2021年2月25日より配信中の、スマートフォン向けゲームアプリ『日向坂46とふしぎな図書室』(以下、『ひな図書』)。
本作は、アイドルグループ“日向坂46”のメンバーたちが登場する戦略バトルRPGで、プレイヤーは彼女たちとともに物語が壊れかけた本を救っていく仲間となる。
縦画面のタワーディフェンスを採用したバトルは、タイミングよくメンバーを出撃させつつ、スキルを駆使して戦っていくといった歯応えのあるゲーム性になっている。また、鎧や甲冑、近未来のバトルスーツなどを着ている、普段は見られないカッコいいメンバーの姿が楽しめるのも魅力だ。
そんな本作は、来る8月25日にリリース開始から半年を迎え、ハーフアニバーサリーに向けた記念ログインボーナスなどのキャンペーンが実施中。
そこで今回、日向坂46の中でもゲーム好きとして知られ、公式YouTube番組“今からでも間に合う!ひな図書徹底解説!”に出演している丹生明里さん、松田好花さんにインタビューを実施。『ひな図書』についてのエピソードやゲームの魅力、おふたりの好きなゲームなどを聞いた。
なお、CGで作られている本作の衣装の制作秘話などに迫る開発者インタビューも掲載中。合わせてチェックしてほしい。
丹生明里(にぶ あかり)
2001年2月15日生まれ。埼玉県出身。
松田好花(まつだ このか)
1999年4月27日生まれ。京都府出身。
カッコいい衣装を着た姿に大興奮! メンバーの視点からから見た『ひな図書』とは……
――『ひな図書』は、プレイヤーと日向坂46のメンバーたちがいっしょに本の世界を冒険するというゲームになっていますが、自分たちがゲームの世界に入って戦うゲームと聞いたときに、どういった感想を持ちましたか?
松田わたしたち日向坂46のアプリゲームは、これまでに音ゲーや恋愛系が多かったんですが、『ひな図書』はこれまでのゲームとは違って、ガチガチの戦闘系でびっくりしました。自分たちが甲冑服や戦闘服を着た姿になることにも興奮しましたね!
――カードで着ている衣装はCGで作っているとのことでしたし、最初の撮影では、どのようなカードに仕上がるのかは知らなかったんですよね?
丹生そうなんです。撮影のときはどんなカードに仕上がるのかわかっていなかったんですが、いざ出来上がったカードを見たら「これがCGの技術なんだ!」とすごく驚きました。ここまでカッコよく仕上げてくださるには、相当な時間や労力がかかっているのを考えると、本当にありがたいなと思います。ファンの皆さんにはカッコいい姿を楽しんでいただきたいですし、私たちとしても、自分たちがゲームの世界に入れるという、夢のような体験をさせていただけて、うれしい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
――最初はどうなるのか不安になりませんでしたか?
松田撮影ではいろいろな武器を持つことになったのですが、ちゃんとカッコいい立ち姿になっているかな? といった不安はありました。でも、撮影時には武器の持ちかたなどを指導してくださる方がついてくださっていましたし、おかげさまで、とてもカッコいいカードになっていました。
――丹生さんは剣道の有段者ですが、その経験が撮影で活かされたりしましたか?
丹生剣を持ってポージングしたときに、カメラマンの方やスタッフさんが「うまいね!」、「しっかりしてるね!」と褒めてくださって。気分的にも盛り上がったのもありますし、少しは経験が役立ったのかなと思います。もしかしすると、スタッフさんが私の気分を上げるために褒めてくださったのかもしれませんが(笑)。
――松田さんはギターの経験があると思いますが、その経験がカード撮影に……。
松田ギターはあんまり役に立ったとは感じなかったです(笑)。撮影では、「もう少し脇を締めて」といった細かいところを教えていただいて、カッコいいポージングにしていただきました。
――今後、楽器を持って戦うエピソードが追加されるといいですね。
松田いいですね! 音で攻撃するみたいな。そういったストーリーも追加されるとうれしいですね。
――CGで衣装を作っているゲームですし、もし望みのものを叶えてもらえるとしたら、どういった衣装を着てみたいですか?
松田私は飛べるような衣装を着てみたいです。カッコいい羽のようなものがついていて、空中から攻撃したり、敵を飛び越えたりできたらおもしろいなって思っています。
――丹生さんはいかがですか?
丹生私はお花をモチーフにした衣装を着てみたいんです。花柄のワンピースとかではなく、たとえばチューリップの形の衣装とか。『ひな図書』に実装されてほしい物語があって、チューリップやタンポポみたいなお花が登場したり、かわいらしいものが登場したら、ゲームとしてもギャップになるかなと思っていて、私の夢でもあります。
――その衣装は、着ぐるみのようなものになりそうですね(笑)。
丹生着ぐるみのような衣装が、逆にレアな感じになったらいいなって。フラワー祭りとかそんな感じで(笑)。
松田それかわいいねー。食べ物やフルーツのかわいい衣装があってもおもしろそうですね!
――これまでに実装されたカードの衣装でお気に入りのものはありますか?
松田私は、現代に近いものよりは、戦国鎧シリーズの甲冑のような、昔の時代の雰囲気がある衣装がお気に入りでした。
丹生私は“機械じかけの侵略者”のイベントで登場した、パワーローダーに乗るときのつなぎですね。これはCGではなく実際に着せてもらって撮影した衣装なんですけど、衣装を着ただけでゲームの世界観に入れているなと肌で感じられて、すごく興奮しました!
――おふたりとも日向坂46のメンバーの中でもゲーム好きとして有名ですが、実際に『ひな図書』はプレイされていますか?
丹生松田はい!
――実際に遊ばれてみて、どのような点がおもしろかったですか?
丹生『ひな図書』に登場するカッコいいカードや写真にも惹かれましたが、ゲームパートのメンバーのSDキャラクターがすごくかわいくて、ステージをクリアーしたときの動きもメンバーの特徴を捉えていて驚きました。あとは、スマホで簡単操作でポチポチできて、空き時間にぴったりなので、仕事の合間などにプレイしています。
松田私はカードの召喚演出がお気に入りです。メンバーが円陣を組んで召喚するという演出になっているんですけど、そのときのメンバーを見るのが好きで、いつもかわいいなって思いながら召喚しています。
――SDキャラクターは、メンバーの特徴を捉えているだけでなく、ダンスを踊ったりもするのでかわいいですよね。とくに誰が似ていると思いますか?
松田大きな剣を持って戦う宮田愛萌ですね。かよわい愛萌が、大きな剣に振り回されながら一生懸命に戦う姿が愛萌らしくて(笑)。かわいいなって思います。
――『ひな図書』をプレイする中で、よく使うメンバーのカードはありますか? それともご自身のカードを使いますか?
松田私は自分を使います(笑)。
丹生私も!(笑)
松田やっぱり撮影をしたり、音声を撮ったりしているので、どんな感じに仕上がっているのかなって確認も兼ねて、ついつい自分のカードを使っちゃいますね。
丹生気づいたら、絶対に自分のカードが編成に入ってます(笑)。
――(笑)。優先して強化するのも自分ですか?
松田そうですね! 覚醒をすると、カードのデザインが変わるので、そのビジュアルの確認もしています。
――なるほど。やっぱり、そうなるんですね。これまでに、いろいろな作品をモチーフにしたストーリーが登場しましたが、お気に入りのストーリーがあればお聞かせください。
松田メインストーリー2冊目の『アラビアンナイト』がすごい好きです。
――原作の物語も好きなんですか?
松田そうですね。映画を観たり、絵本とかを読んでいたくらい好きだったので、『ひな図書』に出てきたときは、すごくうれしかったです。
――丹生さんは?
丹生私はメインストーリー4冊目の『竹取物語』です。宮田愛萌が古典系の作品が好きで、ストーリーの中でも愛萌が興奮している感じが出ているのがいいなって思います。あとは自分がたくさんストーリーに絡ませていただいていますので、選びました(笑)。
――今後の『ひな図書』で本の中に入ってみたい作品はありますか?
丹生先ほどチューリップの衣装を着たいとお話しましたが、『親指姫』がすごく好きなので入ってみたいです。本を読んで、私も小さくなって、お花の中とかに入りたいって思いますし、かわいらしい世界観もいいなって思います。
松田それで言うと私は『ブレーメンの音楽隊』ですね。ギターをやっていたので、楽器などを交えたストーリーになったらうれしいですし、おもしろそうだなって思います。
――ギターの経験を撮影で活かせますね! おふたりは『ひな図書』の公式YouTubeチャンネルの攻略動画に出演されていますが、実際にプレイする際にあの動画を参考にされているんですか?
松田はい。すごく参考になりますし、コメント欄を見ると、すでに『ひな図書』をプレイしている方も知らない情報があるみたいで、私たちもファンの方も新しい発見があって勉強になります。
――歯応えのあるゲームですからね。ちなみにほかのメンバーの方で『ひな図書』をよくプレイされている方はいますか?
松田メンバーもプレイをしていますが、影山優佳さんがブログにゲームの進捗を書いていたのは覚えています。
――実際にイベントなどで、ファンの方と『ひな図書』の話題で盛り上がったりすることはありますか?
丹生あります! オンラインミート&グリート(個別トーク会)で、「ゲームを遊んでいるよ」とか、「実況動画を見たよ」と話してくださる方がいて好評です。あとは、ファンレターでも『ひな図書』のことについて書いていただいたりもして、遊んでいただいているんだなって実感します。
――ご自身が登場するゲームで、ファンの方と盛り上がれるのはすごい経験ですよね。
丹生本当にすごいことですよね!
松田私は、召喚で自分のカードが出てくると、ファンの人に知らせるのですが、「自引きしたよ」って言ったら、「これが本当の“自引き”か」と、ツッコまれました(笑)。
※自引き:トレーディングカードなどで自分の力で欲しいカードを引くこと。
――うまいですね(笑)。
丹生本当だよ! 自分のカードを自引きできるのは、世界にひとりだけだよ(笑)。
丹生明里さん、松田好花さんのよく遊ぶゲームは?
――『ひな図書』以外にも、おふたりが遊ばれているゲームについてお聞きしたいのですが、これまでに遊んできたゲームの中で、思い出に残っているものはありますか?
松田最近遊んだゲームだと、Nintendo Switchの『桃太郎電鉄』(以下、『桃鉄』)が印象に残ってますね。丹生ちゃんや、ほかのメンバーといっしょに遊んだんですけど、『桃鉄』ってキングボンビーの擦り付け合いをするじゃないですか。それで、丹生ちゃんにキングボンビーがついたときに、丹生ちゃんが「大どんでん返し!」と言おうとしたのが、興奮して「大でんどん返し!」って言っちゃって(笑)。みんなで大笑いしながら「でんどん返しって何?」ってツッコんでました(笑)。そうやって、お互いにいじりあえるゲームは楽しいなって思いますし、読みかたがわからない地名もけっこうあるので、勉強しながら遊べて楽しいですよね。
――遊んでいるときの雰囲気が伝わりますね(笑)。丹生さんはいかがですか?
丹生やっぱり『フォートナイト』ですね。ここまで続けて遊んだゲームはいままでなかったですし、遊び始めてから2年くらい経ちますけど、いまでもほぼ毎日やっています。あと、ありがたいことにゲームの番組にも呼んでいただいて、私にゲームという印象を付けてくれたタイトルでもあります。
――『フォートナイト』のハマるポイントや、おもしろい部分はどこですか?
丹生やればやるぶんだけどんどん上達していって、勝てるようになるのが楽しいですし、自分が強くなったと実感したときの喜びが忘れられなくて、どんどん沼にハマっちゃうなって思います。あと実況動画を見て、さらにハマりました!
――結構、実況動画を参考にされているんですか?
丹生ゲームプレイもそうですが、動画編集のテクニックなども含め、YouTubeにある実況者さんの動画はすごく参考にしてます。
――ご自身でも実況を投稿されていますよね。
丹生そうですね。『フォートナイト』をきっかけに動画編集までハマってしまいました!
――松田さんは『クラッシュ・ロワイヤル』(以下、『クラロワ』)にハマっていますよね。
松田そうですね。“STAGE:0(ステージゼロ)“という高校生のeスポーツ大会の応援マネージャーをやらせていただいたことがきっかけで知ったんですが、応援するからには、どういったゲームなのかを知っておこうと思っていろいろプレイして、その中でとくにドハマりしたのが『クラロワ』でした。
――いまでもプレイされていますか?
松田ほぼ毎日やってます!
丹生最近楽屋でやっていて、メンバーから「長くない?」ってツッコまれているのを見ました(笑)。
松田時間内に勝敗がつかないと延長戦に入るのですが、なかなか終わらなくて、本当はよくないんですけど、仕事を待たせてしまいました(苦笑)。それくらい熱中しています!
――先ほどの『桃鉄』もそうですが、よくメンバーどうしでゲームを遊ばれるのですか?
丹生メンバーの山口陽世とは、よく家でボイスチャットをしながら『フォートナイト』をプレイしています。
――なるほど。おふたりのデュオでプレイされるんですね。
丹生はい。ボイスチャットで連携を取りながら、デュオで遊んでいます。そのときに、離れていても通話をしながらゲームが遊べるのは、いまの時代ならではだなって思います。
松田カッコいい! わたしは、視点操作系のゲームを遊ぶと酔っちゃうので、すごくうらやましいなって思います。一時期は酔い止めを飲みながら遊んだりもしてましたが、さすがに体を酷使しすぎかなと思って……(笑)。自分に合ったゲームを探したんですけど、バンバン敵を倒していく姿はカッコいいです。
――テレビ番組の『有吉ぃぃeeeee!』では、メンバーの皆さんでチームを組んで『スプラトゥーン』をやっていましたよね?
丹生PCで一番好きなゲームが『フォートナイト』で、Nintendo Switchのゲームで一番好きなのが『スプラトゥーン』なんです! かわいらしい世界観だけど、敵を倒していくカッコいい要素もあって。今度、『スプラトゥーン3』が発売されるのを楽しみにしていて、発売されたらランク上げをがんばろうと、いまから燃えているくらい注目しています。
――『フォートナイト』で培った経験が活きますね。
丹生エイムが活かされますね! やっぱりFPS、TPSが好きです。
――おふたりのゲーム愛が伝わりました。最後に『ひな図書』の魅力や、ゲームに興味を持った方へメッセージをお願いします。
松田アイドルがガチガチにカッコいい戦闘服を着て戦うゲームは、滅多にないと思います。もちろんカッコいいだけじゃなくて、童話の世界観といった、かわいらしい部分もたくさんあるので、そこもいっしょに楽しんでもらえたらと思います!
丹生日向坂46のファンの皆さんには、いろいろな衣装を着た推しメンの姿を楽しみながらプレイしていただきたいです。日向坂46を知らない方も、『ひな図書』はゲーム性やストーリーがおもしろいですし、どんどんステージをクリアーしていく気持ちよさがあるので、そこを楽しんでいただきつつ、ゲームから“この子たちかわいいなぁ”と日向坂46を好きになっていただけたらうれしいです。すこしでも気になった方は、ぜひプレイしてみてください!