エレクトロニック・アーツが、2022年9月30日に発売を予定しているサッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 23』のキャリアモードに関する情報を公開した。
選手・監督共通
決定的シーンのみプレイして時短する“プレイアブルハイライト”
キャリアモードでは何十試合もあるシーズンを何年もプレイしていくことになるが、全試合をフルマッチ戦う時間がないという人もいるだろう。
2年前に導入されたインタラクティブシミュレーションモードは、試合をオートで実行しておいて、介入したい場面で自由に実プレイと切り替えられるというもの。それまであった完全シミュレート(いきなり結果が出る)よりは結果に関与できるので、シーズン終盤のダレた時などはインタラクティブシムを選んでいた人も少なくないんじゃないだろうか。
プレイアブルハイライトはそれをもう一歩進め、データをもとに導き出された両軍の決定機のみをプレイするというものになる。
ちなみに従来の選択肢(フルマッチ、完全シミュレート、インタラクティブシム)も存在するほか、監督時は自軍の攻撃時のハイライトのみをプレイする設定、選手時は自キャラの関与時のみプレイする設定なども選択できるという。
そのほかの選手・監督共通の新機能
- ダイナミックモーメンツ(カットシーン)
- 選手モードで先発メンバーに初めて選ばれたり、監督モードで移籍交渉を行う時など、7つのシチュエーションでカットシーンが挿入される
- プレシーズントーナメントの変更
- 8チーム参加で3試合戦い、トーナメントの勝者のみが賞金を得られる
- トーナメント開始がシーズン開幕により近付き、トーナメントで整えたコンディションでそのまま開幕に臨みやすくなった
- セーブファイルの改善
- キャリアモードとトーナメントモードのセーブをひとつの括りの中でミックスして扱うように。最大17のセーブを保存可能
- セーブファイル選択時にプレイ中のチームや次の対戦相手などの情報が表示されるように
監督モードの新機能
実在監督でのプレイが可能に
350人以上の実在監督(30人以上は固有の頭部モデル)でそのまま監督モードをプレイすることが可能に。これは個人的にも嬉しい要素だ。
実在監督を選択した場合は、服やキャリアを開始する所属クラブを選択可能で、実際の監督クラブをそのまま率いてもいいし、古巣や就任して欲しいクラブなど、現実とは異なるクラブを選ぶこともできる。
移籍アナリスト
- 完全移籍やローンを検討している選手について、コストなどの点でAからFまでの段階で評価してくれる
- 選手の調査が完了した時により正確な要求額がわかるように
- 新選手獲得時のチームへの影響も評価される。基本的に総合値が既存選手より高い選手を獲得した場合は高く評価される
- 将来の成長見込みで総合値が低い選手を獲得するのがいけないわけではない
- 選手を売った場合も代替候補を評価してくれる
- 交渉時の緊迫度メーターが表示されるようになり、綱引き具合がより明確に
- 相手の想定する許容範囲から離れていると緊張が高まる
そのほかの監督モードの新機能
- クラブを自作する場合にサードユニとゴールキーパーのユニフォームをカスタマイズ可能に
- 各選手の名前・身長・体重・体型・好むポジション・能力・モーションなどもカスタマイズできる
- 収入/支出画面を改善
選手モードの新機能
プレイヤーパーソナリティ(新成長システム)
- ピッチ内外の行動によって3種類の方向性にポイントが入る
- Maverick
- ゴールをアグレッシブに追い求めてスターダムを駆け上がろうとする我の強い選手
- 贅沢で華美なライフスタイルに発展することもある
- Virtuoso
- スキルフルで知性的な選手で、自身のパフォーマンスに集中する
- 財産や影響力をピッチ上の目標達成に活かそうとする
- Heartbeat
- 試合の先を読んで支配し、チームの勝ちを優先する選手
- 財産や影響力をしばしば慈善事業などにも向ける
- 例えばアシストのためのパスを選択するとHearbeatのポイント、シュートや得点はMaverickやVirtuosoのポイントを得る
- 1試合で25ポイント(例:パス成功で5Hearbeat、得点でMaverickとVirtuoso合計20点)
- 仲間にどう対するか、どんな投資や買い物を行うかなど、試合外での行動を選択することでもポイントを得られる
- 選択肢を選ぶのに必要な条件があったり、リスクが存在したりもする
- ポイントが貯まるとランクが上がり、それぞれの項目に応じた能力値ボーナスを得られる