2019年8月3日~4日、岐阜県岐阜市にて、ゲームを中心としたエンターテインメントイベント“全国エンタメまつり”(以下、“ぜんため”)の第3回が開催された。

 “ぜんため”とは、宇宙ソラと大地プロジェクト実行委員会(岐阜新聞社・日本一ソフトウェア)、ヒラタ産業によって構成された全国エンタメまつり実行委員会が主催する大型イベント。2017年より毎年開催しており、今回で3回目を迎える。

会場ではぜんための新聞風チラシも配布された

 今年も柳ヶ瀬商店街をメイン会場とし、各出展メーカーによる試遊イベントやトークショー、物販、さらにVR・インディータイトルの出展など、さまざまな催し物が実施。

 さらに、今回は“eスポーツ”をフィーチャーした専用ステージやブースも用意されていた。

 本記事では、開催1日目の柳ヶ瀬商店街とその周辺の模様をリポート。ステージリポートについては別途記事を参照してほしい。

ゲームストリート

 柳ヶ瀬商店街の柳ヶ瀬本通にあるゲームストリートは、本イベントのメインとも言えるエリア。各出展メーカーのブースが立ち並んでおり、ゲームの試遊やグッズの物販などが行われている。

ゲームストリート入口

ブロッコリー

 柳ヶ瀬本通の入り口では、ブロッコリーブースがお出迎え。『うたの☆プリンスさまっ♪』のオフィシャルショップ“SHINING STORE 特別出張版 in 岐阜”が出展されており、グッズを求めるファンたちが朝早くから長蛇の列をなしていた。

上記の入り口までズラリと物販列が形成されており、『うたプリ』人気の高さがうかがえた。

Rejet

 乙女ゲームメーカーであるRejetのブースでは、『TOKYO ヤマノテ BOYS』や『Dance with Devils』のキャラクター原案のイラストを手掛けた、前田浩孝氏によるイラスト入り色紙へのサイン会が開催。

 また、『TOKYO ヤマノテ BOYS』のキャラクターのパネルが用意されており、撮影を楽しむファンの姿も見受けられた。

前田浩孝氏

アークシステムワークス

 毎回物販で人気を博しているアークシステムワークスブースは、グッズ販売のほかにガラポンによるプレゼント抽選会などを実施。

 また、今回は全体的に『くにおくん』シリーズを押し出したブースとなっており、記念撮影ができるパネルの設置や、『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』、『ダウンタウン乱闘行進曲マッハ』の国内初試遊展示が行われた。

『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の試遊については下記記事を参照。

くにおのパネル(殴られモデルは同行していた編集・河合ログ)
記念撮影をするコスプレイヤーさんたちも。
ガラポンで豪華景品がゲットできた。
こちらは物販コーナーの様子。

グランゼーラ

 グランゼーラブースでは物販や、2019年9月26日に発売予定の『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories- for Nintendo Switch』のプロモーションが行われていたほか、『R-TYPE FINAL2』のモデルビューアーが初公開(詳細は下記記事参照)。

 さらに、“グランゼーラ検定”という、グランゼーラにまつわる難問ばかりのクイズに正解すると、ディレクター・九条一馬氏のサイン入りプレイステーション4版『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』が各日先着5名ずつにプレゼントされた。

用紙をもらうと挑戦できるグランゼーラ検定
上級編は難問ばかりだが、スマートフォンなどでの検索もオーケーだった。

TSUKUMO

 自作系のパソコン&パーツ店として知られるTSUKUMOブースでは、最新ゲーミングPCやカスタマイズPCなどが展示されており『デッド オア アライブ6』などの試遊を通して、実際にPCの性能を確かめることができた。

 Twitterキャンペーンとして、TSUKUMOのマスコットである“つくもたん”と、VTuberの“織田信姫”さんの缶バッジがもらえるという企画も!

シルバースタージャパン

 囲碁や将棋ソフトで知られる岐阜県岐阜市のメーカー・シルバースタージャパン。

 ブースでは『リアルタイムバトル将棋』と『みんなのどうぶつしょうぎ』の試遊が行われており、老若男女問わずユニークな将棋を楽しんでいた様子。

 なお、2日目のeスポーツステージでは、“シルバースタージャパン公式リアルタイムバトル将棋大会”も開催されていた。

大会の景品は岐阜らしく飛騨牛!

Yostar

 今回初参加となるYostarは、看板タイトルである『アズールレーン』を引っ提げて“ぜんため”に出展。

 ゲームの試遊のほか、射的や声の大きさを競う“大声チャレンジ”など、ユニークな催しを実施していた。

 結果に応じて『アズールレーン』仕様のラムネ飲料やうまい棒がプレゼントされることもあり、ブースには多くのファンが集結!

ブースにはつねに長蛇の列ができていた。
大声によって景品が手に入るチャレンジ企画。おかげで商店街の中に「高雄--ッ!」と愛を叫ぶ声や「暑いーッ!」という雄たけびが定期的にこだましていた(笑)。
射的の結果によってもプレゼントがもらえた。
『アズールレーン』仕様のラムネ。
こちらは特別パッケージのうまい棒。

POLA

 化粧品メーカーのPOLAがまさかの“ぜんため”参戦。実際にブースでの化粧品販売のほか、ゼリーの配布などを行っていた。

 ちなみにPOLAの出展理由を聞いたところ、ステージに出演する声優陣のメイクをPOLAが担当しており、そのメイクを無料で行う代わりにブースを無料で出展する、という交換条件で今回の参加が実現したのだとか。

本部

 柳ヶ瀬本通の中央にある、ゲームストリート本部。注目すべきは、ゲームストリートの出展タイトルを試遊したり、グッズを購入するともらえるスタンプを集めるスタンプラリー。

 すべてのスタンプを集めると、豪華景品が当たる抽選会に参加できた。

 また、“ぜんため”グッズや、ほかのゲームメーカーからの委託されたグッズ、『うたの☆プリンスさまっ♪』のスタンプラリー用紙なども販売されていた。

ガラポン景品はNintendo Switchなど豪華なものばかり。
ぜんため入浴剤。
ゲームストリートスタンプラリーカード。
『うたプリ』スタンプラリーカード。達成すればクリアファイルがゲットできた。
スタンプはいたるところに設置されており、多くのファンが挑戦していた。
さまざまなメーカーの委託物販。
ユービーアイソフトの『レインボーシックス シージ』のグッズなどが売られていた。

任天堂

 昨年に引き続き、任天堂ブースはインディーゲームの魅力をアピール。Nintendo Switchで配信されているさまざまなインディーゲームを遊ぶことができた。

ぜんためサマーライブ物販コーナー

 ぜんためサマーライブステージ用の物販コーナーでは、エイベックスがプロデュースするVTuberユニット“まりなす(仮)”のグッズなど、ステージにも出演したアーティストのグッズが販売されていた。

SNK

 SNKブースは『SNKヒロインズ』や『ザ・キング・オブ・ファイターズXIV』、『SAMURAI SPIRITS(サムライスピリッツ)』の試遊展示を実施。

 なかでも、『SAMURAI SPIRITS(サムライスピリッツ)』は稼動予定のアーケード版が遊べただけでなく、配信開始前だった追加キャラクター・リムルルで遊ぶこともできた。

プレイするとステッカーなどのさまざまなグッズが貰えた。

ハムスター×HORI×G-MODE

 ハムスター×HORI×G-MODEと、3社合同でのブース。『アーケードアーカイブス』シリーズや、『アケアカNEOGEO』シリーズ、日本初となる『バーガータイムパーティー』の試遊ができた。

 また、例年通り“アーケードアーカイバー in 岐阜 全国エンタメまつり”をニコニコ生放送にてブースから配信していた。

アーケードアーカイバーにて配信中の、ハムスター代表取締役社長・濱田倫氏と、タイトーのサウンドチームZUNTATAのリーダー・石川勝久氏。

タイトー

 TシャツやCDなどの物販を行うタイトーブースでは、ZUNTATAの新作CD『ニンジャウォーリアーズ トリニティアルバム』などを販売。

 さらに、発売されたばかりの『ザ・ニンジャウォーリアーズ ワンスアゲイン』の試遊も可能だった。

いつも売り切れ続出のタイトブースはこの日もファンだらけ。
物販だけでなく、ZUNTATAサイン会なども行われた。
『ザ・ニンジャウォーリアーズ ワンスアゲイン』の試遊。去年は初の試遊版をここで出展していたのだ。

アマゾン

 初出展となるamazonブースでは、7つのゲームをプレイしてミッションをこなす催しを実施。

 達成すれば抽選会に参加でき、見事引き当てれば“Echo Dot”(いわゆるアレクサ)といった豪華なamazonの商品をゲットできた。

フリースタイル

 フリースタイルブースでは昨年に引き続き、2019年8月1日に発売を迎えたNintendo Switch用ソフト『オバケイドロ!』を出展。

 前回も大きな人だかりができるほど盛況だったが、今年もやはり大人気。大人から子どもまで、『オバケイドロ!』をワイワイと楽しんでいた。

ハピネット

 ハピネットブースではカプセルトイの販売を始め、『インベーダー』や『ギャラガ』などが楽しめるミニレトロゲーム筐体『レトロアーケード』、『TINY ARCADE』の試遊を実施。

 また、2019年8月1日にNintendo Switchにて発売された『クリスタル クライシス』や、2019年10月24日に発売予定の『Dusk Diver 酉閃町 -ダスクダイバー ユウセンチョウ-』の試遊、Fangamer Japanによる『UNDERTALE』グッズの販売も行われていた。

ブシロード

 ブシロードブースでは『カードファイト!! ヴァンガード』などのトレーディングカードゲームの体験会が実施。

 ブースのスタッフにコーチングしてもらいながら、カードゲームのおもしろさを知ることができるようになっていた。

セガゲームス

 ふたつのブースで出展していたセガゲームスブースでは、『東京2020オリンピック The Official Video Game』、『ぷよぷよeスポーツ』、『チームソニックレーシング』、『クラッシュ・バンディクーレーシング ブッとびニトロ!』を試遊展示。

 併せて、ファンにはたまらないセガグッズの物販コーナーも設けられていた。

“セガフェス2019”などでしか買えなかったグッズも!

ウィザードソフト

 ウィザードソフトブースは、中二病をテーマにした乙女向けドラマCD『恋するチューニ君~となりのカレはチューニ病~』を販売。

 その場で購入すると、オリジナルステッカーがプレゼントされた。

 『ゆるドラシル』や『魔界ウォーズ』で知られるクローバーラボブースでは、『ゆるドラシル』の新作グッズの販売や、発表されたばかりの最新タイトル『ロストアーカイブ』の体験会が行われていた。

 プレゼント抽選会も開催されており、『ロストアーカイブ』に出演する声優・大西沙織さん直筆サイン色紙といった豪華な賞品も!

日本一ソフトウェア

 例年『魔界戦記ディスガイア』シリーズのグッズなどを販売する日本一ソフトウェアブース。今回はさらにアプリ版『夜廻』の試遊や、『ボク姫PROJECT』に関するPVの公開などが行われていた。

コラボフードも魅力!

 柳ヶ瀬商店街周辺の店舗では、“ぜんため”とコラボした2日間限定メニューが提供されていた。休憩がてら限定メニューに舌鼓を打ち、お祭り感を楽しむのも“ぜんため”の醍醐味なのだ。

洋食&バー“パノニカ”にて提供されていた、ぜんためスペシャルかき氷。スイカやメロンなどのフルーツと、ぜんためカラーのアイスが乗った豪華な一品。これで500円なのがスゴイ。
同じくパノニカの、のぶピョンかき氷。スイカと団子に加えて、黒ごまアイスとマンゴー味の濃厚なかき氷。
“はぴやな”では路上で特製ドリンクを販売。
ぜんためコラボドリンクはバタフライピーという青い紅茶と、岐阜の桃シロップを使った、ユニークな2色のドリンク。
ぜんためのカラーがイメージされているうえ、バタフライピーには目の疲労を回復する効果があるとのことで、ゲームファンへの労りが感じられるドリンクだ。
“いしぐれ珈琲”では、ぜんためコラボのコーヒー牛乳を提供。好きなのぶピョンカップで飲むことができた。
この日は猛暑だったため、冷たいコーヒー牛乳がいつも以上に美味しく感じられた。
こちらはおなじみ、4つのあんこの味が味わえる、ぜんため4色団子。ヒンヤリと冷たくて非常に美味。

痛車ブース

 ゲームストリートの奥を進んでいくと、痛車が並ぶブースへ。登録すれば、自由に自分の痛車を展示できるスペースで、記念に写真撮影を楽しむ人も多かった。

eスポーツステージ

 高島屋の前にある特設ステージでは、今年の目玉のひとつであるeスポーツ専用のステージが設けられ、両日ともにさまざまなバトルを実施された。1日目は『ぷよぷよeスポーツ』をメインに、プロゲーマーたちがガチンコ対戦をくり広げた。

まだまだあるぞ! ゲームのブース

 ゲームストリートだけでなく、商店街及びその周辺にはいろいろなブースが出展されている。

 ソニー・インタラクティブ・エンターテインメントやインティ・クリエイツなどのブースは映画館“岐阜柳ヶ瀬 CINEX”の地下に大集合。

 また、今回はインディーゲームのブースが3つに分かれており、さまざまな場所でたくさんのインディーゲームを体験できたのも特徴だ。

ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント

 ソニー・インタラクティブ・エンターテインメントのブースでは『グランツーリスモSPORT』の試遊&タイムアタック企画や、プレステーションVRのコンテンツを楽しむことができた。

 今回試遊展示されていたのは発売から間もない『みんなのGOLF VR』と2019年内発売予定の『スペースチャンネル5VR あらかた ダンシングショー』。

 最新の2タイトルをプレイできるとあって、参加者もワクワクした様子で列に並んでいた。

インディー通り1丁目 Special

 シティコネクション、インティ・クリエイツ、メビウスの3企業が集合したブース。

 シティコネクションからは、2019年発売予定の新作タイトルである『彩京 SHOOTING LIBRARY Vol.1』『Vol.2』と、『忍者じゃじゃ丸 コレクション』(ゲーム内に収録される新作『じゃじゃ丸の妖怪大決戦』)の世界初の試遊台が登場。

 インティ・クリエイツは、2019年9月26日に発売予定の『ガンヴォルト』シリーズ最新作『白き鋼鉄のX(イクス) THE OUT OF GUNVOLT』の試遊台を出展。

 メビウスは2019年8月22日に発売予定の『ゲーセンラブ。~プラス ペンゴ!~』や、『ワールドネバーランド エルネア王国の日々』の試遊台と、物販コーナーを展開。

 “ワールドネバーランド エルネア王国出張所”と称した、イベント参加者が自由に意見を書き込めるノートなども設けられていた。

インディー通り1丁目

 さらに地下では、インディーゲームがズラリと並ぶインディーゲームブースも登場。インディーらしいユニークなゲームを体験できるということもあり、大勢のプレイヤーで溢れかえっていた。

去年も取材させていただいた、獺祭の工場を見学できるVR出展。獺祭も買えるし、飲める。すばらしい。
皆さんほろ酔い気分でVRの世界へ。
元KONAMIの古川もとあき氏のブースでは、CDやゲームの販売&試遊が行われており、古くからのゲームファンがこぞって訪れていた。
独創的な世界観が特徴の『触手を売る店』の試遊ができるAchamothブース。小物やロック系の同人誌などの販売もしていた(あっ、獺祭飲んでる!!)。
レトロ風カンフーアクション『焔龍聖拳シャオメイ』の試遊。音楽は『源平討魔伝』などに関わった中潟憲雄氏によるもの。

インディー通り2丁目

 じゅうろくてつめいギャラリーにて展開されたインディー通り2丁目は、VRインディーゲームが楽しめるブース。

VRだけでなく、VTuberアイドルユニット“えのぐ”とのバーチャル握手会も開催。

インディー通り3丁目

 3丁目は西柳ヶ瀬アーケード商店街の屋外で展開。こちらでも数々のインディーゲームが試遊展示されていた。

記者の目

 昨年の開催に引き続き、大きな賑わいを見せていた“ぜんため”。

 これまではちょっとお堅いゲームイベントという空気もややあったが、出展企業も来場者たちも“ぜんため”自体に慣れてきたのか、みんなが思い思いの“エンタメ”を楽しむ、まさにお祭りらしいアットホームな雰囲気を感じられるようになったように思う。

イベントには直接関係のない露店もちらほら。お祭りらしい食べ物があちらこちらで売られているのもポイント。
商店街の前をぐるぐると走る織田信長が描かれた岐阜バス。超カッコいい。

 また、昨年は物販がメインというブースも多かったほか、発売済みタイトルの試遊が多かった印象がある。

 しかし、今回は国内初、または世界初の試遊台が数多く出展されていたことに驚いた。話を聞くと、そのほとんどが急きょ決まったため、あまり告知ができなかったのだとか。

ライブドローイングをするアーティストの姿も。
商店街の脇に目をやると、そこにはノスタルジックな情緒を感じさせる袋小路が。

 前回もいくつか初の試遊台が出展されていたこともあったが、そうした驚きこそが“ぜんため”の魅力なのだと筆者は改めて感じた。

 何が出てくるのかはわからないが、行ってみれば必ずワクワクさせてくれる何かが待っている。それが“ぜんため”というイベントの色であり、おもしろさなのだと思う。