エレクトロニック・アーツのサッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 23』が正式発表。先日のカバーアスリート(表紙を飾る選手)公開に引き続き、ゲーム部分の情報も一部公開された。
『FIFA 23』の対応プラットフォームは、プレイステーション5/Xbox Series X|S/PC(+海外ではStadia)、およびプレイステーション4/Xbox One。発売日は通常版が2022年9月30日で、アルティメット版およびEA Playメンバー向けには9月27日から先行アクセスが提供される。
今回公開された概要に、本誌で参加したプレスツアーから追記できることを足すと以下の通り。特に大きそうなのはクロスプレイや、Hyper Motion 2によるモーション追加や新シュート、セットプレイの新仕様といったところだろうか。
- 進化したHyper Motion 2テクノロジーによる、6000以上の実際の試合形式の収録から得られたモーション
- 新たに11対11の2試合をまるまるキャプチャーし、機械学習でモーションを取り出している
- 今回は女子選手についても収録を行っている
- 機械学習の成果により、ボールをどう動かすか実際のプレイヤーによるモーションを活かした“テクニカルドリブル”をフィーチャー
- ディフェンスの待ち構え方などもより自然なものに
- ゴールキーパーの反応も相手オフェンスがいることを考慮したモーションになっている
- 新たに11対11の2試合をまるまるキャプチャーし、機械学習でモーションを取り出している
- 新たなランニングメカニズム“AcceleRATE”
- ランニング能力の個性を表現するもので、一気にトップスピードに達するとか、走っている内に上がってくるといったタイプが各選手に割り当てられる
- 従来ランニング能力を決めていた3つの能力値はそのまま存在する
- 新たなシュートが登場するほか、セットプレイの蹴り方なども変化
- パワーショット(L1+R1またはLB+RB+シュートボタン)は、ショットのチャージに時間がかかる代わりに強力なシュートを撃てる
- ディフェンスがゴール前でスペースを開けた時などに使う。方向はチャージ中に決める
- 従来同じコマンドを使っていた低空のドライブシュートは、代わりにシュートの強弱で変化する形に(チャージ低めだと低く撃つ)
- 新セットピース
- 右スティックでボールのどこを蹴ってどういう軌道にするか決められる
- コーナーから巻いてダイレクトにゴールを狙うことも可能(ただし開発いわく「簡単ではない」)
- パワーショット(L1+R1またはLB+RB+シュートボタン)は、ショットのチャージに時間がかかる代わりに強力なシュートを撃てる
- ライセンスは19000プレイヤー、700クラブ、100都市、30リーグ以上にもおよぶ
- 今作では初の女子リーグとしてFA女子スーパーリーグ(英)とディヴィジオン・アン・フェミナン(仏)も収録される
- 男子・女子双方のワールドカップにも対応(アップデートでの追加)
- 1対1のモードでクロスプレイにローンチから対応。PS5/Xbox Series X|S/PC(およびクラウドゲームサービスのStadia)のグループと、PS4/Xbox Oneのグループの中でそれぞれクロスプラットフォーム対戦を実現する
- PS4とPS5間などの世代間対戦はできない
- 将来的なクロスプレイの拡大を模索中
- 各種プレイの改善
- 下方向に意識して蹴るボレーやダイビングヘッドなど、弾道のバリエーションを追加
- クリアーを意識したスライディングやフィジカルなタックル、踵でのタックルなどバリエーションを追加
- 映像に出てきた背中を使ったダイレクトパスや、アウトサイドを使ったパス、ボレーでのパスなどのバリエーションを追加
- 対人AIがスコアや試合時間、ベンチにいる選手などを考慮してより戦術的に思考し、フォーメーションやプレイスタイルを変更してくる
- PC版のエンジンをPS5/Xbox Series X|S世代のものにアップグレード
- AR風のオーバーレイが出る中継リプレイ
- 新規プレイヤーのための新たなチュートリアル的機能として“トレーニングセンター”を追加