2018年9月20日~23日の期間(20、21日はビジネスデイ)、千葉県・幕張メッセにて行われている東京ゲームショウ2018。カプコンブースでは、2019年3月8日発売予定のプレイステーション4、Xbox One、PC用ソフト『デビル メイ クライ 5』のステージにて、ダンテ編のプレイが披露された。本誌編集者もプレイする機会を得たので、さっそくプレイした感想をプレイ動画とともにお届けしよう。
ネロとはひと味違うアクションに脱帽! バイクでの攻撃が豪快すぎる
週刊ファミ通で『DMC5』の記事を担当しているででおです。ネロ編はgamescom 2018で試遊したが(ネロ編のプレイリポートはこちら)、ダンテのアクションはネロとは大きく異なるということで、操作方法を確認しつつ試遊スタート。
なお、本作には、ひとつのボタンをポチポチ押すだけでスタイリッシュな攻撃を自動でくり出す“オートマチックアシスト”と呼ばれる機能があり、今回の動画撮影ではこちらをONにしてプレイしたため、記者の拙いプレイでもそれなりの動きをしているように見えると思う。もちろんオートの状態でも、任意の技はマニュアル時と同様、自由にくり出せる。オートマチックアシストは補助輪のようなものであり、あくまで操作に慣れるまでのつなぎ、またはコンボの研究に利用するのがコアゲーマーとしての正しい使いかただと思います。
というわけでさっそく敵が出現したので攻撃してみるが、基本の攻撃は剣と銃なので、とっつきにくさは感じない。つぎつぎと出現する敵を剣でかち上げ、銃でコンボをつなぐ……といった流れの戦いは、いかにも『DMC』らしい心地よさがある。また、これらのほかに“バルログ”と呼ばれる武器もある。こちらは腕と脚に装備し、パンチやキックなどの格闘をくり出せるというもの。剣や銃での攻撃を織り交ぜることで、コンボに無限のバリエーションが生まれそうだ。
このままSSランクを目指したい気にもなったが、やはり本作のダンテを扱うなら、バイクのような武器“キャバリエーレ”も試してみたいところ。キャバリエーレを使ったアクションは、バイクとして乗った状態で敵を轢くほか、ふたつに分割して振り回すこともできる。チェーンソーを二刀流で持っているような感じのアクションはかなり爽快! ド派手な攻撃ながら、キャバリエーレの重量感がしっかり感じられるところに、モーションの作り込みに懸ける情熱が感じられました。
ダンテのアクションがとにかく豊富すぎて、駆け足での説明になってしまいましたが、まだまだあります。敵と戦っているうちに、体力ゲージのすぐ下にあるDT(デビルトリガー)ゲージが溜まっていくのですが、このDTゲージを解放することで魔人の姿に変身できます。魔人の姿のダンテは攻撃力がアップし、さらに体力ゲージが徐々に回復していくので、使いどころに悩みますね。とくに本作は、体力回復のアイテムが存在しない(ところどころに配置されている緑色のオーブを手に入れるしかない)ので、貴重な体力回復手段と言えます。ピンチのとき用にDTゲージを温存しておくか、強敵との戦いで一気に解放するかは、プレイする人のスタイルで変わりそう。ただ、今回プレイした感じでは、DTゲージはわりとすぐに溜まる印象(ボス戦で何回も魔人の姿になれるくらいの頻度)なので、ある程度惜しまず使っても問題ないと思います。
本作にはバトルやストーリーはもちろん、先へ進むためのギミックを探したり、武器を強化するといった、さまざまな楽しみが用意されている。強化に必要となるレッドオーブはステージの随所に配置されていて、強化はステージ開始前またはステージ中の決まった場所で行えました。強化できる項目は剣、銃、バルログ、キャバリエーレなど武器ごとに分けられていて、レッドオーブと引き換えに技を追加したり、体力ゲージなどを増やしたりと、プレイスタイルに合わせた強化が行えます。要はレッドオーブが通貨みたいなものですね。ただ、レッドオーブの使い道はこれだけではないんです。
コンティニューして先へ進むか、やり直して己を磨くか?
ボスとのバトル時、ボスの体力ゲージを残り1センチくらいまで削ったところで、うっかり大技を食らいすぎてダンテの体力が0に。「あー、もうちょっとで倒せたのに!」と肩を落としていた記者の目に映ったのは、オーブを消費して復活するかという選択肢。そう、本作はその場でもコンティニューが可能なんです! でも、もちろんタダというわけではなく、先述の強化で使うレッドオーブが必要になる仕組み。ここでまた、コンティニューして強引にストーリーを進めるか、ステージの最初に戻って温存したオーブを成長につぎ込むか……という選択を迫られるわけです。難関にぶち当たったときは、やり込んで腕を上げつつ、コンティニューのためのレッドオーブを貯めると言ったパターンのほか、レッドオーブを購入することも出来るとのこと。少しでも早く進みたい人はこちらを選んでもいいかも?(ちなみに気になるお値段は“アーケードゲームのコンティニュー感覚くらい”らしい)
なお、このときは試遊なので、問答無用でレッドオーブでコンティニューしたのですが、製品版ではおそらくオーブを温存するんだろうな……と思ったり。ちなみに、レッドオーブでコンティニューする場合もいくつか段階があり、少量のレッドオーブで復活も可能です(ただし復活時の体力も少なめ)。あと少しでボスを倒せるという場合は、こちらを利用するのも手ですね。もちろん、Sランククリアを目指すならノーコンティニュー前提ですが。気軽に楽しみたい方には優しく、やり込み勢には手応え十分のシステムと言えますね。
とにかくスタイリッシュなアクション、成長要素も楽しめて、ライトゲーマーからヘビーゲーマーまで幅広く楽しめる『デビル メイ クライ 5』。2019年3月の発売まで待てないという方は、ぜひ東京ゲームショウ 2018の会場まで足を運んではいかがだろうか。