元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。今回は、2021年7月9日発売のNintendo Switch/Steam向けソフト『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』プレイ日記 第2回をお届け。
前回(第1回)の日記はこちら
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7月9日に発売された『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』の製品版を買ってきて丸1日が経過した。
前回の日記で書いた通り、俺はこのゲームの体験版を最後までシャブり尽くし、そのセーブデータを移行して製品版のプレイに突入している。そして昨日は、仕事の合間の時間をすべて『モンハンストーリーズ2』に捧げたので、
「さぞ、ストーリーが進展したんだろうなぁ~^^」
と、日本の誰もが思ったことだろう。
俺も、そう確信していた。
「少なくとも、ゲームの3分の1くらいは進めてしまったんじゃね??ww それくらい、気合を入れて遊び込んだからね。ナメんじゃないよ」
誰もナメていないと思うが、『モンハン』シリーズの新作に触れているというだけで興奮状態に陥ってしまうので、多少の言葉の乱れは許してほしい。
さて、俺がいまどのへんのモンスターとバトっているのかと言うと……!!!
ぎゃおおおおぉぉぉおお!!!www
……って、まだバサルモスだぁぁぁあああ!!!ww
3分の1どころか、まだ2番目の村である“ルトゥの村”あたりをウロウロしているわ(苦笑)。進行度にしたら、“ほぼゼロ”くらいなのではなかろうか^^;
いやでも、それも仕方のないことだと思うのよ。
だって、このゲーム……!
やれることが山ほどあって、寄り道しているだけで楽しいんですもの!!ww 道草がおいしすぎて、先に進めねぇぇぇええ!!!www
こういうことになっているのです。
『モンハン』の原風景
『モンハンストーリーズ2』のゲーム的な枠組みを簡単と書くと、
- ストーリーを進める
- モンスターのタマゴ見つける
- さまざまなアイテムを採取する
- バトルをする
- サブクエストをこなす
ホントにざっくりだが、こんな感じになろうか。そこから、育成や調合、武器の生産や加工などなどいろいろな方向に枝分かれしているので、序盤は、
「何からやればいいんだ!?」
と戸惑うくらい、やれることがあると思う。
そしてこの中で、俺の歩みを鈍獣の如くスローリーにしてしまっているのが、2. の“タマゴ探索”と 3. の“アイテム採取”だ。これがもう……『モンスターハンター』というゲームの原点を感じさせてくれる要素で、昔からのファンはとくにハマり込んでしまうと思うのだよ。
ひとたび村を出ると、そこには広大な大地が広がっている。
もちろん、ここは人々とモンスターが共生している世界なので、あちこちでモンスターが跋扈し、そのナワバリに足を踏み入れようものなら、
とたんにバトルが勃発したりする。
弱肉強食……というより、互いが生きるために生じるナチュラルな意地の張り合い。この世界の争いは、そのような雰囲気をまとっている気がしてならないわ。
そんなフィールドで俺の足を止めてやまないのが……豊かな自然の象徴であるアイテム群であります。
もうね、ハンター(ここではライダーだけど)の本能と言うか条件反射と言うか……!!
鉱脈やら草やら骨やらが視界に入った瞬間、ほぼ何も考えずに接近して採取してしまっている自分がいる!!!w
もちろん、こういった素材系のアイテムはたくさん使うし、採っても採っても困るものではないんだけど、ホントに見つけるたびに足が止まってしまうので先に進めないこと甚だしい。
ふつうだったら、
「タッタラタッタラタッタララ~~~~~!!!w」
と、オトモンの背に乗って快速を飛ばすところを、俺は、
「タッタラ……ピタッ!(ゴソゴソ) タッタ……ピタッ!(ゴソゴソ) タッ……ピタッ!!(ゴソゴソゴソ)」
こんな、牛歩な歩みになってしまう。文字だけ見ると、我がことながらイラっとするなコレ。
でも、こういった行動を顧みて、ついつい思い出してしまうのが17年前の自分だ。
初めて『モンスターハンター』を起動して森丘フィールドに飛び出し、見るもの触るものすべてが新鮮で、ホントに日が暮れるまで石や草、魚を求めて歩き回っていたっけ……。システムはぜんぜん違うけど、この『モンハンストーリーズ2』のフィールドには、当時の景色を思い出させるスイッチが仕込まれている気がするわ。
加えて、我が分身の角満君は、採取と並行してタマゴ集めやサブクエストの達成も目指さなければいけないから忙しい。
タマゴ集めは前作でさんざんやったので慣れっこなんだけど、やっぱり……!
この、黄金の入り口を見るとテンション上がって、入らずにはいられなくなるよなーーーーー!!w
そして首尾よく……!
モンスターの巣を探って……!!
このエフェクト!! いいにおいのタマゴの合図!!!w
こいつを無事に持ち帰って、いい感じの子が生まれてしまったら……!
『モンハンストーリーズ2』から離れられなくなること請け合い!!w 初期の初期であるイャンクックでもうれしいんだから、今後すげぇモンスターのタマゴを持ち帰れた日には……!!!
というわけでこの週末も、モンスターの巣に入り浸ってタマゴ泥棒に勤しもうと思いますw
続く!
大塚角満(おおつか かどまん)
元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。
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