『ワイルドアームズ』シリーズと『シャドウハーツ』シリーズを手掛けた各クリエイターチームが、自分たちの過去作品から着想を得たふたつの新作大型JRPGの制作を目指す“ダブルキックスターター”キャンペーンが2022年8月30日に正式発表。開始初日でミニマムゴールとなる75万ドル以上を集め、開発プロジェクトが確定している。
本記事では、『ワイルドアームズ』シリーズの開発スタッフが手掛けるウェスタンパンクRPG『ARMED FANTASIA(アームドファンタジア)』について、世界観や登場キャラクターなど現時点で明らかになっている情報を紹介する。
【更新情報】
- 10月31日:麻生かほ里さん歌唱映像、なるけみちこさん&上松範康さんインタビュー映像追加。Twitchのアーカイブ期間終了にともない、閉幕ストリームの情報を削除。
- 10月1日:ストレッチゴール情報、閉幕ストリーム、バッカー限定ライブ情報を更新。
- 9月30日:ストレッチゴール情報更新。
- 9月29日:最新フィールドテスト映像、秘密結社“イコノクラスタ”、新系統のARM情報が公開。ストレッチゴール情報更新。
- 9月27日:ストレッチゴール情報、ARMのカスタマイズや入手方法などを更新。ストリーム配信・ライブ情報が公開。
発売時期・対応機種
- 発売時期:未定
- 対応機種:PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store、GOG)
Kickstarterキャンペーン終了後数ヵ月内にバッカー(支援者)のメールアドレス(登録したもの)にサーベイが送られる。その中にプラットフォームの選択項目があり、希望のプラットフォームを選択することができる。
※リワード(返礼品)選択画面では、パッケージ等のお届け日が2025年3月と記載されている。
※Nintendo Switch版の開発予定はないが、2タイトルの制作期間中に任天堂の新規ハードが発表された場合、バッカーはその新規ハードを選択できるようになる。
開発スタッフインタビュー
ファミ通ドットコムでは、本作のトータルゲームデザイン・シナリオを担当する金子彰史氏へのインタビュー記事を掲載中。
本プロジェクトの成り立ちや作品のコンセプト、世界観、キャラクター、バトルなどについて語っていただいたので、支援予定の人はぜひチェックしてほしい。
ストレッチゴール情報
Kickstarterにて10月1日までクラウドファンディングが行われており、支援額を集めてストレッチゴールを達成していくことでゲーム内容がリッチになっていく。また、同時にクラウドファンディングを実施している『ペニーブラッド』との合計支援額によってコンボゴールメーターが上昇していき、コンボゴールを達成することでもゲーム内容が追加される。
[10/1 2:15追記]
最終的に、17,920人のバッカー(支援者)と3億7932万8385円のプレッジ(支援)金額を集め、すべてのストレッチゴールを達成した。これはKickstarter史上13番目に支援されたビデオゲームとなり、またここ2年でもっとも支援金額が集まったテレビゲームとなる。
【アームドファンタジア単体のストレッチゴール】
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<達成>ロールチェンジシステム(7500万円)
- キャラクターが初期装備だけでなく、ほかキャラクターのすべての系統のARMを装備できるようになるもの。それによってロールの変更や兼任が可能となり、攻略方法に幅が出るほか、見た目の変化も楽しめる。
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<達成>パズルボックス20(8000万円)
- ワールドマップの各地(20箇所)に思考性の高いミニゲームが配置される。クリアすることでさまざまな報酬を入手可能。報酬の中には、攻略の大きな助けとなる貴重なアイテムも存在する。
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<達成>BGM収録数アップ(8250万円)
- ゲーム中に収録されているBGMの数が50曲から100曲に増量。バトルやフィールド、ストーリーの演出がより豊かなものとなり、プレイ体験を盛り上げる。
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<達成>WANTEDシステム(8500万円)
- ワールドマップに出没・徘徊する賞金首モンスターを探し出し、戦いを挑むミニゲーム。
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<達成>コスチュームチェンジ(1億1000万円)
- キャラクターのコスチュームを変更できるようになるシステム。
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<達成>口笛増量(1億1500万円)
- バトルやフィールド、ストーリーを彩るBGMの口笛成分が20%増量する。
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<達成>ガジェットアクションの追加(1億2000万円)
- ダンジョンの攻略に欠かせないガジェットが増量し、キャラクターはより多彩なアクションが可能に。
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<達成>プレイヤーズノート(1億2500万円)
- これまでの冒険の軌跡を確認できるビューワーを搭載。プレイヤーごとに記録される内容が異なるため、自分だけの冒険の想い出となる。
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<達成>乗り物タイムアタック(1億3000万円)
- ワールドマップを踏破する車両や飛空機械を駆使して、クリアタイムを競い合うミニゲームを搭載。設定されたクリアタイムを超えることでアイテムが得られるほか、ランキング上位者には特別な報酬が贈られる。
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<達成>対応言語追加1(1億3250万円)
- デフォルトで設定されている英語・日本語に加えて中国語と韓国語に対応。
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<達成>宝の地図システム(1億3500万円)
- 入手した宝の地図から得られるヒントをもとにして、広大な世界の各地に隠された財宝を見つけ出すミニゲーム。難易度が高まるほど財宝のグレードも上がる。
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<達成>バトルアリーナ(1億3750万円)
- 本編ストーリーよりも強力にチューンされたモンスターが登場したり、特殊な条件下での戦いなど、成長させたキャラクターの“腕試しの場”が解放。バトルアリーナでは、メインストーリーで戦ったボスモンスターとも再戦することが可能。
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<達成>アチーブメントシステム(1億5000万円)
- ワールドマップの踏破率や、宝箱の開封率、アイテムの収集率を確認できるシステム。それらの達成率に応じて報酬が手に入る他、強敵との特別なバトルも解放されることも。
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<達成>新ARM+3系統(1億6500万円)
- キャラクター6人が装備する6系統のARMに加え、新たに3系統のARM(銃剣/ムチ/チェーンソウ)が追加。バトルにおけるロールも3つ増えることに加え、新ARMに備わっている数十種類のスキルによって、バトルのプレイ感や攻略性は、より充実したものに。装備することでキャラクターのポーズやモーションも変化する。
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<達成>サバイバルバトル(1億8000万円)
- 腕試しの場であるバトルアリーナに、次々と絶え間なく出現するモンスターと連続戦闘を行いそこでの勝ち抜き数を競い合うミニゲームを追加。勝ち抜き数によって報酬がグレードアップしていく他、未知のモンスターが登場したり、ストーリーイベントが解放することも。
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<達成>プロローグチャプター(1億9000万円)
- 物語の最序盤にて邂逅する3人のキャラクターたちの旅立ちに至る経緯を、それぞれの視点で描く金子彰史作品特有となる導入部を追加。エピソードがテキストで語られるだけではなく、ダンジョンやバトルも備わったゲームとなっているため、全体のプレイボリュームも増量。
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<達成>BGMカスタムモード(2億円)
- ゲームクリア後にBGMを自由に再生できる他、コミカルなイベントシーンのBGMをバトルの曲に流したり、怖い雰囲気のBGMをのどかな村の曲に流したりといった、BGMのアサイン先をプレイヤーがカスタムできる機能。ゲーム中に使用していない楽曲が10曲追加される。
この曲も各所にアサインできる設定ですので、自分だけの音楽演出を楽しむことも可能となります。
- ゲームクリア後にBGMを自由に再生できる他、コミカルなイベントシーンのBGMをバトルの曲に流したり、怖い雰囲気のBGMをのどかな村の曲に流したりといった、BGMのアサイン先をプレイヤーがカスタムできる機能。ゲーム中に使用していない楽曲が10曲追加される。
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<達成>アニメイントロ(2億1000万円)
- ゲーム本編の幕開けとなるオープニングアニメーションを実装。
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<達成>チャレンジダンジョン(2億2000万円)
- ゲーム本編の難易度を大きく超えるハイレベルダンジョン。ここでは求められる指先のアクションやトラップ解除の発想力、育てたキャラクターの戦闘力は、ストーリーの最終ダンジョン以上であり、プレイヤーに向けられた最後の挑戦となる。本ダンジョンをクリアすることで、本編ストーリーに大きく関わる“遥か彼方の前日譚”がうかがえる。
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<達成>フォースブレイク増量(2億3000万円)
- フォースブレイクの種類が増える。
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<達成>アナザーワールドプラス(2億4000万円)
- 冒険できるエリアが広がり、ダンジョンや物語のボリュームも増加する。
【ペニーブラッドとのコンボゴール】
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<達成>7500万円
- Steam版の開発プロジェクトが確定する。
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<達成>1億円
- PS5、Xbox Series X|S、PCでも開発が決定。
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<達成>1億5000万円
- ニューゲームプラス。
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<達成>2億円
- レトロ風(8bit)バトル音楽実装。
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<達成>2億5000万円
- カードのミニゲームを実装。
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<達成>3億円
- 衣装・武器着せ替え。『PENNY BLOOD』で使用できる『ARMED FANTASIA』の武器と、『ARMED FANTASIA』で使用できる『PENNY BLOOD』のコスチュームが登場。
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<達成>3億5000万円
- マスコットスワップFriends R Us。『ARMED FANTASIA』のストリッシェが『PENNY BLOOD』の狂乱の1920年代にワープし、ベビークトゥルフが『ARMED FANTASIA』の荒野に降臨するマスコット交換企画。
『アームドファンタジア』とは
本作は、ARMと呼ばれる機械兵器を手にした冒険者たちが、荒野に蝕まれていく世界を舞台にドラマチックな冒険活劇を繰り広げるウェスタンパンクRPG。
『ワイルドアームズ』シリーズの生みの親にして、トータルゲームデザイン・シナリオの金子彰史氏をはじめ、キャラクターデザインの佐々木知美氏、作曲家のなるけみちこ氏と上松範康氏、音楽制作チームElements Gardenら、これまでの開発に参加してきたスタッフが再集結し、新たな世界と物語を描き出す。
【そのほか判明していること】
- “1990年代のJRPGのアップデート”がコンセプトのひとつ
- もうひとつのコンセプトは“金子彰史氏の原点回帰”
- 没タイトル案は“GUN HORIZON”
- “GUN HORIZON”は本編のとある箇所にて重要ワードとして登場予定
ストーリー・世界観
西部劇を思わせる乾いた荒野の中に魔法やモンスター、すでに遺失した文明等が存在するウェスタンパンクと呼ばれるジャンルとなる本作。
中でも大きな特徴となるのが、ARM(Aether Reaction Maximizer)と呼ばれる機械兵器の存在だ。使用者の魔力(エーテル)に反応、そして増幅することで大きな力と変えるこの兵器は、過酷で危険な荒野を生きていくために不可欠であり、そこに秘められた謎は重要なファクターとしてゲーム本編に関わってくる。
プレイヤーは、ARMを携え荒野を行き交う冒険者となって、秘密と刺激に満ちた物語へと飛び込んでいくことになる。
【インタビューで判明していること】
- 『ワイルドアームズ』とは舞台も物語も連続性のないまったくの新作
- 『戦姫絶唱シンフォギア』制作に着手する直前まで新作のオリジナルRPGの開発準備を進めており、本作は“そのとき構想していたRPGの主人公たちが敗北して、敵による統治が完了した”世界線、その遥か彼方の未来世界が舞台
- 『ワイルドアームズ』からのキャラクターは再登場しない
- トニーに始まり、ラギュ・オ・ラギュラで終わることもない(金子氏は絶対にないと断言している)
- 加えて、並行世界に9体存在するマザー、シリーズを跨いで登場するスマッシャー、インパルス、ノヴァといった3タイプのアークドライブウェポンの秘密など、残されたままとなっている『ワイルドアームズ』の設定を本作で補完することはない
あらすじ
舞台は、ゆっくりと、それでも確実に進行する荒野化現象に加え、頻発するカイジュウ災害に脅かされている明日無き大地――ロンデニアム。
祖父を失くした17歳の少年イングラムは、各地を放浪し、自分の腕を頼りに生きていく流浪の冒険者“渡り鳥”になることを決意。再会した幼馴染と、かつて交わした小さな約束を胸に故郷を旅立つこととなる。だがこのとき、旅路にて繰り返される出会いと別れが、やがてロンデニアムに隠された大いなる謎にいざおうとは、知る由もないイングラムであった。
彼方の大地ロンデニアム(Londinum)
地表の大半が枯れ果てており、わずかに残った水場や緑地も日に日に活力を殺がれていく荒野の世界“ロンデニアム”。
1000年前、ロンデニアムに繁栄していた文明は全世界的に崩壊し、衰退しきった人類は前時代の遺物を再利用しながら集落単位で身を寄せ合い、未成熟な機械文明を構築している。
そんな人々を導いてきたのが世界管理機構“聖鍵教会”。再びこの世界を人類の手に取り戻すために、聖鍵教会は“ARM”を開発し、“渡り鳥”と呼ばれる冒険者の活動を支援し続けてきた。
聖鍵教会
荒野化が始まったとされる約1000年前に成立。
もはや霊長の座より陥落した人類の未来を如何にして開闢するかを目的と掲げ、そのためには鉄を纏い、血を流すことすら厭わないと強く理念に謳っている。
理想に殉じたひとりの女性――剣の聖女を象徴として奉じているが、実態は宗教組織というよりも衰退によって国家と呼べる共同体が維持できなくなったロンデニアム唯一の統治組織。
そのために“世界管理機構”とも称されている。
各種法整備から始まり、インフラを敷き、経済活動を促し、安全を保障。過酷な世界における生活の向上を目的とした技術の開発と共有を行うと同時に、カイジュウによる被災を食い止めるべく武装集団も率いている。
そのひとつつが、聖鍵教会の麾下にある教会騎士団であり、もうひとつは“渡り鳥”と呼ばれる冒険者を支援するギルドである。
また、教会騎士や渡り鳥が使用する装備――ARMの研究開発も行うなど、ロンデニアムの暴力装置は聖鍵教会に集約されていると言っても過言ではない。
ゆりかごから墓場まで。
生も死も、それらを左右する全てを司る聖鍵教会は、当然ながらこの世界における強権を有すこととなり、その事実に対して不満や反発を覚える人間も少なからず存在するとされている。
【そのほか判明していること】
- 物語に大きくかかわる巨大組織
登場キャラクター
【インタビューで判明していること】
- 3人以外にもパーティインする仲間キャラクターが存在
- 公式サイトでは6人のメインキャラクターと記載されており、シルエットも公開されている
- ある程度物語が進行すると、パーティメンバーを入れ替えつつの進行に
- パーティ外のキャラも戦闘支援できるようなシステムを準備
- 金子氏は“ラスボスにはフルメンバーで挑んでほしい”とコメント
- ボイスの実装を想定しているが、開発予算の集まり次第となる
イングラム・グッドウェザー(Ingram Goodweather)
「聖鍵教会に関わるとロクな死に方をしないってのが、代々伝わる家訓のひとつなんだよ」
- 来歴:早くに両親を亡くし、長らく祖父の世話をしながら暮らしてきたが、その祖父の死をきっかけに、そして、幼馴染と交わした約束を果たす為に渡り鳥として旅立つ。自由を不安に感じない、しなやかな翼の持ち主。
- 人物:決して優等生ではないが、面白い事が大好きで、悪い事は許せないという、充分に主人公気質の持ち主。世慣れているからか弁が立ち、ここぞの場面での決断力に優れる。決して考え無しの馬鹿ではなく、ただ、考えるよりも行動が早いだけである。
- 戦闘:片手で自在に取りまわせる銃型ARMを得物としている。スピードで相手を攪乱し、こちらに有利な状況を組み立てる戦巧者。連続してダメージを与えたり、複数の標的をまとめて射貫く等、一撃の重さよりも手数を重視した派手なアクションが持ち味となっている。
- ガジェット:バクダン。セットすると爆発し、周囲のものに衝撃を与える効果がある。ヒビの入った壁を吹き飛ばしたり、脆い岩を崩して高いところにジャンプするための足場を作ることも可能。複数個同時にセットすれば、より大きな衝撃を与えることもできる。
- 誕生日:10月9日
- 年齢:17歳
- 身長:169センチ
- 一人称 :オレ
- 好きな玩具:手足のパーツが付け替え可能な磁石人形
アリシア・フェアヘッド(Alicia Fairhead)
「いつだって先頭に立って向かい風を受け止める。それが教会であり、わたしの務めよ」
- 来歴:前・教会騎士団長の一人娘で、自身もまた騎士団に所属している。先日、単独行動や小隊指揮が許される上級騎士への昇格試験に合格したばかりの若きエリートであり、聖鍵教会の説く理念や正義を胸に荒野へと臨んでいる。
- 人物:上流階級の出自である事を微塵にも感じさせない朗らかで気さくな心柄の持ち主。周囲の誰からも愛されて、そして彼女もまた周囲の誰もを愛してきた。だからこそ、荒野に罷り通る無法・悪行には心を痛めている。
- 戦闘:身の丈を優に越える剣呑な鉄塊――槍型のARMを得物としている。真っ直ぐに繰り出されるパワフルな一撃は強力無比だが、特筆すべきは左腕に備わった防御デバイスであり、その機能を十全に発揮する事で、文字通り仲間を守護する「盾」となる。
- 誕生日:9月22日
- 年齢:19歳
- 身長:162センチ
- 一人称:わたし
- 好きな球技:バスケットボール(ポジションはセンター)
ユークリッド・スタージス(Euclid Sturges)
「そんな事、とっくに知っていたさ。この世界のどこにも『荒野の果て』なんてありはしない」
- 来歴:幼い頃にイングラムと出逢っており、一緒に遊んで育つ。月日は流れ、親の転居で一度は離れ離れとなってしまうが、あの日に交わした小さな約束を果たすべく、渡り鳥となって帰ってきた。実家は治療院を営んでおり、いずれは後を継ぐのだと理解している。
- 人物:皮肉屋かつリアリストとして振舞っているが、子供時分の約束を大切にしているところからも伺えるように実態はパーティ随一のロマンチスト。また、奔放な幼馴染に振り回されつつもサポートする苦労人気質である。
- 戦闘:エーテル(魔力)を炎や雷に変換する杖型のARMを得物としている。相手の弱点属性をつく事で絶大な威力を発揮し、頼もしいダメージディーラーとして存在感を放つ。また、相手のスキル行使を封じる事で戦局を有利に導く役目もある。
- 誕生日:4月11日
- 年齢:18歳
- 身長:174センチ
- 一人称:僕
- 好きな余暇の過ごし方:機械いじり→長風呂→読書→寝落ち
メルセデス・ローゼンバーグ(Mercedes Rosenberg)
「私が出るまでもなさそうね。まずは配下の四天王がお相手するわ。それで良くって?」
- 来歴:聖鍵教会よりも古い歴史を持つ、錬金術師の家系に生まれ育つ。幼い頃より才を顕し、将来を嘱望されてきたメルセデスであるが、家族はおろか、その街の住民全てが殺し尽くされる事件に見舞われ、たったひとりの生存者となってしまうのであった。
- 人物:育ちの良さを感じさせる柔和な言動の裏に、過日の事件を引き起こした色悪に対する苛烈な復讐心が渦巻いている。基本的に独善的で、すべての事柄を復讐の後回しに考えているのだが……それでもなぜか本人の自覚なしに、誰かを助ける行動となってしまう。
- 戦闘:弾丸を雨飛と連発する砲型のARMを得物としている。広範囲を一気に銃撃できるため、複数のザコを同時に相手とできる他、銃撃を一点に集束させることで、強敵に対する致命的な大ダメージも期待できる。
- 誕生日:2月7日
- 年齢:23歳
- 身長:165cm
- 一人称:私(わたくし)
- 好きな男性のタイプ:長身のハンサム。好きすぎてブッ殺したくなるくらい
シグルド・ガイヤーマイヤー(Sigurd Geiermeier)
「状況は理解した。ならば腕貸しつかまつる。負け犬にでもそれくらいならできるはずだ」
- 来歴:かつては聖鍵教会に所属し、ARMを悪用する無法の徒を狩りたてる御用牙として活動していた。だが、ある事件をきっかけに教会と袂を分かち、追う側であったはずの男は、いまや賞金首として追われる側となっている。
- 人物:隻眼から放たれる眼光は鋭く、つねに手負いの獣のような雰囲気を醸している。過去に自分の正義を見失い道に迷ってしまったがため、他人との関りを避けるきらいがあるが、それでも信を置いた仲間には秘めた闘志を爆発させる熱血の人。
- 戦闘:抜けば玉散る刀型のARMを得物としている。力ではなく、迅さと技巧にて振り抜かれる刃の閃き<早撃ち>は、とくに単体を相手にした戦いにおいて強烈な存在感を発揮。シグルドをパーティ随一のアタッカーと位置付けている。
- 誕生日:12月24日
- 年齢:30歳
- 身長:186cm
- 一人称:俺
- 好きなお茶漬け:シャケ(ワサビ少々)/酸っぱい梅干しは苦手
ソレイユ・エインズリー(Soleil Ainsley)
「“うるさい、バカ、どうにかなっちゃえ”って、ストリッシェが言ってるよ。アタシじゃない」
- 来歴:辺境の隠れ里に暮らしている、退魔を生業としていた一族の出身。つつがなく日々を過ごせればそれで充分だったのだが、見識を広めよと叔父に荒野へと送り出されてしまったのが運の尽き。さまざまな事情や理由を抱えた仲間に囲まれて世界の秘密に迫ることとなる。
- 人物:内向的で慎重な性格。積極性には欠けるものの、やるべき仕事には実直。仲間との無駄な衝突を避けるために口数は少ない方だが、言い難いことは「ストリッシェ」の言葉として口にするといった、意外にちゃっかりした一面もある。
- 戦闘:打撃を鋭く繰り出す拳型のARMを得物としている。掌より形成するエネルギーフィールドは攻防に使い分けられる便利な機能。また、相手を状態異常にするスキルも豊富に備えており、テクニカルな立ち回りで攻撃と支援の両方に活躍する。
- 誕生日:7月16日
- 年齢:14歳
- 身長:153cm
- 一人称:アタシ
- 好きな兵糧丸:ジェリービーンズ、マーブルチョコ
ストリッシェ(Strisc)
イズナと呼ばれる、この世界の森によく見られる現住生物。人にはあまり懐かないとされるが、ソレイユとは仲がよく、いつもいっしょに行動している。
人語を解する事はなく、もちろん人語を口にすることもない。
だがなぜか、ソレイユはストリッシェの言っている言葉がわかるらしく(?)、ストリッシェもソレイユの言葉に従って離れた位置にあるスイッチを作動したり、アイテムを取ってきたりする。
秘密結社“イコノクラスタ”
その名に“聖像破壊者”の意味を持つように、聖鍵教会と対立する秘密結社。反教会武装勢力。
教会による世界の管理を“支配”と捉え、悪と定める。あくまでも破壊・破戒の対象は聖鍵教会に対してであるが、遂行される活動の結果、人々の暮らしに被害をもたらすことも多々ある。
それもすべては大局的な視点での大義のため。イコノクラスタもまた、聖鍵教会と同じくロンデニアムの未来開闢を理念と謳っている。
教会と比較して決して大きな規模の組織ではないが、おそらくは遺跡由来とされる異端技術の数々を保有し、神出鬼没のゲリラ活動と相まって大きな脅威となっている。
以下の4人の幹部が中核となってイコノクラスタの運営を行うが、さらにその上位には幹部たちすらも拝謁を許されぬ首魁が存在しているとも囁かれている。
果たして、敵か味方か。聖鍵教会のみならず、イングラムたちの行く手にも越えるべき壁としてイコノクラスタは立ちはだかる。
セツナ・カルペディエム
こう見えて人間。だが、人間以外の現住生物の因子を組み込まれることで、常人よりも圧倒的に出力高く、さまざまなARMを使いこなす因子適合者。
直情傾向にして性欲旺盛。弱肉強食をモットーとし、自身を強者たらしめるためには手段を選ばない極めて危険な美獣(ヴォーパルバニー)である。
アルカイン・ホエーレン
我の強さゆえ、連携を不得手とする幹部間をよしなに取り持つイコノクラスタの大番頭。
“ロンデニアムの荒野化の真実”を知る数少ない人物であり、世界を再び元の姿・在り方へと戻すため、来歴も見た目もバラバラな連中を引き合わせてイコノクラスタを結成した。
ナイト・ガングニール
胸には侠気。僅か0.01秒で、その身に正義を敢然と鎧う変身ヒーロー。誰かの危機に颯爽と現れて言葉少なに去っていくため、その正体は謎に包まれている。
圧倒的戦技と騎士然とした姿にたがわない高潔な精神の持ち主。イコノクラスタ内では新参の位置にありながら、一目を置かれている存在。
キミクィス・ミュカルメル
表の顔は、交易を営む事で財を為したミュカルメル商会の社主。だがその裏の顔は、神出鬼没の幽霊船にてロンデニアムの海路を支配する女海賊。
競争と発展が無い経済は停滞どころか衰退と捉えた結果、聖鍵教会が管理する市場体制を破壊し、新生ルールの制定を目論んでいる。
ARM(アーム)
概要
荒野を闊歩し、遺跡の暗闇に潜む脅威――カイジュウに対抗するため、人類が手にした未来開闢の切り札。
正式名称は“Aether Reaction Maximizer”。その頭文字をとって、この世界では一般的に“ARM”と呼称されている。
“エーテル反応増幅炉”という言葉の意味が示しているように、エーテル(生命体の持つ魔力素)に反応、増幅する機構を備える事で使用者の攻撃力と防御力を飛躍的に上昇させ、立ちはだかるあらゆる脅威への突破を目的としている。
銃、槍、杖、砲、刀、拳の6種類を基本フレームとするARMは、聖鍵教会の開発局によって製造されており、約1000年の間、絶え間なくバージョンアップを繰り返してきている。
マニュアルに記載されていない隠し機能も多々あるとされる他、構造には多くのブラックボックスが存在し、教会の開発局以外での製造は不可能と明言されている。
そのため、市井に流通するARMは全て聖鍵教会の管理下にあるはずだが…
現在、闇ルートを中心に“ブートレグ”と呼ばれる違法ARMの流通が確認されており、看過できない問題となっている。
聖鍵教会が取り締まるはずの犯罪者や賞金首が容易に手にすることができる他、リミッターやセーフティを取り外されているブートレグは、安全性を犠牲にした分、出力が強力であり、危険極まりない凶器と化している。
【インタビューで判明していること】
- タイトルにもなっている以上、ただの武器ではない
- 物語の根幹にかかわる重要なキーアイテム
- 主人公たち以外にもARMの使い手たちはたくさん登場する予定
- 公開されているARMは本編ストーリーの中盤以降に手に入る想定
入手方法
すべてのARMは聖鍵教会が管理しており、各タウンに設置されている聖鍵教会のショップで購入できる。
それぞれの渡り鳥(冒険者)や渡り鳥チームには、聖鍵教会が認可した“渡り鳥ランク”が設定され、ランクに対応するグレードまでのARMを購入可能だ。
一度、聖鍵教会ショップに並んだARMは、その後はいつでも購入できるようになる。
モジュール
ARMを装備することで使用可能になる“コマンドスキル”、“リアクトスキル”、“サポートスキル”はそれぞれ“モジュール”と呼ばれるARMに組み込む強化パーツとして、聖鍵教会のショップで販売されている。
モジュールをセットすることで、キャラクターはバトル中にスキルを使用できるようになる。
コマンドスキルとリアクトスキルは、銃や杖などのARMのタイプごとに専用のモジュールしか組み込めないが、サポートスキルのモジュールは汎用となり、どんなARMにも対応している。
グレードアップ
聖鍵教会は、渡り鳥たちにクエストという形で特定のカイジュウの素材を集めてくるように依頼を出しており、必要ぶんの素材が集まると、新たなARMを開発し、より上位グレードのARMとモジュールを販売してくれるようになる。
新たに開発されショップに並んだARMは、新たなモジュール(スキル)がセットされた状態で購入可能。初めからセットされたモジュールは取り外しができないが、同じ効果のモジュールが聖鍵教会ショップでバラ売りされるようになる。
本作では通常バトルのエンカウントを回避可能だが、回避し続けるとARMの強化がままならなくなってしまう。
スキルの編集と強化
モジュールは、それぞれチューンポイント(TP)と呼ばれるコストが設定されており、コスト上限を超えないようにARMに組み込む必要がある。
TPの上限値は、キャラクターごとにレベルアップに伴って増えていく。強力なスキルはその効果に比例してTPも大きくなる傾向があるため、そのときの状況や戦う相手に合わせて、適宜ARMのモジュールを組み替える場面も。
また、スキルによってはスキルレベルが存在するものもあり、同じ種類のモジュールを複数個セットすることで、スキルの効果や範囲を強化することが可能。汎用的に多くのスキルをセットしておくか、ひとつのスキルを特化させるか、モジュールのセットの仕方によってプレイヤーごとに異なる多様な攻略法が楽しめる。
モジュールの入手先
モジュールの入手方法はおもに以下となる。
- 新しく開発されたARMを購入する
- バトルアリーナの賞品としてもらう
- WANTEDシステムの報酬として受け取る
聖鍵教会ショップより依頼されるWANTEDシステムは、たとえば「対毒スキルを開発するために、特定のモンスターの毒液を取ってきてほしい」という依頼を果たすことで“状態異常毒防御”のモジュールが聖鍵教会ショップに並ぶようになる。
新系統のARM
荒野に流通するARMは、おしなべて聖鍵教会の管理下にあるはずであった。
だが、何者かの手によって違法改造を施されたブートレグに続き、ついにはアーキテクチャのレベルから教会製とは異なる系統のARMまでもが確認されてしまう。
- 装備者の守りを固めつつ、反撃に秀でた銃剣型ARM
- 強烈なデバフにて相手の行動を封殺する鞭型ARM
- 受けたダメージを殺傷力へと転化する鋸型ARM
それぞれが既存系統のARMと比較して、よりピーキーに機能特化されており、そのぶん取り回しが難しくなっている。
誰が、いったい何のために開発したのか? 軛より外れ、新たに出現した未知のARMに対して聖鍵教会は如何なる対応を見せるのか?
新たな系統のARMの登場によって、イングラムたちの物語はさらに加速する。
ロールチェンジシステム
キャラクターが初期装備だけでなく他のキャラクターが装備しているすべての系統のARMを装備できるシステム。
ロール(役割)の変更や兼任が可能となり、攻略方法に幅が出る他、推しキャラクターに推しARMを組み合わせることで見た目の変化も楽しめる。
本作に登場するARMには、それぞれ最大十数種のスキルとロールが割り振られている。装備可能なARMの種類は、各キャラクターが一定の条件を満たすごとに1種類ずつ増えていく。
【ロールの例】
- 銃:素早い行動で多数の敵を相手に立ち回る役割。
- 槍:高い攻撃力と堅牢な防御力で物理戦を担う役割。
- 杖:魔力による属性攻撃で魔法戦を担う役割。
キャラクターたちは初期状態では得意とする系統のARMしか装備できないが、レベルが30になると任意で選択した装備可能なARM系統をひとつ増やすことができる。
以降レベルが10上がるごとに、装備可能なARM系統が1つずつ増えていく。キャラクターの装備可能ARMをどの順番で習得させていくかはプレイヤー次第となる。
キャラクターのレベルが上がっていくほどに多くのARMを使えるようになり、後述する“クロスリンケージ”の恩恵で、次第に多彩な戦術をとれるようになっていく。
フィールド
本作では広大なワールドマップが採用されており、ここで体験できるダッシュやジャンプといったアクションや謎解きがセールスポイントとなっている。
冒険の舞台は陸地だけに留まらず、プレイヤーが自由に操作できるビークル(乗り物)を使って海や空にも広がっており、JRPGならではとなる壮大な冒険心を満たしてくれる。
この他、賞金首のカイジュウをおびき寄せてハントしたり、大海原に現れる巨影を船で追いかけたり、危険地帯の貴重なアイテムを採取したり、などの要素も存在する。
【インタビューで判明していること】
- 正しい意味でのオープンワールドではない
field-test
Alicia field test
『アームドファンタジア』フィールドテスト映像(3)
※上記映像は地形とアクションの検証用の環境であるため、キャラクターの揺れものやシェーダーは省かれている。また、同様に設定しているライティングは仮のもので、公開済のPVとは見え方が異なる。
ダンジョン
ダンジョンの探索でポイントとなるのは、キャラクターごとに設定された“ガジェット”と呼ばれるアクションアイテム。
行く手を阻む仕掛けに合わせてガジェットを切り替え、知恵と指先のテクニックで困難を乗り越える事が出来たなら、大きな達成感を味わうことができる。
【インタビューで判明していること】
- ガジェットの数はキックスターターキャンペーン(支援金額)の結果次第で増減
- 金子氏は1キャラクターあたり複数のガジェットを持たせたいし、ガジェットの使用効果がひとつの対象に対して複数持たせたいと夢見ている
- 高所から滑空するグライダーは登場予定
- 金子氏は“操作していて楽しいキャラクターになるようには、何としてでも目指したい”とコメントしている
エンカウントジャッジ
本作には“エンカウントジャッジ”と呼称されるシステムが搭載されている。これは、エンカウントに対してプレイヤーが戦いたいときだけバトルインし、戦いたくないときはスルーすることができるもの。
敵とエンカウントすると、操作しているキャラクターのそばに1秒ほどエンカウントを示すサイン(予兆)が表示される。そのときにジャッジボタンを1回押せば、すべての通常バトルをデメリットなくキャンセルすることができる。
またサイン表示中にジャッジボタンを2回連続で押すと能動的バトルインとなり、バトルボーナスがプラスされた状態でバトルが開始。初回ターンに先制行動が行えるほか、MP回復や経験値倍増などのボーナス効果の中からランダムでひとつの特典を得ることができる。
そしてエンカウントサイン表示中にジャッジボタンを押さなかった(押せなかった)場合は、バトルボーナスが付与されずに、敵味方同等の条件でバトルが開始される。なお、不本意にバトルインしてしまっても、通常バトルであればデメリットなく逃走が可能だ。
一方、ストーリーで立ちはだかる重要な敵やクエストボスなどの強敵とのバトルは、シンボルエンカウント方式でバトルインする。あらかじめ罠をかけておいたり、戦いやすい地形までおびき出したりするなど、事前の準備やギミックを用いた頭脳戦が有効になる場面もあるという。
バトル
本作のバトルは“クロスオーダータクティクス”と名付けられたターンベースのコマンドバトルとなっている。
同一のターゲットに連続的に攻撃を行うことで、威力や効果を高める緻密な戦術“オーダーチェイン”と、タイミングを見つつ素早く反応することでリアルタイムに行動順を無視した割り込み攻撃をする“フォースブレイク”のふたつの基本コンセプトが、バトルに奥深さと緊張感をもたらしている。
スキル
ARMを装備すると、キャラクターはバトル中に以下の3種類のスキルが使用可能になる。
- コマンドスキル:バトル中にプレイヤーが選択するアクティブスキル。
- リアクトスキル:特定の条件下で自動的に発動するパッシブスキル。
- サポートスキル:パラメーターアップ効果など、キャラクターを常態で強化するパッシブスキル。
クロスオーダータクティクス
ターン開始時、味方と敵の行動順番とその行動内容を知ることができる。
味方の行動順番は、選択するコマンドによって早くしたり遅くしたり、プレイヤーの任意で変更することが可能。同じ装備をした同じキャラクターであっても、選択するスキル(コマンド)次第でターン内での行動順番が早くなったり、遅くなったりする。
これが“クロスオーダータクティクス”だ。
連携攻撃“オーダーチェイン”
オーダーチェインは、味方が連続行動して、かつ同一対象の敵に攻撃を仕掛けた際に発動する連携攻撃。
オーダーチェインが発動するとスキル性能が強化され、より多くのダメージを与えたり、より重度の状態異常をかけることができる。
例えば、ダメージを通しづらい堅い敵や大量のHPを持った敵に対しても、オーダーチェインを使うことで効率的に大ダメージを与えられるようになる。
【独占公開】『アームドファンタジア』バトル映像
敵側も同様に、同一の目標に連続行動を仕掛けられるとオーダーチェインが発生する。敵のオーダーチェインが成立してしまうと受けるダメージが跳ね上がってしまう。
ピンチに追い込まれてしまわないためには、敵の行動順に割り込むようにコマンドを選択し、敵の連携を阻止することもまた重要な戦術となる。
フォースブレイク
オーダーチェインを成立させたり、エンカウントジャッジでバトルボーナスを得るなどするとフォースポイントが上昇していき、一定量貯まるとフォースゲージが点灯。このフォースゲージを消費することで、必殺技“フォースブレイク”を放つことができる。
最大の特徴は、リアルタイムに行動順番に優先割り込みするアクション性。フォースゲージの条件さえ満たしていれば、フォーストリガーボタンを引くことでコマンド選択中でもコマンド実行中でも、瞬時の判断で発動が可能だ。
敵のオーダーチェインに割り込みをかけてコンボを阻止したり、味方のオーダーチェイン後にフォースブレイクをつなげて、さらに強力な攻撃を叩きこんだりと、さまざまな使い方ができる。
また、フォースブレイクはキャラクターが単体で繰り出す技のほかに、消費するフォースゲージの数によって複数のパーティキャラクターが協力する合体技にも派生する。
クロスリンケージ
一度にバトルに参加できるパーティの人数は3人だが、パーティメンバーが4人以上いる場合は直接バトルする前衛と、バトルフィールドには出ずに後方から支援する後衛をパートナーとして設定しておくことができる。これを“クロスリンケージ”と呼称する。
現在想定されているクロスリンケージの効果は以下の3つだ。
(1)前衛と後衛の入れ替え
クロスリンケージしたパートナーは、コマンド選択時に入れ替えることが可能。後衛に下げたキャラクターは、ターン経過に伴ってHPが回復していく。
(2)リアクトスキルの発生
支援役の後衛は、スキルごとに設定されている特定の条件を満たすことで“リアクトスキル”が発動し、前衛のアクションに連動してさまざまな追撃行動を行う。
追撃行動はオーダーチェインにも組み込まれるため、うまく連携を組み立てればダメージアップが見込める。
(3)サポートスキルの共有
クロスリンケージされているパートナーどうしはお互いのサポートスキルを共有する。
- 例:クロスリンケージした後衛が“攻撃力上昇”のサポートスキルを持っていた場合、前衛も同様の“攻撃力上昇”の効果が得られる。
前衛と後衛が同じARMを装備し、クロスリンケージでサポートスキルが共有された場合は“攻撃力上昇”+“攻撃力上昇”となり、さらに攻撃力を高めることができる。
カイジュウ(Anomalies)
発生以来、世界全体に広がり、今日もなお人類を脅かし続ける異生物“カイジュウ”が『アームドファンタジア』の主な敵となる。
カイジュウの出自は謎に包まれており、何らかの理由によってロンデニアムの現住生物が変異したものではないかと考えられているが、生物の範疇を超越する個体も存在し、その全容は掴みきれていない。
意思の疎通は不可能なうえ、そのいずれも人類に敵意を向けてくるため倒すべき敵でしかない存在、それがカイジュウだ。
グイベル(Gwiber)
広げた四枚の翼によって乾いた空を切り裂いて飛ぶカイジュウ。その高い機動性もさることながら、真に恐るべきは毒針を仕込んだ尾の一撃である。
高空からのヒット&アウェイと、毒によるスリップダメージによっていたぶられる犠牲者は後を絶たない。
コンガマトー(Kongamato)
現住生物、とりわけ人の血肉を嗜好する狂猛な捕食者。極度の飢餓状態に陥れば、共食いすらも厭わないとも伝えられる。
強力な羽撃きによって内海を航行する船舶を転覆させたとの記録もあり、隊商が恐れるカイジュウと知られる。
アプトルガンガ(Aptrganga)
命を冒涜し、尊厳を辱める発禁呪文によって稼働する殭屍兵器。その中でも強力な一機。
過去に聖鍵教会に摘発された驚異工場「カイジュウセメタリー」では、このような不浄が量産されており、悪漢の手に渡る事で大きな問題となっていた。
シバルバー
地獄門のその向こう、遠きに広がる冥界の名を関するが故に、常世虫とも称される。
動きは鈍重。外皮も装甲のていを為さない程に薄く柔いが、耐久力は高く撃退は困難。麻痺を伴う攻撃は厄介であり、動きを封じられた犠牲者は、そこで初めてシバルバーが肉食であると知る。
パンダグリュエル
数多並行に存在する世界には、光の巨熊に関する逸話や伝承があるとされる。
パンダグリュエルもまた、その中の一体であり、同種同様の劇物である。恐るべき鉄腕の持ち主とされ、真偽不明ながら、その一振りはインド象50頭分の破壊力があるという。
ヴィヴルギヴル
同種の現住生物から、分かたれてカイジュウ化し、それぞれが亜竜と系統を為したヴィーヴルとギーヴル。
その二種がさらに交配する事で、先祖返り的に爆誕した、言わば終盤登場の最終フォーム。両系統の特性を高レベルで備えており、その脅威はカイジュウを超えつつあるとも。
動画
『Limitless ー果ての未来へー』日本語版(歌唱:麻生かほ里 氏)
『Limitless ー果ての未来へー』(歌唱:麻生かほ里 氏)
BGM『ここは地の果て、流されて』
BGM『ここは地の果て、流されて(Swept Away at the End of the Earth)』
キックスタータートレーラー
『アームドファンタジア』Official Kickstarter Trailer
キックスターターアナウンスメントトレーラー
キックスターターアナウンスメントトレーラー
なるけみちこ氏インタビュー映像
なるけみちこ氏インタビュー映像
コンポーザー 上松範康氏インタビュー映像
コンポーザー 上松範康氏インタビュー
コンポーザー 上松範康氏インタビュー #2
プランニングディレクター 橋本厚志氏インタビュー映像
プランニングディレクター 橋本厚志氏インタビュー
開発スタッフ
- トータルゲームデザイン・シナリオ:金子彰史
- キャラクターデザイン:佐々木知美
- 楽曲:なるけみちこ、上松範康、Elements Garden
- チーフディレクター:石井宏規
- 開発スタジオディレクター:西村仁志
- プランニングディレクター:橋本厚志
- シナリオディレクター:関谷窓
- ARMデザイナー:As’まりあ
※敬称略。