元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。今回は、2021年5月20日発売のNintendo Switchソフト『ルーンファクトリー5』プレイ日記 第1回をお届け。

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記

心のクスリになるゲームを

 いまだ出口が見えないコロナ禍により、すっかり巣ごもり&リモートワークが自分の生活の中心になってしまった。

 ふとカレンダーを見たら……げげげ! 事務所に通わなくなってから、もう1年も経っちまったのかよ……((゚Д゚;)) ずっと家にいるから2匹の飼いネコは喜んでいるけど(た、たぶん)、電車の乗りかたを忘れるレベルでライフスタイルが変わっちまったわ……((゚Д゚;))

 これほどの生活環境の変化は、確実にテレビゲームでチョイスするソフトのラインナップにも影響を与えたと思う。

 コロナ禍以前は、どちらかというと血生臭いアクションゲームやリアルさをウリにしたオープンワールド系を好んでプレイしていたけど(いまでも好きだけどさw)、ここ1年は明らかに……それとは対照的な、ほのぼのとした“日常系”のゲームにばかり目が行くようになっていた気がする!!w

 それまでのキーワードが、

 「バリバリッ!!」、「グサグサッ!!」、「どっばぁああ!! ぶっしゃぁぁぁあ!!」

 だったとすると、いまは完全に、

 「ほのぼの^^」、「ふわふわ^^」、「ほわわわわ~ん^^ ひょろろろろ~~ん^^^」

 ↑こんな感じになっている。

 もっとも代表的なところでは『あつまれ どうぶつの森』がそうだけど、数年ぶりに『スターデューバレー』や『君のまち ポルティア』を起動しちゃったし、最近も『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』を遊び倒していたし……。

 そう俺、疲れているのだ。

 家からほとんど出ないから肉体的な疲労は大したことないけど、いつまでも晴れない空をジッと見上げている感じが続いて、心がちょっと小さくなっているのを実感するのである。

 だからいまも、俺は「ほのぼの^^」、「ふわふわ^^」なゲームを求めている。

 せめてゲームの中くらい、平和で澄み切った空気に身を委ねたいではないですか!!><

 そんな疲れきった49歳のおっさんが、↓このゲームの発売を見逃すわけがなかった……!!!w

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

 マーベラスから5月20日(つまり今日!)に発売されたNintendo Switch用ソフト『ルーンファクトリー5』を、朝イチで購入してきたでぇぇぇえええ!!!www

 コレ、ホントに待ちに待っておりました。

 気分的には、

 「心のクスリになるゲームを処方してください!!!><」

 って感じで、販売店の開店待ちをしてしまったよ(苦笑)。

シリーズ初プレイ!

 でも、プレイ日記の本編を書く前に、告白しておかなければならないことがある。

 数行前で、「待ちに待ってた!!」と鼻血が噴き出る勢いでコーフンしている俺ではあるが、じつは歴史ある『ルーンファクトリー』シリーズを遊ぶのはコレが初めてというね^^;

 いやもちろん、新作が出るたびに「やりたいなあ!!」とは思っていたんだよ!!

 2006年8月に記念すべき1作目『ルーンファクトリー -新牧場物語-』がニンテンドーDS用ソフトとして登場したときも、

 「お?? このゲーム、めっちゃおもしろそー!!」

 とは思ったんだけど……当時はたぶん忙しくて、やり込み要素がハンパなさそうだったこのゲームに手が出なかったんだ……と思う。

 で、その後にシリーズ作品が発売されたときも、

 「まずは『1』を遊んでからのほうがいいよな」

 ↑このセリフを免罪符として、気が付けば15年もの月日が流れてしまったのだ。

 でも、雌伏の時代は終わりを告げたのだ--!

 冒頭で書いた“心のクスリとなるゲーム”を求めていたことに加えて、『ルーンファクトリー5』の公式サイトに以下の殺し文句を見つけてしまった瞬間に、

 「そういうことだったら、喜んで!!!www」

 と、購入を即決したのである。

 『ルーンファクトリー5』の公式サイトには、↓このように書かれていたのだ。

 「『ルーンファクトリー』は、どの作品もそれぞれ新しい舞台と新しい物語。今作でシリーズをはじめてプレイするひとにもおすすめです」

 それって……まさに俺のことだぁぁあああああ!!!! やるやる!!! いますぐ買ってきてリグバースに住民票を移しますぅぅぅおおおお!!!

 てなわけで、ルンファク初体験オヤジ、その本気度を見せつけるために、『ルーンファクトリー5』は↓こちらのNintendo Switchでプレイすることに決めた。

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

 俺のセカンドマシン、Nintendo Switch Liteである。

 なんでこっちでプレイすることが本気につながるのかと言うと、1号機のノーマルNintendo Switchのほうは『あつ森』と『モンスターハンターライズ』が24時間稼働という発電所のような働きをしているので、ぶっちゃけ、他のゲームを割り込ませる隙間が1ミリもないのだ。

 そこでセカンドマシンは、

 「こっちはもう、ルンファク専用!!」

 ってことにして、電源を入れればすぐにリグバースの街に入っていけるようにしたというわけだwww

 そうと決まればさっそく、『ルーンファクトリー5』を始めてみましょうか!!

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

 主人公は男性、女性の好きなほうを選べるが、名前は“角満”にしないといけないという地獄の縛りがあるので(独自ルールだけどなw)、

 「それで女性ではあまりにも……申し訳ない」

 ということで、ほぼ強制的に男性主人公となりました^^;

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

 ちなみに、本作の世界観は以下のようになっている。

◆プロローグ◆

旅の途中、意識を失い倒れていた主人公は、
助けを求める声で目を覚ます。
そこは見覚えのない森の中。
自分の名前以外のすべてを忘れてしまっていた。

ふたたび聞こえる悲鳴。

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

駆け付けた主人公はモンスターから女の子を助けるが、
近くの町へ送り届けたところで力尽きてしまう。

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

町の名は「リグバース」

町の人に手当てをされた主人公は、
女の子を助けたことを感謝され、
Seedと呼ばれる警察組織の一員にならないかと誘われる。

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

記憶をなくした主人公は、見習い隊員として
リグバースの町で穏やかな生活をはじめる。

大塚角満の『ルーンファクトリー5』プレイ日記/第1回 よし、リグバースに永住しよう

町の平和を守るため、
さまざまな事件を解決していく主人公は
やがて世界を揺るがす、
巨大な事件へと巻き込まれていく--

新たな舞台で新たな冒険
ルーンファクトリー新章はじまる。
出典:『ルーンファクトリー5』公式サイト

 ……ここまで自分で書き写しておきながら、けっこうビビったよね。

 ……世界を揺るがす巨大な事件ってナニ!??w そんなことが、この牧歌的な町で起こっちゃうの!!?

 風雲急を告げながらも、本日からのんびりと『ルーンファクトリー5』のプレイ日記を綴らせていただきます!!

 最後になりましたが、大塚角満です!!!w

 今回も、よろしくお願いいたしますー!

次回(第2回)の日記はこちら

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大塚角満(おおつか かどまん)

元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。