ソフトウェアメーカーでありインディーパブリッシャーでもあるPanicが2019年に発表した、携帯ゲーム機“Playdate”(プレイデート)。日本でも体験会が行われたり、インディー系のゲーム開発者に開発機が配られるなどの展開が行われてきた本機の続報が発表された。

 まずフィードバックを踏まえて本機のハードウェア仕様が確定し、日本の技適マークを始めとした各国の認証も完了。また本体価格に含まれる“シーズン1”の定期配布ゲームについても、収録タイトルが確定したとのこと。シーズン1タイトルについては、近日動画でその内容が紹介されるようだ。

 なお、Playdateは通常のバージョンを開発機として使用でき、Windows/Mac/Linuxで開発したプログラムを実行可能。公式ラインアップに含まれないサードパーティ製アプリについてもPlaydateのストアを通さず直接インストール可能だという。

 こうした進捗を踏まえ、来月から初期ロット2万台の生産が開始され、2021年初頭に予約受付を開始予定。初期ロットがはけた後は注文に応じて生産台数を調整していき“売り切れ”がないよう目指すとのこと。

 公式サイトでは日本語記事も公開されているほか、発売前のアンケートも実施中。「日本での展開にも影響します」とのことなので、気になっている人は回答しておくといいのではないだろうか。

 Playdateは、2色モノクロの2.7インチLCDスクリーンという絞ったグラフィックでありながら、十字キー+ABボタン以外にぐるぐる回せるクランクがついているという尖った設計のゲーム機。予定価格は米ドル基準で149ドルとなっている。本誌では動画付きのプレイリポートなども掲載しているので、未見の人はチェックしてみて欲しい。