エレクトロニック・アーツが2020年10月に発売予定のサッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 21』。海外媒体向けに行われた開発チームからのプレゼンから、アルティメットチーム(FUT)モードに関する情報が解禁となったのでご紹介しよう。

友達と協力プレイができるFUT Co-Op

 FUTモードは、さまざまな選手カードを集めてドリームチームを構築して戦っていくというゲームモード。AI相手に戦う“スカッドバトル”や、オンライン対戦のランクマッチを戦っていく“ディビジョンライバルズ”などの試合モードがあるが、本作では“FUT Co-op”としてオンライン協力プレイが可能になる。

 FUT Co-opは最大2対2の対戦が可能で、スカッドバトルにもディビジョンライバルズにも対応。FUTのメニューにフレンドの招待機能なども組み込まれている。

 プレイ報酬などはホストだけでなく双方がもらえるという仕組みになっているほか、「スカッドバトルを5試合Co-opでプレイしろ」といったCo-op専用の目標も用意されており、達成すると経験値が入る。

 ちなみにFIFAトレーナー機能(パスの方向や目標距離などが見えるサポート機能)をオンにすると、相方のプレイヤーの入力方向などが見えてより連動したプレイが可能になるのでオススメだとか。

現実のチーム・選手をテーマにしたチャレンジイベントも

 新機能のひとつ“FUT Events”は、プレイヤーコミュニティがお題にチャレンジしていくゲーム内イベントだ。

 現実のチームや選手をテーマにしたものもあり、「候補の中からサポートするプレミアリーグのチームを指定し、プレイを通じてポイントを稼いで貢献して、勝利チームになると報酬ゲット」というものや、同じように「アトレティコ・マドリードのジョアン・フェリックスかボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドを選び、指定されたお題をクリアーしてポイントを得る」といったものも。

 そのほか、フレンドリーマッチのオプションとして「シルバーの選手のみでプレイしろ」など指定されたルールや縛りでフレンドリーマッチをプレイする“Live FUT Frendlies”と呼ばれる試合モードがあり、これに紐付いたチャレンジ報酬なども存在するという。

高度にカスタマイズが可能なFUTスタジアム

 そして、内装などをカスタマイズ可能な“FUTスタジアム”が本拠地として選べるようになる。

 FUTスタジアムは内装のカラーリングや構造、装飾などをカスタマイズしていくことができ、入場演出やサポーターのコレオなどもカスタマイズ対象となっている。

 ちなみに現実のスタジアムなど既存の会場が選べなくなるわけではなく、カスタマイズの幅を広げたかったものの現実のスタジアムは権利的に弄れる限界があるという事情で新規に開発されたようだ。

レジェンド選手の追加や、現実の試合での活躍により連動したカードも

 過去の伝説的選手などが登場する“アイコン”シリーズの選手カードには、100選手近くが登場。ペレ、プスカシュ、クライフ、カントナ、ジダン、ロナウドなどのレジェンドに加えて、本作ではシャビ、エトー、ラーム、シュバインシュタイガー、フェルナンド・トーレスなどの2000年代の引退選手も登場予定だ。

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 また現実の試合での活躍をフィーチャーした“選手の一幕”(モーメント)カードでは、これまでと異なり活躍した試合でのプレイ内容がより具体的なステータスとして表現されるようになる。例えばヘディングを決めたらヘディングの値が、FKを決めたとなればFKの正確性がブーストされるといった塩梅。

 これにより、“ライプツィヒのウパメカノ選手がボレーを決めたのに選手の一幕カードのボレーの値は低いまま”といったことがなくなる。

既存モードの改善や仕様変更も

 また既存モードの改善やフィードバックに基づく調整も行われ、例えばディビジョンライバルズで最初にプレイするランクを決めるための割り振りがスカッドバトルのAI戦の結果をベースに行われるようになった。これはオンライン対戦に慣れてない新規プレイヤーがいきなり判定マッチに挑むのではなく、まずはAI戦から段階的にプレイできるようにするため。

 そしてディビジョンライバルズのウィークリーランキングは、スカッドバトルのように最大40試合までで判定されるようになる。これまでは試合数制限がなかったのでとにかく試合をこなしてポイントを上げるという手を使えたが、『FIFA 21』では40試合以上はスキルポイントやFUTチャンピオンズポイントのみの獲得になり、ランクには反映されなくなるとのこと。