かねてから伝えられていたとおり、Xbox LiveがiOSとAndroidをサポートすることがマイクロソフトより明らかに。GDC 2019会期3日目となる2019年3月20(現地時間)の講演“Xbox Live: Growing & Engaging Your Gaming Community Across Platforms”では、開発者に向けて、その概要が紹介された。
登壇したビル・シェフェルバイン氏によると、「Xbox Liveの目標はゲーマーのために最高のコミュニティーを作ること。それを実現するためにiOSとAndroid向けにもXbox Liveの各種機能を使えるようにした」とのことだ。セッションでは、Xbox Liveを取り巻くさまざまなデータが開示され、Xbox Liveの魅力が改めてアピールされた。
Xbox Liveの機能は、Unityであればプラグインで対応できるとのこと(もちろんUnityでなくても、SDKなどで対応可能)。会場では、フリーゲーム『Unicorn Toss Tournament』を例に、Xbox Live対応化のプロセスが紹介された。なお、実績の搭載は、作り手の任意の判断になるようだ。この機能は、もちろんID@Xboxでもサポートされる。
さて、同講演のQ&Aでは興味深いやり取りがあった。かねてからXbox LiveがNintendo Switchに対応するのではないかと噂されていたが、そのことを率直に尋ねる質問に対してビル・シェフェルバイン氏が、「先日発表されたNintendo Switch版『Cuphead(カップヘッド)』にはXbox Liveが実装されています」と驚きの発言をしたのだ。ただし、Nintendo Switch版のSDKを近日中に公開する予定はなく、各社と調整しながら少しずつ出していきたいとのこと。
即座に実装、というわけにはいかないようだが、Xbox LiveのNintendo Switchへの対応に向けて、着実に歩み始めているようだ。