価格で購入できる。
両ゲームとも、その分野で活躍してきた作曲家が音楽を制作。『アームドファンタジア』の100曲を超えるサウンドトラックは、『ワイルドアームズ』シリーズの音楽を手掛けた、なるけみちこ氏とElements Gardenが“ウエスタンパンク”のエッセンスを詰め込んで制作している。
一方、『ペニーブラッド』のサウンドトラックには弘田佳孝氏(シャドウハーツシリーズ)と海田明里氏(ブレス オブ ファイアシリーズ)が1920年代の世界各地の音楽を取り入れた楽曲を提供している。
さらに、『ファイナルファンタジー』シリーズの作曲家、植松伸夫氏がアメリカを舞台とする『ペニーブラッド』の本格的なアイリッシュ音楽のリサーチと考察を支えている。そして“サガ”シリーズの作曲家である伊藤賢治氏の参加も決定し、『ペニーブラッド』の日本の舞台で使われるサウンド制作に協力している。
植松氏、伊藤氏、弘田氏は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)という同じルーツを持ち、弘田氏は植松氏のバンド“Earthbound Papas”においてベーシストを務めている。また伊藤氏が作曲する“サガ”シリーズにおいて、しばしば弘田氏がアレンジを担当している。
両ゲームのキーミュージックコラボレーターによる原曲、スパシャルアレンジ、リミックス、目黒将司氏(ペルソナシリーズ)と塩生康範氏(エストポリス伝記シリーズ)による追加コラボレーションを収録したスペシャルCD“Composer's Dream”(※)がキャンペーンのバッカー向けにリワードとして追加。
※ゴールデンチケットコンサートに参加するクリエイターや、ゲームに関わっているクリエイターの多くの楽曲が収録される限定版CD。限定500枚を早割り価格の2800円で販売後、価格は4000円になる。キャンペーン後の販売は予定しておらず、バッカーだけが手に入れられる。
キャンペーンの最後の数時間を盛り上げるため、東京で行われるスペシャルゲストやクリエイターのバラエティ企画、新しい楽曲について取り上げるインタビューの様子などがスペシャル閉幕ストリームとして配信。この配信はキャンペーン終了前の9月30日の22時00分から放送予定で、誰でも視聴できる。
スペシャル閉幕ストリームでは、30分おきにダブルキックスターターキャンペーンページにて稀少なサイン入り“Composer's Dream”CDが10枚限定で販売される予定。詳細は番組でチェックしてほしい。
さらに、キャンペーンの終了までに支援したバッカーのみが視聴できるスペシャル“ゴールデンチケット”ライブが10月1日19時00分に放送される。本コンサートには弘田佳孝氏、海田明里氏によるスペシャルバンド、目黒将司氏によるパフォーマンスのほか、サプライズスペシャルゲスト、たくさんのクリエイターチャレンジが予定されている。具体的な視聴方法については、イベントの直前にバッカー限定のページにて公開される予定だ。
また、『アームドファンタジア』と『ペニーブラッド』の開発チームがキャンペーン中の最後の最新情報として、水曜日の最終アップデートにて制作中の動画を公開した。
『アームドファンタジア』フィールドテスト映像(3)
『ペニーブラッド』エミリア戦闘映像
『ペニーブラッド』連携攻撃(マシュー&エミリア)
『アームドファンタジア』とは
ARMと呼ばれる機械兵器を手にした冒険者たちが、荒野に蝕まれていく世界を舞台にドラマチックな冒険活劇を繰り広げるウェスタンパンクRPG。
『ワイルドアームズ』シリーズの生みの親にして、トータルゲームデザイン・シナリオの金子彰史氏をはじめ、キャラクターデザインの佐々木知美氏、作曲家のなるけみちこ氏と上松範康氏、音楽制作チームElements Gardenら、これまでの開発に参加してきたスタッフが再集結し、過去作とは異なる新たな世界と物語を描き出す。
作品コンセプトは、“1990年代のJRPGのアップデート”、“金子彰史氏の原点回帰”となる。
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激動の1920年代を舞台に、闇から襲い来る脅威と対決するダークで凄惨なホラーRPG。
『シャドウハーツ』シリーズを開発した、ゲームデザイナーでシナリオも手がける町田松三氏、個性豊かな人物を描くキャラクターデザイナーの加藤美也子氏、作曲家の弘田佳孝氏がSTUDIO WILDROSE(スタジオワイルドローズ)として参加し、制作を進めている。
過去作とは別世界の物語であるが、世界観は共有している。作品テーマは“それでも生きていく”。『シャドウハーツ・フロム・ザ・ニューワールド』の発売以降、『シャドウハーツ』の続編・新作の開発が3度もスタッフの意志と関係なく中止となっており、町田氏の本作にかける想いが感じられるテーマになっている。
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