『ネルケと伝説の錬金術士たち』をひと足先にプレイ! 街を経営するシミュレーション要素と、『アトリエ』らしいほのぼの要素が共存【TGS2018】

東京ゲームショウ2018に試遊出展される『ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~』を、発売に先駆けてプレイしてわかった、本作のゲームの流れや見どころを紹介。

 2018年9月20日より、いよいよ幕を開ける東京ゲームショウ2018(20~21日はビジネスデイ、22~23日は一般公開日。以下、TGS2018)。同イベントのコーエーテクモゲームスブースでは、ガストブランドが手掛ける『ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~』を試遊できる。

 同作は、『アトリエ』シリーズ20周年記念作品として開発されているタイトルで、対応プラットフォームはプレイステーション4、プレイステーション Vita、Nintendo Switch。2018年12月13日発売予定だ。

 TGS2018に出展される試遊台は、プレイステーション4版が4台、Nintendo Switch版が4台(8台のうち4台は試遊整理券を配布予定)。試遊時間は30分で、たっぷりとプレイを楽しめる。

 今回、TGS開幕に先駆けて本作を遊ぶ機会を得たので、さっそくその手触りをリポートしていこう。なお、筆者がプレイしたのはβ版で、TGS2018に出展されるのは、イベント用に調整された試遊版。β版とTGS2018試遊版は別モノだが、ゲーム冒頭のあらすじ等に違いはないので、TGS2018の予習だと思ってお読みいただけると幸いだ。

お金と人材を駆使して、辺境の地を開拓。目指せ大都市!

 まずは改めて、『ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~』の概要を紹介しよう。本作は、貴族の令嬢ネルケが、辺境の地ヴェストバルトの発展を目指す“街づくり×RPG”。ヴェストバルトはかなり小さな村だが、ネルケが開拓を進めることによって、徐々に拡大。街にやってくる人が増えていく。

 街づくりに邁進するネルケに協力してくれるのは、『アトリエ』シリーズタイトルに登場するキャラクターたち。作品の垣根を越えて、歴代キャラクターたちが夢の共演を果たすのだ。

 TGS2018試遊版では、ネルケがヴェストバルトに赴任してから、街づくりの基礎を学び、錬金術士のマリー(『マリーのアトリエ』主人公)と、彼女の旅の連れエリー(『エリーのアトリエ』主人公)に出会うところまでをプレイできるという。

 ……なお、先ほど“試遊時間は30分で、たっぷりとプレイを楽しめる”とは言ったが、ボイスをじっくり聴きながらプレイした場合、ゲーム開始から30分ではエリーに出会うところまでたどり着けない。ボイスは製品版のお楽しみに取っておいて、まずはゲームの進行を優先することをオススメする。

 さて、ネルケの目的はふたつある。ひとつは、“ヴェストバルトを発展させること”。もうひとつは、“ヴェストバルト付近にあるという、賢者の遺物を見つけること”。今回の試遊では、前者――ヴェストバルトを発展させるための、基本的な流れを体験できる。

 この流れを、図で表してみた。拙い字で申し訳ないが、大まかなステップは下図の通りだ。

ほんと、ヘタな図ですみません。でも言いたいことは伝わる! と思う!!

・材料を採取、もしくは栽培してもらう
・材料を使って、錬金術士にアイテムを調合してもらう
・アイテムをお店で販売してもらい、資金を得る

 これをくり返すことで資金を貯め、それを元手にヴェストバルトを開拓していくのだ。

 プレイすると感じ取ってもらえると思うが、このゲーム、とにかくお金と人材が大事! 材料を栽培するための畑や、錬金術士のアトリエ、品物を販売するためのショップを建てるにはお金がいる。また、建てただけでは当然機能しないので、人員を割り振る必要がある。

ネルケはこの街の担当管理官、いわば経営者である。みずから栽培や調合を行うわけではない。協力者たちに仕事を割り振り、経済を回すことが彼女の役目なのだ。

材料を調達して……

アイテムを調合して……

食品店などで売ってもらう。これで資金ゲット。

 試遊できる範囲では、ヴェストバルトの人口は少なく、ショップで得られる資金もわずかだが、「もっと街が発展すれば、あちこちで小麦を栽培できるし、そうすればアトリエを建てて調合しまくって、売りまくれば億万長者になれる……」と妄想は膨らむ。街づくりや経営を楽しむようなシミュレーションゲームが好きな人には、たまらないのではないだろうか。

 といっても、誤解しないでほしいが、本作は、シビアな難度のゲームではない。ネルケの父(上司とも言える)から定期的に課題が提示されるが、それを達成するのは難しくはない、と広報さん談。

 綿密に計画を立てるのももちろんいいが、もっとユルく楽しんだっていい。だって、本作は『アトリエ』20周年記念のお祭りゲーなのだから。たとえば、ロジーさんに小麦を栽培させて、エスカにその小麦を使ったお菓子を作ってもらい、そのお菓子をシャルロッテに元気いっぱいに売ってもらう……というように、好きなキャラクターたちを仕事で連携させて、いわば“ごっこ遊び”を楽しむ、それもアリだと思う。

休日は、住民を訪問したり、外を調査したり

 先ほど紹介した、建物の配置や、住民への仕事依頼は、ネルケが“平日”に行うお仕事。平日のターンが終わると、“休日”がやってくる。

 休日には、住民のもとを訪れて友好度を高められるほか、仲間といっしょに外の調査に行くことができる。また、TGS試遊版では体験できないが、錬金術士に研究を依頼することも可能。この研究が、ネルケのもうひとつの目的、“ヴェストバルト付近にあるという、賢者の遺物を見つけること”に関わってくるらしいが?

調査で新たな材料を発見すると、平日にその材料を栽培できるようになる。また、調査を重ねることで、平日に探索を依頼できる場所も増えていくのだ。とにかく、調査は大事!

調査中にはバトルも発生。バトル中に使用できるアイテムの種類は、研究をすることで増えていく。

 訪問や調査時に楽しめる、キャラクターたちのほのぼのとした会話は、『アトリエ』ならではのもの。この温かい雰囲気と、これまでの『アトリエ』にはなかった“街づくり”のシステム、その融合が本作の見どころだと感じた。

タイトルの枠を越えて彼らが交流する様子は、『ネルケと伝説の錬金術士たち』でしか見られない。

 最後に……『アトリエ』ファンの人は、歴代のキャラクターたちが、イラストレーターNOCO氏の手によって、いかにリデザインされたかにも注目してほしい。マリーやエリーの衣装をよく見ると、細かい装飾が増えていたりする。原作の雰囲気を残したまま、最新ハードのグラフィックに映えるものに、というNOCO氏の配慮が垣間見える。

 また、マリーやエリーの登場時には、『只今お仕事中!』や『オルコットを読みながら』といった懐かしい音楽を聴くこともできた。どの曲が収録されているのか、ワクワクしながらプレイするのも一興ではないだろうか。

ローブの袖やスパッツなどに、原作にはなかった装飾が施されている。



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※画面は開発中のものです。