『ワイルドアームズ』シリーズと『シャドウハーツ』シリーズを手掛けた各クリエイターチームが、自分たちの過去作品から着想を得た新作RPG『ARMED FANTASIA(アームドファンタジア)』、『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』の制作を目指す“ダブルキックスターター”キャンペーンにおいて、プレッジ(支援)額が2億5000万円を突破したことが明らかになった。
2億5000万円の支援を集め、カードゲームの実装が決定
2億5000万円の支援を集め、新たなコンボストレッチゴールを達成。『アームドファンタジア』と『ペニーブラッド』に“カードゲーム”が実装されることが決まった。
Kickstarterキャンペーンの終了まで残り4日となるが、支援額が3億円を突破すると2タイトルのクロスオーバーが決定。『ペニーブラッド』で使用できる『アームドファンタジア』の武器と、『アームドファンタジア』で使用できる『ペニーブラッド』のコスチュームが登場する。
新たに達成・解放されたストレッチゴールの内容は以下のとおり。なお、金子彰史氏のTweetによれば、『アームドファンタジア』のオープニングアニメの実装まであとすこしとのこと。
【アームドファンタジア単体のストレッチゴール】
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<達成>宝の地図システム(1億3500万円)
- 入手した宝の地図から得られるヒントをもとにして、広大な世界の各地に隠された財宝を見つけ出すミニゲーム。難易度が高まるほど財宝のグレードも上がる。
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<達成>バトルアリーナ(1億3750万円)
- 本編ストーリーよりも強力にチューンされたモンスターが登場したり、特殊な条件下での戦いなど、成長させたキャラクターの“腕試しの場”が解放。バトルアリーナでは、メインストーリーで戦ったボスモンスターとも再戦することが可能。
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<達成>アチーブメントシステム(1億5000万円)
- ワールドマップの踏破率や、宝箱の開封率、アイテムの収集率を確認できるシステム。それらの達成率に応じて報酬が手に入る他、強敵との特別なバトルも解放されることも。
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新ARM+3系統(1億6500万円)
- キャラクター6人が装備する6系統のARMに加え、新たに3系統のARM(銃剣/ムチ/チェーンソウ)が追加。バトルにおけるロールも3つ増えることに加え、新ARMに備わっている数十種類のスキルによって、バトルのプレイ感や攻略性は、より充実したものに。装備することでキャラクターのポーズやモーションも変化する。
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サバイバルバトル(1億8000万円)
- 腕試しの場であるバトルアリーナに、次々と絶え間なく出現するモンスターと連続戦闘を行いそこでの勝ち抜き数を競い合うミニゲームを追加。勝ち抜き数によって報酬がグレードアップしていく他、未知のモンスターが登場したり、ストーリーイベントが解放することも。
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プロローグチャプター(1億9000万円)
- 物語の最序盤にて邂逅する3人のキャラクターたちの旅立ちに至る経緯を、それぞれの視点で描く金子彰史作品特有となる導入部を追加。エピソードがテキストで語られるだけではなく、ダンジョンやバトルも備わったゲームとなっているため、全体のプレイボリュームも増量。
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音楽騒乱(???円)
- 詳細は未発表。
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日本からの輸出(???円)
- 詳細は未発表。
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チャレンジダンジョン(2億2000万円)
- ゲーム本編の難易度を大きく超えるハイレベルダンジョン。ここでは求められる指先のアクションやトラップ解除の発想力、育てたキャラクターの戦闘力は、ストーリーの最終ダンジョン以上であり、プレイヤーに向けられた最後の挑戦となる。本ダンジョンをクリアすることで、本編ストーリーに大きく関わる“遥か彼方の前日譚”がうかがえる。
【ペニーブラッド単体のストレッチゴール】
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<達成>福引券を集めろ(9750万円)
- サイコシギルを使った福引き。福引券で当たるとレアアイテムを獲得できる。はずれると、新しいチャレンジやハンデが解放。はずれのポケットティッシュをトイレに立てこもっている人物に30個渡すとお礼にすごいレアアイテムがもらえる。
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<達成>魔性の輝きを求めて ジュエル・アルケミー(1億円)
- イベントやダンジョンで珍しい宝石を入手し、エミリアをパワーアップさせる“ジュエル・アルケミー・システム”が実装される。
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<達成>凌雲閣大要塞 練兵場 (ピットファイト)(1億255万円)
- これまで戦ってきた怪物を召喚し模擬戦を体験できるシステム。難易度ごとに与えられた条件をクリアして勝利すれば、より上位の怪物と対戦できるようになり、レアアイテムが手に入る。
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危険地帯を踏破せよ (歩数計)(1億500万円)
- モンスターの出現する危険なダンジョン内を歩いた数が歩数計でカウントされ、その数によって報酬が手に入るシステムが実装される。
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BOI 特殊班 活動記録 (スコア)(1億750万円)
- プレイ内容の各種データや評価を閲覧できる。戦闘回数、暴走回数、暴走率、気絶回数、逃走回数、サイコシギルの成功率、パーフェクト率。スタートからの移動距離。それらを総合したランキンがモンスターの格付けで表示される。
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華麗なるジャズエイジ(1億1000万円)
- バンパイアの歌姫ロクサーヌが豪華なナイトクラブで歌う音ゲー。新曲をクリアする度、強力なスキルを習得し彼女はパワーアップする。
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忍び寄る恐怖(???円)
- 詳細は未発表。
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その後のトンプソンレポート(???円)
- 詳細は未発表。
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仕置分隊、その名はヘルハウンダーズ!(1億2000万円)
- マシューたちBOI特殊班の宿敵となる国際テロ組織ヘルハウンダーズ。プレイヤーはそのメンバーを操作することが可能となり、特別に用意されたヴィランズ側のストーリーを楽しめる。
スペシャル閉幕ストリーム配信とバッカー限定ゴールデンチケットコンサートが開催
誰でも視聴できる“スペシャル閉幕ストリーム”が9月30日22時に配信され、バッカー限定のゴールデンチケットコンサートが10月1日19時に開催されることが発表された。
“スペシャル閉幕ストリーム”では、コアクリエイターが一堂に会し、ゲーム企画や町田松三氏とのお笑いコーナー、『アームドファンタジア』のサウンドチームElements Gardenからの新楽曲も披露される予定だ。
バッカー限定のゴールデンチケットコンサートでは、弘田佳孝氏、EARTHBOUND PAPASの岡宮道生氏、海田明里氏の演奏に加え、サプライズゲストとして目黒将司氏が登場。加えて、『ペニーブラッド』のサウンドトラックに協力し、Composer’s Dream(※)のCDに参加する特別ゲストのインタビューも予定されている。
ゴールデンチケットコンサートは、Kickstarterのキャンペーンページの“アップデート”から、プレッジ済みのバッカーのみ参加できる。
※ゴールデンチケットコンサートに参加するクリエイターや、ゲームに関わっているクリエイターの多くの楽曲が収録される限定版CD。限定500枚を早割り価格の2800円で販売後、価格は4000円になる。キャンペーン後の販売は予定しておらず、バッカーだけが手に入れられる。
『アームドファンタジア』とは
ARMと呼ばれる機械兵器を手にした冒険者たちが、荒野に蝕まれていく世界を舞台にドラマチックな冒険活劇を繰り広げるウェスタンパンクRPG。
『ワイルドアームズ』シリーズの生みの親にして、トータルゲームデザイン・シナリオの金子彰史氏をはじめ、キャラクターデザインの佐々木知美氏、作曲家のなるけみちこ氏と上松範康氏、音楽制作チームElements Gardenら、これまでの開発に参加してきたスタッフが再集結し、過去作とは異なる新たな世界と物語を描き出す。
作品コンセプトは、“1990年代のJRPGのアップデート”、“金子彰史氏の原点回帰”となる。
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激動の1920年代を舞台に、闇から襲い来る脅威と対決するダークで凄惨なホラーRPG。
『シャドウハーツ』シリーズを開発した、ゲームデザイナーでシナリオも手がける町田松三氏、個性豊かな人物を描くキャラクターデザイナーの加藤美也子氏、作曲家の弘田佳孝氏がSTUDIO WILDROSE(スタジオワイルドローズ)として参加し、制作を進めている。
過去作とは別世界の物語であるが、世界観は共有している。作品テーマは“それでも生きていく”。
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