Nintendo Switch用ソフト『スプラトゥーン2』の、ファミリーコンピュータ用ソフト『スーパーマリオブラザーズ』の発売35周年を記念して行われたコラボフェス“どっちになりたい? スーパーキノコで巨大化vsスーパースターで無敵”が、2021年1月18日(月)午前7時00分に幕を閉じた。

 『スプラトゥーン2』のフェスは、ゲーム内でふたつの勢力に分かれて、それぞれのチームでナワバリバトルをするイベント。フェスに合わせてインクの色が特別なものに変わったり、ミステリーゾーンという限定のステージが登場したり、さらには広場“ハイカラスクエア”がゲーム内のアーティスト“テンタクルズ”のライブ会場になるという、まさにフェス仕様のお祭り的なイベントが楽しめるものになっている。

『スプラトゥーン2』特別復活したフェスは今回で終了。合計4回の復活を振り返る
『スプラトゥーン2』特別復活したフェスは今回で終了。合計4回の復活を振り返る
画像は、2020年5月の“どっちがお好き? マヨネーズ vs ケチャップ”フェスのもの。

 『スプラトゥーン2』で初めて行われたフェスは、2017年8月の“どっちがお好き? マヨネーズ vs ケチャップ”。それから2年間のフェスの開催が伝えられ、約2年後となる2019年7月に“ファイナルフェス”と銘打たれた“どちらの世界を望む? 混沌 vs 秩序”が行われ、ファイナルフェスを最後にフェスは開催されない状況にあった。

『スプラトゥーン2』特別復活したフェスは今回で終了。合計4回の復活を振り返る
ファイナルフェスはタイトル画面にも変化が。
『スプラトゥーン2』特別復活したフェスは今回で終了。合計4回の復活を振り返る
ファイナルフェス仕様のフェイスペイントや衣装もあった。

 ちなみに、ファイナルフェスは、最後のミステリーゾーン“DEAR SENPAI(ディアセンパイ)”も含め、テンタクルズファンにとっては非常に思い出深い内容になっていたのだが、それはまた別の話。

 どんなステージだったのかを解説する記事や、「テンタクルズは個人で戦わせたくなかった」と語る野上プロデューサーのインタビューがあるので、そちらをチェックしてほしい(“DEAR SENPAI”は、現在もプライベートマッチで遊べるようになっている)。

 そんな、まさにラストにふさわしいフェスの内容だったため、多くの人(筆者も)が『スプラトゥーン2』でもうフェスは開催されないものだと思っていただろう。しかし、そんなファイナルフェスから約半年。2020年4月に、『スプラトゥーン』公式Twitterが、まさかのフェスの復活を告げる。

 ファイナルフェス終了後に『スプラトゥーン2』を買った人が多くいたこともあり、フェスの復活は多くの人から驚きとともに喜びの声で迎え入れられた。

 しかも、フェスの復活は1回に留まらず、過去に行われたテーマなどを題材にしたリバイバルフェスとして、2020年5月に“どっちがお好き? マヨネーズ vs ケチャップ”、8月に“どっちが先? ニワトリ vs タマゴ”、10月にハロウィンフェス“Splatoween”(“どっちを選ぶ? トリック vs トリート”)の3回が開催。さらに、2021年1月に新しいテーマとなる『スーパーマリオブラザーズ』発売35周年コラボフェスが行われたというわけだ(それぞれの勝敗は下記を参照)。

 復活したフェスの回数については、“どっちが先? ニワトリ vs タマゴ”の時点で、“今年度(2021年3月まで)中にあと3回”と明言されており、その3回目が『スーパーマリオブラザーズ』発売35周年コラボフェスにあたる。

 『スプラトゥーン2』でもうフェスは遊べないと思っていた時期から、まさかの復活を遂げ、しかも合計4回といううれしい誤算までついてきた、今回の復活劇。発売から3年近く経ってこんな新規の展開があるゲームも珍しいが、またいつかフェスを楽しめる日が来るのを期待して、ナワバリバトルやガチマッチ、サーモンランなどをプレイしたい。

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